トップ  >  最新採集結果

最新採集結果


  • 2015年 10月27日〜12月4日 パナイ島採集


    【画像1】 アゴ落ちも良くカギ状内歯の出ていない良型のパナイ島産天然102.8mm


  • 2015年10月11日〜16日 マナド・ガイド採集!

    【画像1】 ウロに隠れているマナド産ヒラタ(採り出す前ライブ)

    【画像2左】 高さ3m半くらいのウロから採り出したマナド産82.5mm

    【画像3右】 樹液にきているマナド産ラテラリ(約4m ライブ写真)

    【画像4】 マナド産天然94mm(スタッフがこの木の上のウロから採り出した) ブリードするとアゴが太くなる


  • 2015年7月29日〜8月某日 ミンダナオ島、パラワン島、Mt.バナハウ採集

    【画像1】 パラワン島産エレガントゥルス akaishii 28mm 内歯が発達していて湾曲が強く、♀は色が薄い(枝先で採った個体を後付け撮影・T-TOP採集)

    【画像2】 パラワン島産モーニッケ akayamai 実物は他産地より褐色に見える(枝先で採った個体を後付け撮影・T-TOP採集)

    【画像3】 バナハウ産ヒラタ kakkoii 95mm(ライブ撮影・T-TOP採集)

    【画像4】 バナハウ産ラテラリス Nisemonojanai (笑) 51mm(枝先で採った個体を後付け撮影・T-TOP採集)


  • 2015年5月15日 アチェ、北スマトラ採集

    【画像1】 アチェ・ブランケジェレン産天然98.8mm 天然アチェ過去最大(T-TOP採集)

    【画像2、3】 ブランケジェレン産天然51.5mm アチェ産天然♀最大(T-TOP採集) 思わずノギスをあててしまった!(笑)

    【画像4】 アチェ産アスタコイデス73mm 標高1760mのためアゴが伸びきっている。

    【画像5】 アチェ産エラフス♀ 新月を挟んで5日ライトトラップしたが、2♀しか飛んで来なかった。(泣)

    【画像6】 アチェの標高1760mで飛んで来た56mm


  • 2015年2月末〜3月某日 ナカゴメイ探し!

     

     

    【画像1】 遂に採集成功!ナカゴメイ44mm中歯(大歯も存在するが想像にお任せします・・笑)

    【画像2】 タケゴン産98.0mm(T-TOP採集)


  • 2014年12月15日〜某日 ミンダナオ島採集!

    【画像1】 天然ミンダナオパリー72.8mm(最近人気) 原生林の木が大きすぎて、採るのが非常に困難!

    【画像2】 天然でアゴの太短い、推定100mmのミンダナオヒラタ(96mmを採集したウロの近くに落ちていて、頭が遥かに大きい)


  • 2014年9月25日〜10月某日 パナイ島ギラファ採集

    【画像1】 パナイ島産天然ギラファのアゴの落ち方は、何度見てもうっとりする。(笑) ギラファ最高峰!パナイ島天然112mm T-TOP採集

    【画像2】 パナイ島産は94mmではまだ完全大歯になってなく湾曲は緩い (パナイ島天然94mm)

    【画像3】 84mmだと内歯は小さくアゴは直線的 (パナイ島天然84mm) 

     


  • 2014年7月28日〜8月11日 パラワン〜ルソン島Mt.バナハウ

    【画像1】 天然パラワン104.7mm(バタラサ産)T-TOP採集

    【画像2】 パラワン島で★★★★★のイソガイノコギリ


  • 2014年6月23日〜7月9日 シベルゥト島〜スマトラ島採集

     

    【画像】 胸角が盛り上がってなく、日本のカブトの小型にちょっと似ているシベルゥト島産ヒメカブト新種

    【画像】 ライトトラップに飛んで来たインコグニトゥス


    シベルゥト島 → スマトラ島

    【画像】 リューエンネブト天然45.7mm T-TOP採集


  • 2014年5月26日〜 パラワン島採集!(パラワンは6月5日まで)

     

    【】 アラガールと同じ木の小枝をカジっていた、テオドシア・ロドリゲス

    【】 アラガール68mm(左後ろフセツ切れ) T-TOP採集(この木とは違う新芽に来ていた個体を後付け撮影)


  • 2014年4月22日 ニアス島〜アチェ・タミアン、北スマトラ

     

    【画像】 ライトトラップで飛んで来た、ニアス島産カナリクラトゥスと不明キクロ♀


    ニアス島 → アチェ、北スマトラ

    【画像】 ココナッツを揺すってたくさん落ちてくるワラストンとゾンメル(北スマトラ)

    【画像】 アゴ先まで太くアゴの張り出しの良い、天然シディカラン産92.8mm(アゴ太を狙うには最高の種親)


  • 2014年3月29日〜4月9日 ミンダナオ島採集

     

    【画像】 93mmで短歯の超鬼太ミンダナオアルケス (短歯であるためアゴが平べったく、中歯になるとアゴが丸くなる) 鬼カッチョブー!(やっぱり譲らず私の標本・・・笑)


  • 2014年2月4日〜27日 ペレン、バンガイ島〜シディカラン、アチェ・マルプング、タミアン

    【画像1】 It’s New! ペレン島産ネブト

    【画像】 他の産地で74mmでは有り得ない超アゴ短極太のバンガイ島産 森林伐採による小型化の証で、恐らくあと数年で幻のヒラタに・・・

    【画像】 アチェ・マルプング産95.8mm(天然ならではのスッキリした個体)


  • 2013年12月2日〜18日 ミンダナオ島〜パナイ島

    【画像1】 樹皮をカジっているミンダナオ島産ラティペニス(ミンダナオ島のラティペニスは光沢が強い)


  • 2013年11月5〜20日  タリアブ島、バンガイ島、ペレン島、スマトラ・アチェ

     

    【画像】 周辺の木が伐採されてヒラタの採れる木が1本になってしまったため、鳥にも見つかりやすくなって食べられてしまったヒラタの残骸。

    【画像】 1本の木から大量に落ちてきてほとんどは飛んでしまい、拾った一部だけでこの数。この1本の木に恐らく150頭は付いていたと考えられる。


  • 2013年10月22日〜29日 ミンダナオ島〜パナイ島

    今回も前回同様、極太ミンダナオアルケスとパナイ島ギラファを採りに行って来ました!

    【画像】 パナイ島産の天然ギラファは、このサイズになるとアゴが下に落ちる変化が見事。(カギ状内歯無し108mm)T-TOP採集


  • 2013年 8月26日〜9月9日 ミンダナオ島 → パナイ島

    ミンダナオの山スタッフから「アルケスが来ている樹液の木を見つけた!」という連絡があったので『これでやっとアルケスが簡単に採集できる!』と思い、「俺が行くまでその木を揺すったりするなよー!」と念を押して伝え(素人のスタッフのため、私が行く前にクワガタを採ってしまう恐れがあるので)、木を確認するためにミンダナオ島に向かいました。(当初はパナイ島に行く予定だったが後から渡る事にした)

    【画像】 アゴ、頭がウルトラ鬼太のミンダナオアルケス 中歯で98mmの怪物 頭幅31mm

    ミンダナオ島に着いて翌日、早く木を見たかったので朝から山に向かったのですが激しい雨で山の上までバイクで行けず、手前の村で雨が弱くなるのを待ってましたが一向に弱くなる気配がなかったためこの日は引き返しました。

    次の日、山に行きスタッフの案内で樹液の木の場所に着くと、なんと原生林の麓の村の私道沿いに生えていて、ネムノキをデカくしたような何処にでもある種類の木でした。
    確かにカミキリの幼虫の痕から樹液が出ていて、上の樹液にアルケスが付いていたのでスタッフに登って採ってもらうと92、85、小型3頭程は採らず2♀が採れました。
    スタッフに「この木(A)は原生林にも生えてるか?」と聞くと「これは土地の所有者が植林した木だから原生林には生えてない」というので、私は原生林でやっとアルケスが沢山採れると考えていたため「なんだ〜、原生林に生えてなきゃ意味ないんだよな〜」と半分がっかりでした。
    他に同じ木はあるかと聞くと、1箇所だけ私有地にあるというので行ってみると管理者がいて「オーナーがいないからダメだ」と言うので、お金を渡してオーナーを説得しといてくれと頼みました。

    その次の日、私有地に行って管理者に尋ねると、「少しお金を払えば入ってもいい」というのでお金を払って私有地の中に入ると、同じ木(A)が7本生えてました。
    1番風通しがよく条件の良い木を見ると、10mくらいの樹液に大型のアルケスが付いていたので急いでスタッフに登らせると、超極太の98mmが採れ「スゲー、カッチョブー!」と大騒ぎでした。
    (笑)(ヒラタの大型採集は慣れてるが、とにかくアルケスの大型が以前から採りたかったので大興奮)
    他の木は樹液が出てましたがほとんどが小型で84mmと2♀しか採れませんでした。♀が採りたかったので、♂を紐で樹液近くに縛り♂トラップを2つ仕掛けました。

    翌日朝、♂トラップを見に行くと、見事に2♀が来ていましたが♂の大型は採れませんでした。
    他にどこか同じ木がないか、バイクで色々な場所に行き聞いて回りましたが見つからなく原生林側を探しても無かったので、クッチンでミンダナオネブト4♂2♀採りました。

    次の朝も♂トラップを見に行ったら、♂が鳥に腹を食べられた状態で紐でぶら下がってました。1度鳥に食べられた場所は、鳥が覚えてまた食べに来るので♂トラップは諦めて、1年前にアルケス93mmを採った別の木を見に行きましたが70mm台しか採れませんでした。

    【画像2】 ミンダナオパリー71mm(採集時は雨が凄かったので、下の村まで下りてきてからドロンの木で後付け撮影)

    その次の日はパナイ島に渡る予定だったのですがアルケスの大型をもう少し採りたかったので、ミンダナオ島を延長する事にしました。
    少し離れた原生林の麓の村に(A)の木を探しに行ったのですが、その地区はイスラム過激派と軍が衝突していて立ち入り禁止区域になっていたため引き返し、他の原生林でミンダナオネブトしか見つかりませんでした。

    次の日は目的を切り替えてヒラタ狙いで原生林に入ったのですが、ヒラタは採れず雨の中パリー72、71mmが採れ、50mm台はウロから出しませんでした。

    その次の日、やはりアルケスの大型が採りたかったので他の州の山に数時間かけて(A)の木を探しに行ったのですが見つからずタウルスしか採れませんでした。

    次の日は同じ州の山の裏側まで回りこんで(A)の木をひたすら探しましたがさっぱり見つかりませんでした。

    次の日、元の山に戻ってヒラタを探し、やっとヒラタ77、75、2♀を採りましたが大型のヒラタとアルケスは採れませんでした。


    ミンダナオ島 → パナイ島

    パナイ島にギラファとラクノステルヌス狙いで渡りました。

    【画像3】 パナイ島産インターメディア99mm(やっぱりパナイ島産のインターのアゴはカッコイイ!)

    翌日朝からバイクで約2時間かけて原生林近くまで行く途中、麓近くの橋が大雨の影響で決壊していて渡れなかったため、いつものギラファポイントに行けませんでした。
    別ルートの原生林を目指す事にしてそこから川を歩き、1時間30分ほどしたら原生林が出てきましたがアブの木が少なく、結局ギラファ85mm単品とインター大型99、96、96、95のみでした。

    【画像4】 パナイ島産ギラファ85mm(パナイ産は85mmではまだ大歯形になってなく最大内歯も小さい)

    次の日はラクノステルヌスのポイントに向かいましたがこちらも橋が決壊していて渡れず、他のポイントに行こうとしたら大雨で川が増水してしまったため途中で断念しました。


  • 2013年7月7日〜17日 バラバック島〜パラワン島採集

    5月にパラワンで採集した時にガイドをしてくれた原住民がヒラタの木(クッチンやその他の木)などに詳しかったため、バラバック島に連れて行ってヒラタがいるかを徹底的に調べる事にしました。(ついでにガゼラが採れないかという期待もありました)

    ※ 原生林の大木に登ってウロを調べる場合、通常の現地の人でも5〜6本登るとバテてくるが(腕が回らないような木)原住民(ネイティブ)は日常が木に登って食べ物(木の実や鳥なども含む)を探す場合が多いため疲れない人が多い。

    【画像1】 バラバック島産オキピタリス(ボルネオ島に近いが色はパラワン島産に近い)

    事前にパラワンの原住民の住んでいる麓の村の人にお金を少し送金して、原住民の住んでいる山奥まで行ってもらい麓で待ち合わせをしました。

    マニラで私の精鋭スタッフ2人と待ち合わせ(ルソン島とミンダナオ島の山の住人)翌日にはパラワン島南部の村まで向かいました。

    その次の日、村の麓で朝、原住民2人と待ち合わせしていたのですが、大雨の影響で夕方まで待っても現れませんでした。

    次の日朝、心配で待っていると原住民2人と村スタッフ1人が山から下りて来て、やはり雨が激しく土砂崩れの危険があったため山の里から下りられなかったとの事でした。
    急いで最南端の小さな町まで行き
    (バラバック島までは小さな船で1日1回だけなので)バラバック島に船で向かい夕方5時に着きました。(パラワン島から5時間)
    バラバック島の山スタッフにも事前に連絡をしておいたので、そのままバイクで山に行きライトトラップをしましたがアトラス♀、ギデオン♀だけでした。

    【画像2】 原歯形に近い短歯のアゴが直線的で、他の島とは少し違うバラバック島産インターメディア(この木に枝をカジって沢山付いてます)

    次の日、バラバックの原生林がある麓まで行き村長の許可を得て、村スタッフ2人と原住民2人と私のスタッフ2人を1人ずつに分け2チームにし、私はパラワンの村スタッフとバラバックのスタッフと共に計3チームで別々の原生林を探しました。
    夕方まで探しましたがクッチンは見つからず私はボーズで、他2チーム共やはりクッチンが見つからず、パラワンでインターメディアが採れるMという木で小型のインターとオキピタリスしかいなかったとの事でした。
    (インターとオキピタリスは私が採らなくていいと言ってあったのでスルーして来た)
    ライトトラップは標高150mの良い条件の場所で12時までやりましたがオキピタリス2♀、ギデオン2♀しか飛んで来ませんでした。
    (バラバック島の実際の最高標高は地図とは違い500m弱だがオープンポイントが無い)

    【画像2】 ライトトラップに飛んで来たバラバック島ヒラタカナブン (赤い個体とグリーン個体がいて、写真はグリーン個体を昼間に撮影し直し)

    次の日、3チームそれぞれ違う原生林に行き徹底的に調べましたが、この日も同じでクッチンや他のヒラタが採れる木が全く見つからず、原住民の話では「この島にはクッチンや他のヒラタの採れる木は生えてない」という事で他の島でクワガタが採れるプドゥプドゥにもクワガタは何も付いてませんでした。
    ライトトラップは場所を変えてやりましたが12時までやってもクワガタは飛んで来なかったので、私は寝てスタッフに朝4時にライトトラップを再開させたらヒラタカナブン2頭が飛んで来ました。

    【画像4】 バラバック島産アトラス ネシアアトラス似?(ボルネオ島に近いため、長角がネシアアトラスかパラワンアトラスかが気になる)

    次の日、原住民や私のスタッフの話で『ヒラタはいないだろう』という結論になりましたが(ヒラタの採れる木が生えてなく他にウロの開く木も全く無いため)、まだ少しだけ見ていない原生林があったのでそこを手分けして調べたところやはり何も見つかりませんでした。
    インターメディアの大型だけ採ろうと思っていたのですが夕方になってしまったので、慌ててマングローブのポイントに行ったのですが既に薄暗くなっていたため時間が無く、小型しか採れませんでした。
    ライトトラップはアトラス小型♂♀しか飛んで来ませんでした。

    ※ 各島の山のスペシャリスト達で徹底的にほとんどの原生林を探してヒラタの付くような木は無かったので、バラバック島はヒラタの生息している可能性は極めて低いです。(それ以外にも根拠はあります)


    バラバック島 → パラワン島

    次の日、バラバック島の成果が悪かったのでパラワン島に戻りました。

    翌日朝から原住民とパラワン島南部の山に入りましたが(5月に採集したポイントの近く)雨が激しかったため、ヒラタは77mm2♂1♀だけでした。


  • 2013年6月4日〜25日 カリマンタン〜スマトラ採集

    最初にカリマンタンでトラキクスやチュウホソアカを採集したいと思った時は、高い山が北部のマレーシア国境近くに集中しているためマレーシア産と個体差は無いだろうと考え、特徴の違いを求め中央や東部、南部を徹底して探しました。
    しかし標高1000mまで行ける道が何処にも無く結局普通種しか採れなかったため、トラキクスやチュウホソアカの個体差は諦め妥協して、北部で標高1000mの場所を探す事にしました。
    ( 西エリアは現地の人の話で同じ環境だという事だったので行ってません)

    ※ 北カリマンタン州は無く、北部まで東カリマンタン州になる。
    ※  カリマンタン北部は湿地帯が多くマレーシアとの国境近くの山間部は道が全く無い。

    【画像1左】 日本から飛行機5回乗り継いで辿り着いたカリマンタン北部の町(町の周辺は全て湿地帯)

    【画像2右】 氾濫した川で朝霧の中、エンジンの4つ付いた船で戻るところ。

    カリマンタン北部に原住民スタッフを連れて行こうとしたらID(身分証明書)が無かったため、ノーマルスタッフに送金してIDを作らせチケットを予約しました。するとチケット会社から連絡があり「名前がアルファベット3文字しか無いけど、本当の名前?名字は無いの?間違ってたら乗れないよ!」と何度も繰り返し聞かれ、原住民スタッフは名字は無く名前だけなので、笑いながら「はい」としか答えられませんでした。(馬鹿にして笑った訳ではなく、チケットのスタッフの焦り方が面白かった)

    日本からメタルハグリーンと投光器を用意し、安定器は重いので前回パラワンで購入したAVRが軽くて安いため現地調達する事にしました。

    カリマンタン北部を目指すため、途中空港でスタッフ2人と待ち合わせカリマンタン北部の街まで行きました。街で山までの道などを聞いて回りましたが誰も分からないという事でした。
    カリマンタン北部は湿地帯が多く高い山はマレーシアとの国境近くで道が全く無いため、セスナを使って途中の街まで行けば4駆の車で山近くまで行けるだろうと考えました。

    翌日セスナで途中の町まで行ってみると町半分が川の増水で冠水していて、おまけに山へ行く道などは全く無く歩いて3日掛かると言われてしまいました(泣)
    この町に来るまでに私は飛行機5回、スタッフ2人は4回乗って来ているのが無駄になり絶望でしたが、新月に合わせてメタルハ・グリーンも持って来ていたので開き直って中央方面に戻る事にしました。  

    翌々日朝、エンジン(ヤマハ)が4つ付いた舟に乗り、霧の中氾濫した川を恐ろしいスピードでジャンプをしながら下り3時間で海に出て、途中の空港のある町まで戻りました。そこからまた飛行機に乗ってバリックパパンまで行き、更に車をレンタルして中央カリマンタンに向かいました。

    【画像3】 カリマンタン産カステルナウディーは♀もスマトラ産と違い前胸や上翅の色が違う。

    その次の日、18時間かかって午前11時にカリマンタン中央に着きました(激疲)。2年前に発電機を地元スタッフの家に預けていたので行ってみると不在で居なかったため、その他の準備をして再び夕方行くと発電機は壊れていました。(よくある事で、だいたい預けておくと無くなっているか使われて壊れています)
    その日は移動の疲れもあってライトトラップは諦めました。

    翌朝、発電機とAVRを買ってメタルハにつないだのですが点灯しないので、宿の大きい発電機につないだら一瞬でメタルハのライトが破裂してしまいました(泣)
    村に水銀灯も売ってないので、車をチャーターして2時間半掛かる町まで水銀灯を買いに行きました。
    電気屋に行くと工事用のメタルハセットがセールで売っていてコードは別売りだったため、店主にコードも買うから最初につないでくれと頼むと、「ウチではできないから持って帰って自分でつなげ」と不自然な言い方で言うので『なんで電気屋なのにできないんだ?』と思いながら、予備で水銀灯も買い戻りました。
    村に戻ってメタルハのケースを開けると、なんとケースの中に本来セットで内蔵されてある安定器だけが取り出されてあって使い物にならない中古品でした。「やられたー!だから店主は俺たちが地元じゃないと分かってて、持って帰って自分でやれって言って店では開けなかったんだー!」と叫びながら、「何でハッジのくせに人を騙すんだよー!」と、返品に戻ったら時間が無い事にも腹が立ち、原住民スタッフも「ぶん殴ってやる!」と連呼して治まりませんでした。
    (電気屋店主はイスラム教の巡礼を受けたハッジと呼ばれる、一般者からは尊敬される立場の人間なため) 
    結局その日は時間が無かったので、以前に山でプンクティペンニスの推定50mmアップをウロから採り出せなかったポイントにバイクで行きましたが伐採されてなくなってました。

    次の日、ノーマルスタッフが、私と原住民スタッフがメタルハの返品に行ったらタダでは済まないという事で、代わりに宿主と一緒に返品しに行って、私と原住民スタッフは山に行って準備をしてくれという事になりました。(新月も過ぎて時間が無かったので店主の鉄拳制裁は諦めたが、時間があったら完全に半★しにしている)
    私と原住民スタッフで山で準備をし、後からノーマルスタッフが返品して
    (店主はトボケて分からなかったと言ってたらしい)別な店で新しいメタルハセットを買って来たので、やっとライトトラップができましたがカステルナウディー♀とモーレンカンプしか飛んで来ませんでした。

    【画像4左】 カリマンタン産コノハムシ

    【画像5右】 触覚で攻撃してきて、触角のトゲが硬く鋭くて痛いカミキリ

    次の日、2年ぶりにフルストルファーを採った場所に行くと木が伸びていてライトトラップの邪魔だったので、伐採に時間がかかってしまい夕方になってしまいました。
    ライトトラップを開始するとすぐさま雨が降ってきて、その後だんだん勢いが強くなって夜12時になっても止まなかったためボーズでした

    【画像6】 ライトに集まったボーレンホーベン、カステルナウディー、モーレンカンプ(この他に布の上のほうにも5頭ほど来てたが集めてない)

    その次の日、メタルハと水銀灯を東側と西側の別々な場所でライトトラップをするため、発電機をもう1つ借りてきて(1日1000円)準備をしました。
    日中はヒラタのポイントに行くとウロのほとんどがどういう訳か乾いてヒラタが全くいなく、以前はあれだけ簡単に採れたヒラタが1頭も採れませんでした。
    水銀灯はフルストルファーを採った場所で原生林を見下ろした東下向きに設置し、メタルハは約1キロ離れた場所で360度原生林が見渡せる場所に西斜め上向きに設置しました。
    私は両方のポイントを4駆の車で行き来し、水銀灯のポイントにはオキピタリス♂、♀、カステル♀、不明ネブト♀、ミラビリス♀数頭、モーレンカンプ多数が 飛んで来て、メタルハのポイントにはボレンホーベン♀、カステル2♀、ミラビリス♀数頭、オキピタリス♀、モーレンカンプ多数が飛んで来ました。

    【画像7左】 ライトに飛んで来たバイオリンムシ

    【画像8右】 初めて飛んで来たカリマンタン産マンディブラリス♀

    更に次の日、この日も日中は別なポイントでヒラタを探しましたが前日同様、ウロが乾いてヒラタがいませんでした。  
    ライトトラップはフルストルファーを採った場所に絞って水銀灯とメタルハを同時セットした結果、マンディブラリス♀が初めて飛んで来て、ボーレンホーベン♀、ホラサビクワ♂、フォルケプス♀他普通種ばかりで、バイオリンムシが飛んで来たのは驚きました。
    (以前バイオリンムシは夜、大木に生えた大きなキノコの裏側に数頭で密集してへばり付いているのを見た事があります)

    【画像9】 ウロを拡大して採り出したプンクティペンニス41mm

    また次の日、昼間の採集でやっとヒラタ75mmが採れ、他のウロではプンクティペンニス41mm、パラレルス48mmなどが採れました。
    ライトトラップは場所を変えましたが、キクロ不明♀、オキピタリス、モーレンカンプしか飛んで来ませんでした。

    その次の日は4駆の車で木材会社が伐採した原生林の林道をひたすら走り、クワガタの採れる木をチェックしまくりましたが何も採れなく、ライトトラップも雨が降ってきてしまい中止しました。 

    その翌日、結局フルストルファーも採れなく月も大きくなってしまい心が折れたので、気持ちを切り替えてスマトラにヒラタを採りに行く事にしました。

    翌朝、車で18時間かかってバリックパパンに着き、そのまま飛行機に乗ってスタッフ2人は乗り継ぎで帰り、私はジャカルタ経由でスマトラに向かいました。


    中央カリマンタン(車) → 東カリマンタン → ジャカルタ → スマトラ

    スマトラではシディカランやアチェ・マルプングなどで採集し、プロナス産の95.0mmが最大でした。(カリマンタンの説明が長くなったので省略)


  • 2013年5月14〜29日 パラワン

    新月は過ぎてしまいましたがメタルハ・グリーンをパラワンのジャングルで試してみたかったので、雲が出るのを祈ってパラワン島に向かいました。

    【画像1】 アーナウドネブト(クッチンの樹液で普通に採れた)

    空港でライトを持ち込む際、国際線は問題なかったのですがフィリピン国内線では問題があり、大変でしたが必殺技で(お金)なんとかなりました。

    以前は標高1000mでライトトラップのできる場所が見つからなかったので、今回は別ルートから登って1000m地点を目指す作戦にしました。

    目標の場所まで行き役場に登山の許可を申請すると、危険だという理由で許可がでませんでした。

    翌日、仕方なく別な村で申請すると、村スタッフ6人(村警察2人)を雇うことを条件に許可が出ました(結局お金)
    パラワン南部はマラリアが多いので
    (以前に説明済み)、最初はスタッフだけが登山してライトトラップの場所を探し、良い条件の場所が見つかれば私が後から登山する事にしました。

    次の日、私の精鋭スタッフ2人と村スタッフ6人の計8人で発電機、安定器、日本から持ち込んだライトの傘、ガソリンと食料(米、缶詰など)5日分などを持ち、標高1000mを目指して向かわせました。
    私はバイクでパラワン島最南部のトレスマリアスを調べに行きましたが、標高が低く岩山で原生林は伐採されてほとんど無かったので、スタッフからの連絡を待ちました。
    夜、スタッフからメールがあり『標高650mでしかライトトラップの場所が見つからなかったので6時過ぎからライトを点灯させ12時過ぎまで待ったが、クワガタは1頭も飛んで来なかった』という内容だったので『明日は頑張って1000m以上でのライトトラップの場所を探してくれ!』と返信し、別なポイントが見つかることを期待しました。

    次の日も私はバイクで南部の山を調べに行くと、最南端に小さな独立した山で原生林を見つけたのですが、道が全く見つからなかったので後でスタッフが戻って来てから調べる事にしました。
    夜にスタッフからの連絡で『1000mを目指して登ったがライトトラップが出来そうな開けた場所は全く無かったので、前日とは違う700m地点でライトトラップを始めたが発電機が調子悪く何度も止まってしまい蛾しか飛んで来ない』という事でした。
    発電機はパラワンで2年間使用せず保管してあったため、修理を考え翌日下山するように伝えました。

    翌日、村に迎えに行くと、スタッフが下山途中にクッチンと思われる木のウロでアーナウドネブトをサンプルで(私のスタッフはルソンとミンダナオなのでパラワンのクワガタを知らないため)採って来ました。
    村スタッフの数人は元々原住民のため、クワガタを見た事があるらしくウロにいるのと、葉に付いているという話をしていました。
    発電機を持って街へ行き修理を相談したところ、発電機には問題が無く安定器とその間に使用していたAutomatic Voltage Regulator の2つ同時使用が原因だという事でした。そして、使うなら軽いほうのA・V・Rだけで十分だとアドバイスされました。

    【画像2】 アラガール63mm(日本の川柳に似た新芽近くを噛み切って吸っている)

    次の日、ライトを確認するためと葉に付いているクワガタの確認のため、私も覚悟を決めて(マラリア)山に登る事にしました。
    葉に付いているのを最初に見たかったので案内してもらうと、渓流を延々とサンダルで滑りながら数時間歩いたため途中足がつってしまい、なんとか4時間かかって標高700mの渓流横のポイントに着きました。
    渓流の横に生えていた川柳のような木の葉に付いているというので探すと、新芽の所にアラガールがいるのを見つけました。
    「うわー、アラガール!」と興奮しながら慎重に木を揺らすと63mmの大歯形が採れました。
    アラガールの採集を続けたかったのですが本来の目的がライトなので、ライトのポイントを目指しました。

    【画像3】 1本のクッチンのウロから採り出したパラワンヒラタ(中央パラワン104mm 両アゴ欠け右前フセツ切れ) 

    途中の崖の斜面に大きなクッチンでウロが開いてるのを見つけたので、村スタッフに登ってチェックしてもらうとパラワンヒラタの70mm台を採り出しました。
    ウロが大きく中に大きいのがいるというので、私のスタッフが登り時間をかけて採り出すと、なんとアゴの欠けた104mmが採れました。
    (その他90、70台3頭、♀4頭)

    私は1999、2000年にパラワンヒラタを採集しましたがその時はドロンのトラップだったため、本来のパラワンヒラタは(アゴが長いので)柔らかい木でウロの開くパラワン島だけに生えている特殊な木にいるのだろうと考えていました。
    しかし104mmが採れた木はフィリピンやインドネシアの各島の原生林に生える、ヒラタの大型が採れるクッチンだったので、その事に非常に驚きました。

    ※ 私は昔、ヒラタのアゴの形状(内歯上がり、下がりなども含む)は生息環境に反映されていると考えて、色々な島や地域で調査してきましたが、ほとんど関係ないという事が分かりました。(笑)

    【画像4】 ライトに飛んで来て布に止まった瞬間、体を平べったく薄くして全く動かなくなった、忍者のようなカマ吉

    その後ライトトラップの場所を探しましたが、結局標高700mmより上ではオープンポイントが全く無く、仕方なく700mの場所でライトトラップをする事にしました。
    700mの場所から1000m位の原生林にライトが当たるようにメタルハをセットして、夕方6時にスタートしましたがやはり月が出ているせいか、蛾もあまり飛んで来ませんでした。
    10時頃になって、もうダメかと思っていた時に私の足元を何かが歩いていたので捕まえると、インターメディアの♀でした。
    その後も月が雲で隠れることは無く何も飛んで来る気配も感じなかったので、12時でライトを終了しました。

    【画像5左】 唯一飛んで来たインターメディア♀(泣)

    【画像6右】 クッチンを揺すって落ちてきたパラワンゼブラ51mm

    翌早朝、パラワンヒラタを探すため周辺のクッチンを調べましたが92mm、他は木を揺らしてインターメディア多数、ゼブラ1♂しか採れませんでした。
    雨も降ってきて止む気配も無く、ライトも結果がよくないので諦めて下山する事にしました。

    次の日、私のスタッフとバイク2台でパラワン最南部の原生林を調べに行きましたが、前日の疲れが残っていたため周辺を軽く調べただけだったので何も採れませんでした。


  • 2013年4月3日〜24日 ペレン島、秘密の離島、スマトラ島アチェ、シディカラン

    今回はインビタビリス系の極太大歯を採りたかったのでスマトラ島と、某離島では100mmupを探し、それと久しぶりにペレン島ヒラタを採りに行く事にしました。

    【画像1左】 秘密の離島でスタッフ〜が採集した100mmup(今回は私も100.0mmを採集しましたが雨の撮影のためよく撮れていないのでこちらを載せました)

    【画像2右】 天然は本当にデブで特徴的なペレン島ヒラタ。これが正真正銘のペレンヒラタです。なんちゃってペレンヒラタには注意してください!

    最初に、某離島で100mmupを採りたかったため、スタッフが前回102mmを採集したポイントは崖道で険しく危険なので、確実に採るためにまたスタッフと二手に別れて採集しました。
    私は前回と同じポイントで遂に100.0mmを採ることに成功し、その他97、96mmを採り、スタッフは100.5mmを採集してきました。
    前回の採集から2ヶ月しか経っていなかったので綺麗な個体は少なく、95mmupのアゴ欠けやフセツ切れは私もスタッフも2、3頭程確認しましたがそのままウロにもどしています。

    翌日ペレン島に渡り、昨年ヒラタを採ったポイントに行くと89.8、87、86、85、84、82、が採れ、いずれもペレン島の特徴が良く出た素晴らしいアゴ短のデブ個体ばかりでした。
    ※ 各島のオオヒラタを勉強したい方には、本物の天然ペレン島ヒラタは超超お勧めです!
    私がヒラタを採集してる間にスタッフに頼んで、またブルーのメタリフェルを探してもらい採ってもらいました。
    (ヒラタとは場所が全然違い移動で約1日無断になるため)


    ペレン島 → スマトラ島

    【画像3】 メイメイの木を揺すって20数頭落ちてきたラコダール。80mm台も混じるが全てその場でリリース(標高1500m)T-TOP採集

    【画像4左】 立ち枯れの落ち葉が蓄積した場所にいたインビタビリス♂

    【画像5右】 ロタンで採れたパスチュール大型58mm

    スマトラに渡りブラスタギへ行き、ラコダールが大好きなのでポイントに行くとベストシーズンのため、メイメイの木を揺すると大量のラコダールが落ちてきました。
    真の狙いは標高1800mnまで登ってインビタビリス系の極太大歯を採る予定でしたが、ポイントが立ち入り禁止区域になってしまったため普通のインビタビリスの場所に行きしました。
    インビタビリスは生体の採集が非常に難しいのですが、現地友人の
    (インビタビリス採り専門)案内でポイントに行くと、幸運にも♂が古い立ち枯れの落ち葉が蓄積した場所で採れ、♀がクッチンの苔が生えた場所で採れました。(ブラスタギ周辺の場所は元々現地クワガタ関係者が案内してくれて今では友人なので、小遣いをあげる意味もあって使っています)
    パスチュールもシーズンだということでポイントに行くと、ロタンで58mmの大型を採りました。

    翌日は現地友人の案内で、ブラスタギから1時間ほど行った場所で過去に変わったクワガタが採れたというので向かいました。      
    話を聞くと信じがたい特殊なクワガタで、半信半疑で山に入り、ひたすらクッチンの大木を見つけては根元を掘り探しました。10数本のクッチンを途中から手分けして堀り、やっとクワガタの幼虫を採ることができましたが、結局、蛹や成虫が出てこなかったのでよく分かりませんでした
    (笑)(現在、現地秘密基地で管理しています・・・何が出るかな?)

    【画像6左】 北スマトラ州シディカラン天然97mm T-TOP採集

    【画像7右】 アチェ州マルプング天然98mm T-TOP採集

    シディカランのヒラタ採集では97mmが採れました。しかし移動時の暑さで帰国までにフセツが3本麻痺してしまいました(泣)(いつもと同じポイントでの採集のため省略)

    アチェは前回97.8mmが採れたマルプングまで行き、今回はなんと98mmが採れ♀も全体的に大型が採れました。プロナスでは最大が95mmでした。(大したエピソードが無いので省略)

    【画像】 スマトラは山が変わるとクワガタが変わり、別な山では1本の木から大量にスペクタビリスツヤが落ちてくる。 大歯だけ撮影(標高1800m)

    北スマトラにあるトバ湖の上の標高1800mエリアに、ロタンの花にパスチュールやスペクタビリスツヤが来るというポイントがあるというので、再び現地友人と調べに行きました。
    ポイントに着くと標高1800mのため、太陽が照っている状態でも風が少し寒いくらいで、こんな場所でツヤクワが採れるのかと思いながら原生林のジャングルに入りました。ジャングルの中は他のエリアと違い、涼しすぎて水はけが悪いのか湿地帯のように水が溜まっている場所でした。太陽の日差しがあまり入らなく風通しも悪い場所でしたがロタンの花を探すと、早速パスチュールのペアが花に来ていました。時期的にロタンの花が終わりらしくスペクタビリスツヤは来ていませんでしたが、シーズンだと必ずいるらしく、パスチュールはその他の花でも採れました。
    (パスチュールがロタンの花に来た貴重な写真は後でフラッシュ画面に載せます)
    スペクタビリスツヤを探すのにメイメイの生えている場所を探すと、やはり枝先に沢山付いていて木を揺すると大量に落ちてきました。

    【画像】 樹皮の下に一緒に入ってた短歯と長歯。このポイントは標高1600mのため完全長歯タイプが多い。(チェックした後は全てその場でリリース)

    アルキデスが多く採れる標高1600mのポイントに向かい、原生林の手前約500mの場所で畑のど真ん中に1本のクッチンがあるのを見つけました。少し枯れかかってましたが何かしらはいるだろうとクッチンをチェックすると、無数の樹皮をカジって剥いだ食痕があり、根元近くにたくさんのアルキデスがいました。(小型が多かったので画像省略)
    原生林側のドロンのポイントは非常に涼しいため、長歯形のアルキデスが多く採れました。


  • 2013年3月11日〜23日 ミンダナオ島

    ミンダナオアルケスをリベンジ採集したかったので、懲りもせずミンダナオ島へ向かいました。

    【画像1左】 この様な大木に着生している苔の下に、ミンダナオパリーは潜んでいる。

    【画像2右】 標高1280m地点で採集

    【画像3】 ミンダナオヒラタ天然97mm(スタッフが木の上で採った個体を下側で撮影)

    最初に、以前スタッフがライトでアルケスを採った場所から標高1200mまで登って探すと、クッチンの大木で10m位の所で弦が巻きついた場所に、ヒラタがいるのをスタッフが見つけました。スタッフが弦に摑まって木に登ると、弦の隙間で97、94、90、75mm、4♀が採れ、パリーオオクワ50mm台2♂1♀が採れました。
    ※ ウロは別な場所に開いていたのですがヒラタはウロとは関係のない弦との隙間のクッチンの樹皮をカジっていたので、この周辺では今の時期がクッチンの樹液が出やすいシーズンという事が分かりました。

    【画像4】 標高1200mで苔の下側に潜み樹液を吸うミンダナオパリー72mm(後付け・再現撮影)

    翌日、周辺のクッチンを探しているとスタッフが「木の上のほうにチョウが飛んでいるから樹液が出ているかもしれない」と言い、大木で腕が回らないため隣の細い木を12m位まで登り、そこからクッチンに飛び移りました(猿並みの技)。スタッフがチョウの飛んでたあたりを調べると、なんと木に着生した苔の下にパリーオオクワが潜り樹皮をカジっていて、76mm、68mm、54、40台、30台、4♀が採れました(超驚き)
    ※ 通常オオヒラタやオドントラビスの短歯などは樹皮をそのままカジるので分かりますが、さすがに苔の下側だと外部から見ても全く分からないので至難の業です。(今回はたまたまチョウが飛んでいたので発見に至った)

    その後は2日間ポイントを変え、以前にミンダナオネブトを採った周辺を探しましたがアルケスはおろか、ヒラタやパリーも採れずミンダナオネブトだけでした。

    目的のアルケスが採れなかったので再び最初のヒラタのポイントに戻り、2日間探してやっとプドゥプドゥの木でアルケス60mm台2♂と50mm台1♂は採ったのですが、♀が採れませんでした(悔しい〜)

    なんとしてでもアルケスが採りたかったので、過去にデータのある別の州のいろいろな山に行きましたが、3日間探しても原生林がほとんど無くタウルスしか採れませんでした。

    【画像5】 アゴ太のミンダナオ島産アルケス極太93mm(木が高いため別な木に付け直して撮影) ワォッ!

    アルケスの♀が欲しかったため、また最初のポイントにもどり以前にラティペニスを採ったチェルマインの木を見に行くと、アルケス極太93mm、70台、1♀が樹液を吸っていて遂に♀の採集に成功しました。(結局♀は1頭のみでした・・・泣)

    【画像6】 左、ミンダナオパリー極小♂34mm 右、ミンダナオネブト極太37.5mm

    やはりクッチンに着生した苔の下でミンダナオパリー72mmが2頭採れましtが、2頭共とも樹皮をカジっていたため両アゴが欠けていました。
    その他、ミンダナオネブトの極太37.5mmが採れ、あまりにもアゴが太かったので以前スタッフがパリーオオクワと間違えたのが理解できました
    (笑)


  • 2013年1月16日〜2月6日 バンガイ島、秘密の離島、タリアブ島、アチェ・プロナス、Marpunge、北スマトラ・シディカラン

    80mm後半が出るタリアブ島のファブリースを自力で採りたかったので、上陸までに6日はかかるめちゃくちゃ面倒臭い(島周辺には空港が無いため)タリアブ島を目指しました。

    【画像1左】 離島ヒラタ102mm(頭幅34.6 胸幅35.3)スタッフ〜採集

    【画像2右】 バンガイ島産ヒラタ84mm(胸幅32mm)T-TOP採集

    スラウェシ島ルウックへ行きスタッフ3人(2人は離島の原住民スタッフ)と待ち合わせると、タリアブ行きの船は前日に出航してしまい次の船は3日後で(当初タリアブ島までは毎日出航していると聞いた)、バンガイ島なら2日後の夜にタリアブ行きがあるという事でした(定期船は予定がまめに変更するため事前に調べるのは困難) 
    タリアブ行きを調べると3日後になってしまい、バンガイ島からなら2日後の夜にあるというので、バンガイ島まで渡って船をチャーターしようと考えました。
    その夜にルウックを出てバンガイ島まで渡ると、直行で8〜9時間で行けると聞いてたのですが今にでも沈没しそうなボロボロな船なので11時間30分もかかってしまいました。
    (以前バンガイ島に行っていた時はペレン島やもう1つの島から経由して渡っていた)

    バンガイ島に着いて一般の船をチャーターできないか探すと、タリアブ島まで渡るには波が高いから普通の船では渡れないと断られてしまいました。
    タリアブ島行きの定期船まで約2日時間があったので、秘密の離島とバンガイ島でヒラタを採る事にしました。

    最初に秘密の離島(原住民の地元)に渡り、1日だけしか時間が無かったので手っ取り早く原住民スタッフと2人ずつ二手に分かれて採集する事にしました。
    私は前回行けなかったヒラタのポイントへ行き、99mm2頭、97mm2頭
    (95以下多数リリース)で、スタッフチームはなんと102mm100mm(アゴ片側折れ)99mm4頭、98、97と恐ろしい成績でした。

    ※ オオヒラタは雨が降っていたほうがウロから出ていて採り易い傾向があります。特にこの島のトルシオンは乾燥ぎみのため、雨が降っていほうが樹皮を噛んで木の水分を吸いやすいようで、一斉にヒラタが樹皮を噛んでいます。

    ★ 本当にこの島は異常で毎回100前後のサイズが簡単に採れます。信じられない人は経費を出してくれれば、この離島のヒラタが採れるポイントまで完全にご案内致します(笑)

    翌日はバンガイ島に戻り、2年ぶりにヒラタのポイントに行くと伐採されていて、他の場所で88、85、84超極太(天然で前胸32)84以下多数を採りました。
    ドルサリスとファブリースのポイントは伐採されていてなくなっていました。

    ※ バンガイ島は伐採が激しくほとんど自然の山が残ってないので、今後オオヒラタは生息できなくなる可能性があります(前にも述べてますが)


     バンガイ島 → タリアブ島

    【画像3】 タリアブ島のオキピタリスは上翅が黄色ではなく、オレンジ色で綺麗。 56.7mm

    バンガイ島を夜11時に出航しタリアブ島BOBONGに朝7時に着きました。5日後の帰りの船が壊れているという話で、日程的に2日後の船に乗らないとスマトラ行きのチケットに間に合わなかったため、2日半の採集に懸けるしかありませんでした。(タカクワイを採集したくてわざわざタリアブ島まで来たのに、何のために来たか分からなくなりました・・・泣)
    村に1つだけある寝るだけの宿に荷物を置いて急いで朝食をとり、バイクを借りて山に向かって飛ばしました。
    山道に入り2つめのコーナーを曲がったところで1本のカンボルアンを発見、スタッフは気づかずスルーしてしまい私はバイクを降りて木をチェックすると、オキピタリス10数頭とギデオン1♂が付いてました。
    スタートして3分ほどだったので、これは調子がいいと思い、慌てて戻って来たスタッフに「甘いな〜(木を見つけるのが)」と言ってまたバイクに乗って山道を進みました。

    【画像4】 タリアブ島 メタリフェル亜種イソガイ

    バイクで2分ほど走ってカンボルアンがたくさん生えている場所 を見つけ、チェックすると4m位の場所に小さなウロがあったのでスタッフに登らせると、デタニヒラタが採れました。するともう1人のスタッフが「落ちた」 と言ったので何かと思い見てみると、なんとメタリフェル・イソカイが落ちてました。木が生えている場所は周辺の環境がよくなかったため、まさかメタリフェ ルがいるとは思わなかったので『こんな場所でデタニヒラタやメタリフェルが採れちゃうのー』と驚きました。その横の木の6m位の枝にメタリフェルがペアで いるのをスタッフが見つけたので、木に登らせ揺らさせて私が下で採りました。
    採った個体をケースに入れようとバイクに戻ると、後頭部で何かがモゾモゾと動いたので毛虫が落ちてきたかなと思いバイクの地元スタッフに「取れ」と言うと「アッー!」と驚いた様子だったため「早く取れ!」と言って取ったのはなんとメタリフェル60mm後半でした。
    (木を揺すらせた時に、服の衿あたりに落ちてきて頭に登ってきたものだと思われる)
    その後、周辺のカンボルアンを探しましたがメタリフェルは3♂1♀でデタニヒラタは8♂1♀でした。
    この勢いだとタカクワイもすぐ採れるだろうといろいろな道を行きましたが、チェンケなどの畑が多く原生林まで行けなかったのでデタニヒラタしか採れませんでした。

    【画像5】 ウロから採り出したデタニ氏ヒラタ(地主に事前に話をして、お金を払ってから鉈を入れてます)

    タリアブ島2日目朝、宿に私服の警察が来て私のスタッフが対応したら、金欲しさ目的の質問(尋問)だったため私が「行動予定表を提出する」と言うと大丈夫と言ったのでお金をあげてそのまま山に向かいました。(インドネシアは小さな島に外国人が普通の観光で上陸した場合でも、警察署で行動日程表を書かされる)
    違うポイントを探すため地元の人に原生林の場所を尋ねると、ココナッツ 畑を1時間半ほどバイクで走れば原生林が見えるというので向かいましたが条件が悪く、カポッの木でフィリピンネブトしか採れませんでした。
    他の場所を探してもデタニヒラタしか採れなかったので夜、宿に戻ると別な警察官が来て警察署に来いと言われ半強制的に連れて行かれました。
    私は何も悪い事はしていないのにいろいろな因縁をつけられて
    (暗黙のお金請求)なかなか帰らせてもらえなかったために腹が立ったので、知人の政府関係者に電話をして助けてもらいました。すると警察署長は態度を一変させて「Minta maaf」と平謝りで私を帰してくれました(それでも今後の事もありお金はあげました)

    3日目は午前中しか時間が無かったので、朝早くメタリフェルのポイントに行くとカンボルアンの新芽をチョン切って吸っているイソガイを2♂だけ採集しましたが♀は採れませんでした。 


    タリアブ島 → バンガイ島 → ルウック → マッカサール → ジャカルタ → メダン → アチェ・ロナス

    【画像6】 アチェ・マルプング産天然97.8mm T-TOP採集(木の上で足だけで支えた状態で撮影したので、良く撮れませんでした)

    スマトラ島に渡り、アチェのプロナス以外でヒラタのポイントを探すためプロナスから更に1時間ほど山奥に入ったGayo lues まで行き、マルプング村で97.8mmを採りました。

    その他、プロナスでは95mm、シディカランではアゴ太の94mmを採りました。(詳細はいつもと同じ感じのため省略)


  • 2012年12月13〜22日 ミンダナオ島〜パナイ島

    ミンダナオアルケスの極太90mmアップがどうしても欲しく、ルソンアルケスとは採れる木が違いマスターしたかったので、ミンダナオ島に行く事にしました。

    【画像1】 頭と足が紫メタリックで、とても綺麗なミンダナオ島産カミキリ

    最初にラティペニスを採った場所に行ったのですが、樹液が止まってしまっていて何も採れませんでした。

    ※ フィリピンやインドネシアのクワガタの採れる木は、クワガタが樹皮をカジって吸っていないとすぐに樹液は乾いてしまいます。

    2日かけて周辺を探しましたが、他の木で極太のルマウィン66mm、パリーオオクワなどが採れましたがアルケスは採れませんでした。

    【画像2】 アゴが太く内歯が発達していないミンダナオネブト。1箇所に35mmが3頭いた。(見つけた瞬間、私のスタッフはパリー、パリーと言っていた・・・笑)

    3日後、別な州まで車で3時間かけて探しに行きましたが、こちらは2日でミンダナオネブト3♂1♀、ゼブラ♀だけで目的のアルケスはまたしても採れませんでした。(悔しいー!)


    ミンダナオ島 → パナイ島

    【画像3】 他産地とは違い、69mmではほんの小さい内歯があるだけでアゴは直線的なパナイ島産ギラファ(大型になるのが分かる)

    パナイ島でギラファの採れる山に行くと、日本も今年は寒いせいか例年より涼しく、110mmアップのギラファを採りたかったのですが3日間で107、71、69mm、♀55、44mmしか採れませんでした。(パナイ島のギラファはいつもなら12月まで結構採れるのですが、今年は涼し過ぎるのが原因なのか?)

    【画像4】 パナイ島産ドルサリス♀

    今回は大図鑑にパナイ島の分布が載っていない、ドルサリスの♀を採りました。
    (7年前にも1度だけ1♀を採集した事がありますが、その時は持ち帰る前に現地で★になってしまいました)

    《ミンダナオ島とパナイ島の採集は何度も行っていて、大した採集エピソードが無いため採集詳細は省略》


  • 2012年11月13日〜30日 Batudaka島、Togean島、秘密の離島、アチェ・プロナス、シディカラン採集

    ペレン島を含む周辺の離島ヒラタは各島とも特徴的なので、スラウェシ本島を挟んだ逆側に浮かぶTogean諸島にヒラタが生息していれば、やはり離島ならではの特徴が出ているのではないかと考えTogean諸島を目指しました。(地図上ではTogianになってますが上陸したら表記はTogeanでした)

    【画像1】 30m位あるレトゥンの木で、太くて腕が回らないためスタッフに下から鉈で手の引っ掛かりを作りながら登らせ、23m位のウロをチェックさせているところ。(レトゥンにそっくりな木は各島に沢山あるのですが、クワガタが付く木を見分けるのは困難)

    Luwukでスタッフ3人(2人は離島の原住民で、木登り役として呼び寄せた)と待ち合わせTogean諸島に渡る手前の港町まで行き、上陸のルートを調べると最初にBatudaka島に渡る定期船が週に3便しかなかったので、1泊し漁師の船をチャーターして渡る事にしました。

    朝、船がある海辺まで行くのにスタッフに車を探してこいと言ったら無かったらしく馬を見つけてきて(爆笑)、馬の荷台に私とスーツケースを乗せて船のある場所まで向かいました。(約20分ですが町の人にジロジロと見られ超恥ずかしかった)
    船に乗って、途中に小さな港町に寄りながら約5時間かけて夕方Batudaka島に上陸しました。

    翌日、朝バイクを借りて(小さな島なので一般車両はなく、工事車両しかない)山へ行くと原生林が多くカンボルアン(スラウェシ地方でヒラタ、メタリフェル、ブルイジン、イソジン、ダールマン、ホワイト赤マンが採集できる木)が多数生えていたので、カミキリの幼虫が開けた穴を数十本チェックしましたがクワガタは何も入ってませんでした。
    ネブトすらいなかったので今度は枝先でメタリフェルやダールマンを探すため、4人バラバラになって山に入って行き条件の良いカンボルアンをチェックすると、アトラスオオカブト♂♀
    (胸角が伸びきった90mmup)が日中にもかかわらず樹皮を剥いで樹液を吸っているのを私が発見しました。
    日中にアトラスが発酵した樹液を吸っているのは初めて見る光景だったので、驚いてアトラスをよく観察すると樹液に来ていた理由が分かりました。(原生林で長年採集している私しか知らない貴重な生態の知識なので、HPには書けません)
    木を蹴ると、エサ場争いに負けた小型アトラス3頭とダールマンが落ちてきました。
    周辺のカンボルアンをスタッフが徹底的に探しましたがクワガタが採れたのはこの木1本だけでした。

     通常アトラスは日本のカブトのように発酵した樹液には集まりません。例外で周辺にメインのエサ場がない場合は集まる事もある。ヤシ系の酒には集まります。

    次の日も朝見に行くと同じ木にアトラスが来ていて、他のポイントではダールマン87mmは採れましたが、好条件のカンボルアンはあるもののヒラタやメタリは採れませんでした。

    【画像2】 なんと23m位のウロの樹液を吸っていたBatudaka島初ブルイジン45mm(この島の個体は全て上翅にV状の黒紋が出ている。亜種か?) 通常は別な木の枝先でよく採れます。

    上陸3日目に別な原生林を調べに行くと、高さ30m位あるレトゥンの木(ペレン島周辺でヒラタが高確率で採れる木)で23m位の場所にウロの開いているのを見つけたので、原住民スタッフに登らせる事にしました。
    木が太すぎて手が回らないため鉈で下から傷を付けて足場を作りながら登らせ、ウロ
    をチェックさせるとクワガタがいたというので、私は『ヒラタ』だと思いました。
    スタッフが採ると噛まれた様子で「痛い!」と言いながら手を振って下に投げようとしたので、私は「我慢してそのまま降りて来い!」と言いました。
    スタッフが降りて来て私の前で手を広げると、なんとブルイジンの♀でした。
    他のウロがまだ沢山あったので調べさせると、ブルイジン♂45、43、41、40、30mm台3頭、3♀がウロ入り口の樹液で採れて、ウロの中にはヒラタやパリーオオクワは入ってませんでした。

    4日目も早朝から手分けして山に行きましたがダールマン、オキピタリス、ブルイジンしか採れなく、島が暑すぎて私は熱中症ぎみになったので、諦めてTogean島に渡る事にしました。
    夕方に船をチャーターしてTogeanで1番高い山の麓の村まで3時間かけて行き、宿などは当然全く無いので、いつもの「すみません怪しいものではないので、泊めてくださーい」とお願いして見ず知らずの家に泊めてもらいました。
    (いきなりお世話になるので、私は宿代として普通の2倍以上はあげて来ます)

    翌朝、山を調べに行くと伐採された畑ばかりで原生林が少なく、ペレン島周辺なら絶対メタリフェルが採れるような良い木があっても、ダールマンしか採れませんでした。
    Togean島もBatudaka島と木の種類が同じなため、ヒラタやメタリフェルは採れないと判断したので、秘密の離島に向かう事にしました。
    夕方から漁師の船を探し、カヌーみたいな屋根なしの船に無理やりヤマハのエンジンを付けた、どう見ても不安定でこんなんでスラウェシまで帰れるのかみたいな船しか見つかりませんでした。夜10時、真っ暗闇の中出発し途中ドシャ降りの雨をうけブルブル震えながら、船がひっくり返るような恐ろしいスピードで普通は5時間かかるところを3時間半でスラウェシまで帰りました(超恐)

    ※ Batudaka島の原生林の土壌はペレン島周辺とは違い、トルシオンの木(ヒラタが多く採れるドングリ系)が全然生えてなくレトゥンやカンボルアンのウロにヒラタなどが入ってないので、ドルクス系が生息していない可能性が高いです。


    Togean → 秘密の離島

    スラウェシ島に深夜に着いてそのまま車を探して別な港町まで行き、朝方着いて更にそのまま船に乗って私は秘密の離島まで渡りました。その後にペレン島に渡る予定だったのですが時間がなかったため、原住民スタッフだけペレン島に行ってもらいブルーのメタリフェルを探してもらう事にしました。

    【画像3】 秘密の離島ヒラタ99mm(アゴが欠けてなければ100mm)T-TOP採集 本島に比べ光沢があり首が太い。

    秘密の離島はウロの開いたトルシオンが多いので、いつものポイントまでバイクで1時間、歩いて1時間半かけて行き99、92、91mmを採集しました。(この島は3日間採集すれば95mmupが多数採れます)


    【画像4】 私の原住民スタッフがペレン島で採集したブルー・メタリフェル(後付け撮影)《私がバンクルン島で採集したブルーのほうが遥かに綺麗》

    2日後にスラウェシ島の港町で原住民スタッフと待ち合わせると、ブルーのメタリフェルの採集に成功して持って来ました。
    私はそんなに簡単にブルーが採れると思ってなかったので
    (たまたま幸運に採れた)、「うわー俺が行って自分で採りたかったなー!」と悔やんでスタッフにボーナスをあげました
    (今回は時間が無く、私のスタッフは素人なので採らせましたが、現地のプロのキャッチャーなどには頼みません)


    秘密の離島 → アチェ・プロナス、北スマトラ・シディカラン (離島 → Luwuk → Makassar → Jakarta → Medan)

    【画像5】 アチェ・プロナス産 天然92mm T−TOP採集

    プロナスで前回良いウロのポイントを見つけたので95、94、92、91、91、80mm台を順調に採集し、6m位の高さのウロに大型がいたのですが採り出せなかったため、後日戻って採る事にしました。

    【画像6】 オオタニワタリなどの着生植物の下に身を潜めて、樹皮を剥いで吸っていたヒラタ(外側からは見えなく、草を剥がさなければ分からない)高さ3m

    翌日シディカランへ行き、前回採集した極太怪物アゴのような個体がまた採れる事を期待してワクワクしながらポイントへ向かい、92(天然極太)、91、80mm台を採集しました。
    次の日もシディカランで採集する予定だったのですが日本から親戚の不法の連絡があり、予定を変更して急遽帰ることにしました。

    プロナスのウロに採り残した大型は出したかったので、翌朝早くプロナスまで移動し時間が無かったので、スタッフにウロを鉈で拡大させて、採ったのは97mmでした。


  • 2012年10月10日〜24日 ミンダナオ島〜パナイ島採集!

    今回はまだ判明していないラクノステルヌス原名亜種の♀を採る目的でパナイ島に行こうと思っていたところ、ミンダナオ島のスタッフから連絡があり12cmくらいある大きいアルケスが原生林近くのライトに飛んで来たという話でした。
    私のスタッフはド素人なので12cmは信じてませんでしたが9cmアップはあるだろうと思い
    (笑)、飛んで来た周辺で極太アルケスが採りたかったため(同時にアルケスの採れる木を調べたかったので)最初にミンダナオ島に向かう事にしました。

    【画像1】 ミンダナオ島産アルケス92mm(スタッフがライトで採集した個体を後付け撮影)ルソン島産に比べ、とにかくアゴと体が太くカッコイイ

    ミンダナオ島に着いてアルケスをチェックすると12cmはありませんでしたが(笑)、92mmの極太でアゴ先が湾曲しなく前に伸びたカッコイイ個体でした。
    あまりにもカッコイイので♀を採ってブリードしたら更に極太が出ると思い、私はアルケスを探しスタッフには標高1500mのポイントで野宿ライトトラップをさせる事にしました。

    【画像2】 内歯のあるミンダナオ島アトラス100mm。標高1415mのポイントでライトトラップに飛んで来た。

    6日間(説明が長くなるので省略)、いろいろな場所を片っ端から探しましたが、どういうわけかオドントラビスが付く木が沢山あるのもかかわらず全くアルケスは付いてなく、タウルスとオキピタリスしか採れませんでした。(恐らくこのエリアでは別な木にアルケスが付いていると思われる)
    スタッフに6日間、野宿でライトトラップをさせた成果はパリー2♀、ルマウィン1♂1♀、ツノヒョウタン、ヒメヒラタ他、アトラスの内歯が有る個体などで大した物が採れませんでした
    (泣)

    アルケスが採れなかったのでミンダナオ島の予定を延長し、別な州を調べに行く事にしました。

    【画像3】 崖の途中に生えたラティペニスが付いていた木で、ウロからヒラタを採り出しているところ。下は谷底なので落ちたら助からない。

    ※ このように木の特徴が分かる写真は通常は公開しませんが、広大なジャングルでクワガタを採るのは難しく大変だという事を伝えるため今回は公開しました。(この様な採集はいつもの事ですが、たまには写真で見せないと説得力がないため)

    【画像4】 ミンダナオ島産ラティペニス70.4mm(木の上で採った個体を下側で撮影)

    2日かけて新たな原生林を見つけたので標高900mまで登ってクワガタの木を探すと、崖っぷちの好条件の場所にチェルマインの木があり中央の分かれ目に樹液の痕のようなシミが見えたため、スコープで確認するとオドントラビスが付いてました。
    木が斜めに生えているのでスタッフが木に登ったらクワガタは崖下に落ちてしまうだろうと思い、私が崖下側に下りて待つ作戦にしました。
    かなりの急勾配で下は谷底だったためスタッフが最初に下りて安全確認をして、その後に私が下りて急斜面の途中で木につかまって待機し、スタッフに木に登ってもらうと案の定クワガタが落ちて途中の枝に引っ掛かりましたが、なんとか採るとラティペニスでした。木の分かれ目にはウロが開いていてヒラタ70mmが入ってました。

    翌朝、標高1200mまで登ってプドゥプドゥの木のウロでパリーオオクワ、枝先でルマウィンを採りましたが、アルケスが採れなかったので諦めてパナイ島に渡る事にしました。


    ミンダナオ島 → パナイ島

    【画像5】 ラクノステルヌス56mm(パナイ島産大型の特徴か、大図鑑に載っているような直線的なアゴではなく中間から外側に若干ギラファのように広がっている)

    昨年ラクノステルヌスを採った場所まで車とバイクで行き、同じ木を大きな石でたたくと56、51mm、2♀が落ちてきました。(木がインターとは違うため非公開)同時に♀が落ちてきたのでラクノスの♀という事が分かり感動して、近くにある数本の同じ種類の木をたたいたら54、53、43、40mm、1♀が落ちてきました。

    これはサイズ的に調子がいいからギネスサイズが採れるのではと思い、翌日も周辺の同じ種類の木を沢山たたいたのですが、今度は1頭も採れませんでした。

    ラクノスの採れる場所は今のところ1箇所だけで他の場所で同じ木をたたいても採れないので、これまでに採集できなかったのは局地的に生息しているからではないかと思います。(もっと詳しく調べなければ分かりませんが

    ギラファのポイントとラクノスのポイントが違うので、ギラファのポイントまで行きましたが激しい雨と時間がなく今回は95、91mmしか採れませんでした。

    パナイ島ではミンダナオ島と同じブルの木に沢山のインターメディアが付いていて(今回は最大99mm)、何でミンダナオ島にはアルケスが付いてないのかが分かりません。(ルソン島のアルケスも同じ木で採れる)


  • 2012年8月21〜9月10日 ルバン島〜ミンダナオ島

    日本の誇り小野田さんが30年間、日本のために戦っていたルバン島(ルバング)へ以前から行ってみたいと考えていて、おまけにクワガタのデータも無いのでヒラタがいるのではと思い上陸する事にしました。

    【画像1】 材割りで出てきたルバン島産ツノヒョウタン

    最初はマニラから船が出ているだろうと思ったのですが現在は出ていなく、港を調べるだけで3日かかり小さな港町へ行くとルバン島までは週に3回しか出ていないという事で港で1泊し翌朝出発しました。

    上陸しして山を調べるとほとんどは原生林が伐採された後の二次林だったため原生林を探すのに、翌日警察と役場に許可の申請に行く事にしました。

    警察の話では小野田さんが生活していた洞窟周辺から後ろ側が原生林ということで、警察1人と役場職員1人の同行であれば入山許可を出すという事でした。
    行動範囲が規制されそうだったため最初はバイクを借りて島を1周し、バイクで上がれる山道を片っ端から登って探し原生林まで行けそうな場所を見つけましたが、夕方暗くなってしまったので翌日調べることにしました。

    朝、役場に許可を申請し役場職員1人同行で前日見つけた山道をバイクで30分ほど登り、バイクを置いて歩いて1時間30分で原生林に辿り着きました。
    クワガタの付く木がほとんど見当たらなかったので、とりあえず材割をしたらツノヒョウタンとネブトは出てくるのですがその他のクワガタの幼虫は全く出てきませんでした。

    次の日、別な山を調べに行きクワガタの木があったのですがウロも開いてなく、クワガタは全く採れませんでした。
    原生林の近くのココナッツ畑の人に話を聞いてみると、クワガタは見た事が無くヒメカブトならいるという話でした。

    更に次の日、フィリピン空軍の電波基地が山の上にあり電灯があるので、何かしらクワガタが落ちてないかと思い基地まで登って聞いてみると、関係者以外立ち入り禁止で必殺技も効かず(かなり重要な情報基地らしくアンダーマネーが通用しなかった)、クワガタの事を聞いてみるとやはりヒメカブトしか見た事がないということでした。

    その後2日間は材割を中心に探しましたが、ツノヒョウタンとネブト以外のクワガタは採れませんでした。

    ※ 何度も書いてますがフィリピンは山の伐採が激しい事もあり、クワガタの絶対数がとにかく少ないので、ルバン島にはまともなクワガタがいない可能性があります。残念!(シーズンにライトトラップなどもやって更に詳しく調べなければまだ分かりませんが)


    ルバン島 → ミンダナオ島

    ミンダナオ島のスタッフから連絡があり、4月に標高1415m周辺で材割した幼虫が(私がプリンカップに入れてスタッフの家に預けて来た)羽化して白い柄とオレンジの柄があると言うので『今度こそ新種か?』と思い、ミンダナオ島に行く事にしました。


    【画像2】 4月に標高1415m周辺でスタッフが材割りで採った幼虫が、羽化したらコガネムシだった。

    ミンダナオ島に着いて逸る気持ちでスタッフの家まで行き、プリンカップを見ると白い模様があったので出してみると、なんとコガネムシでした(激ショック)

    20頭いた幼虫の19頭がコガネムシで、1頭だけズベール♀でした
    (4月にスタッフが材割で出した幼虫を私が1頭ずつ確認したのですが、まさか材にコガネムシの幼虫が入っていると思わなかったのでそのままプリンカップにセットしてきてしまいました)

    あまりのショックとコガネムシの幼虫とクワガタの幼虫を見分けられなかった自分が情けなくなり、採集する気力がなくなったのですが、せっかく飛行機でわざわざ来たので新たなポイントを探す事にしました。

    【画像3】 ミンダナオ島産タウルス(フィリピンではタウルスを採るのも一苦労)

    満月直後だったためライトトラップはあきらめ、他の原生林を調べに行ったのですがほとんどが伐採されていて見つからず、4日目にバイクで登った場所でドロンやブル(オドントラビスが付く木)が多く生えているポイントを見つけましたが、タウルスしか採れませんでした


  • 2012年7月30、31日 青森県ライトトラップ、ヒメオオクワ採集

    ライトトラップの最新事情などについて、以前からいろいろとお話を伺っていた青森ファーブルハウスの鈴木氏のところへ、ライトトラップの勉強をさせてもらいに行きました。

    【画像1】 樹皮をカジるヒメオオクワ(ズーム撮影)

    【画像2】 53mm♀39mm(ズーム撮影)

    青森まで車で高速を使って8時間(休憩1時間)かけて行き、鈴木氏と挨拶を交わすとすぐさまヒメオオのルッキングポイントを案内してもらいました。
    鈴木氏の話ではそこのポイントだと数種類の木でヒメオオが採れるということでルッキングしていると、カエデ系の木にヒメオオがいるのを鈴木氏が見つけてくれました。私は青森に来て早々にヒメオオを見る事ができたので感動し、「青森は良い所ですねー、こんな車でヒメオオが見れる場所があるなんて最高ですよ!」と言いながら写真を撮りました。
    その後もすぐ柳の木でヒメオオの53mmペアが採れ、私は大興奮でした。

    日没近くになってオオクワが高確率で飛来するという場所に行き、最新の秘密兵器ライトと鈴木氏のライトトラップのやり方を見せてもらう事にしました。
    鈴木氏のライトトラップは私の常識とは違って勉強になる事ばかりで、新兵器ライトも超手軽で素晴らしい物でした。

    【画像3左】 成田氏のライトトラップ結果(別ポイント)

    ライトトラップ中には鈴木氏のライトトラップ仲間の成田氏がわざわざ美味しいパンを差し入れてくれて、優しい心遣いに感激しました。
    (この夜のライトトラップは月が出ていたこともあってオオクワは飛んで来ませんでしたが、ミヤマ、アカアシ、ノコギリ、コクワなどが20頭ほど飛んで来ました。)

    【画像4右】 柳の木を蹴って落ちてきたアカアシクワガタ

    翌日は日中に別なポイントを案内してもらい、柳の木を蹴ってアカアシが多数採れました。
    夜はライトトラップのポイントに行くのが遅れてしまったのですが、超強力1000wメタルハの威力を見せてもらい、ド肝を抜かれました。


    ※ フィリピンやインドネシアの国内線では大型ライトの持ち込みができなく、日本のようなメタルハが手に入らないので現地調達だとどうしても水銀500Wになってしまいます。
    (大きな都市ではたまに工事用のメタルハ400wは売ってるが、安定器と一体化しているため形状が悪く重くて不便)


  • 2012年7月15日〜18日 ミンダナオ島

    バリのイベントが終わって少し時間があったため、どこかに採集に行こうか考えたのですがまともに採集に行くと1週間はかかり疲れていたので、私が頑張らなくてもスタッフが一生懸命やってくれるミンダナオ島に行く事にしました。

    【画像1】 ズベールホソアカ(ライトトラップに飛んで来た個体を後付け撮影で、その後リリース)

    【画像2】 ゼブラ・Ledae(ライトトラップに飛んで来た個体を後付け撮影です)

    ミンダナオ島に着いた時には帰国まで3日しかなかったので、私はMt.アポの入山許可を申請する時間がなかったため周辺でヒラタとアルケスのポイントを探すことにして、スタッフ4人で標高1500mまで登り3日間野宿でライトトラップをする事にしました。(スタッフは許可取得済み)

    私は標高1000mの原生林周辺でヒラタの木やアルケスの木を探しましたが何も採れず、スタッフのライトトラップに期待するしかありませんでした。
    ライトトラップのスタッフから夜10時過ぎにメールが入り
    (山のスタッフは電波のある場所を探して送信)、初日はゼブラ・Ledae♀とズベール、アトラスということでした。

    【画像3】 ロメオノコギリ

    翌日も私だけ1000m周辺の原生林を探しましたが、タウルスしか採れませんでした。
    その夜スタッフからはロメオの♀が飛んで来たというので、♀を新鮮なうちに管理したかったため翌日早朝にスタッフ1人だけ採れた個体を持って下山させることにしました。

    翌朝、スタッフからゼブラ・Ledae♀とロメオ♀、ズベールなどをを預かり、1人で下山したスタッフには体力回復のため肉などの追加食料を持たせ、すぐさま標高1500mのポイントまで戻らせました。

    最後の夜はルマウィン1♀が飛んで来ただけで、その他に良い個体は何も飛んで来なかったということで、朝5時に下山してきました。


  • 2012年5月19日 ナツナ島上陸成功!

    ナツナ島はスマトラ島やボルネオ島から遠く離れているため、変わった新種やオオヒラタもいるのではないかと思い採集に行きたいと思っていました。

    しかしナツナ島はインドネシア軍の特別な島だと聞いていたので、上陸できたとしても原生林での採集は難しいだろうと考えてました。

    毎回毎回頑張って採集しているのにいつも大したクワガタが採れないので、こうなったらナツナ島に行くしかないと思い、上陸できるかどうか分からなかったのですがいつものノリで向かってみました。

    【画像1】 ナツナ島の看板前で証拠写真

    【画像2】 ナツナ島産シロスジカミキリ

    最初はナツナ島の手前まで渡りナツナ島の渡り方を調べ、発電機やカーテン、ライト(水銀灯500W)を買い揃え、なんとか上陸に成功しました。

    車をチャーターし原生林を調べ地主を探し、必殺技(お金)で地主スタッフ2人を雇う条件で入山許可を取りました。

    翌日、原生林に入りましたがクワガタの採れる木が見当たらず、ライトトラップは良い条件の場所が探せなかったのでアトラスしか飛んで来ませんでした。

    【画像3】 ナツナ島標高330mの原生林の滝の横でライトトラップの準備。目の前は断崖絶壁で落ちたら★になる。(この後、雨で足が滑って超危険)

    【画像4】 ライトトラップに飛んで来た、ナツナ島初記録のモーニッケ56mm(スマトラ産と比べるとアゴの色が濃く、湾曲が強く太い)

    3日目、原生林を更に上がり標高300mの滝の横が断崖絶壁で少し見晴らしが良かったので、岩場で滑って危険でしたが(フィリピンでは当たり前)ライトトラップをしてみる事にしました。
    日没と同時にライトを点灯すると、開始30分でクワガタが飛んで来たので「来たー!」と叫んで近寄ると、なんとモーニッケノコギリでした。
    私は「なんでナツナ島まで来たのに普通のモーニッケがいるんだよー!」とがっかりでしたが、大図鑑にナツナ島のモーニッケの記録は無かったので少しだけ喜びました。しかしその後はアトラスしか飛んで来ませんでした。

    4日目、島の逆側の原生林を調べに行き、クワガタの採れる木はあったのですが何も採れなく、ライトトラップもやってみましたがアトラスとカミキリしか飛んで来ませんでした。


    5日目、最初の山に登り、良い条件のライトトラップの場所を探しましたが見つからなかったので、地主にお願いして少し木を伐採してライトトラップをしました。しかしこの日もアトラスとシロスジカミキリしか飛んで来ませんでした。

    6日目、モーニッケの♀が欲しかったので滝横の崖のポイントでライトトラップをすると、激しい雨が降ってきて足が滑り超危険な状態でライトトラップを続けましたが、この日は雨のせいで何も飛んで来ませんでした。

    【画像5】 最終日に飛んで来た、一瞬モーレンオオカブトに見えた長角のアトラス

    7日目、モーニッケの♀がどうしても欲しかったので滝横の崖でライトトラップをしようと話したら、地主スタッフが「今日は金曜だから滝横の崖に登ったら落ちるかもしれないからやめたほうがいい!」と言い出し、滝横の崖でやるなら協力できないと言ってきました。(※ イスラム教で金曜日は大事なお祈りがあるため)
    仕方がないので島の逆側へ行きライトトラップをすると、これまでは短角のアトラスばかりでしたが長角が初めて飛んで来て、胸角が狭かったため一瞬モーレンカブトかと思いました。 よく見ると長角の個体は胸角が平行ぎみで上方向に出ているように見えるので、ナツナ島のアトラスはモーレンカブトに若干似た特徴なのかなと思いました。

    結局最後の夜もカミキリとアトラスしか飛んで来ませんでした。


  • 2012年4月11日〜5月1日 フィリピン→スリランカ→フィリピン

    スリランカは4月からがクワガタのシーズンではないかと考え調査しに行く事に決め、同時にフィリピンもシーズン突入でもったいなかったので、ミンダナオ島の標高1500mでスタッフだけにライトトラップをさせる事にしました。  
    フィリピンは昨年ミンダナオ島の標高1200mでライトトラップをして普通種しか飛んで来なかったので、標高1500mmなら今度こそボルネオ島のような綺麗なキクロマトスや新たなオドントラビスが飛んでくるのではないかと考えました。


    最初はミンダナオ島へ渡りスタッフに標高時計とカメラを渡し、なんとか標高1500mまで登って新月(21日)をはさんで5日間、野宿をしながらライトトラップをするよう打ち合わせをしました。
    スリランカへ渡るチケットがその手前のシンガポールまで満席で数日間空いてなかったため、そのままミンダナオでヒラタを採集しました。

    フィリピン → スリランカ

    【画像1左】 蛾しか飛んで来ない(裏側から撮影)

    【画像2右】 ライトトラップに飛んで来たニグリータ28mm

    スリランカも今度こそはライトトラップで小型ノコギリくらいは飛んで来るだろうと思い、期待に胸をふくませながら新月前にスリランカへ渡りました。

    山に行くと、前回ライトトラップをした山の村の住人が私が生き物を捕まえてるという事で大騒ぎをしていたため、地元警察署長に来てもらい私は調査目的で許 可されている事を説明してもらいました。
    (スリランカでは法律で生き物の捕獲は禁じられていて、見かけた人は警察に連絡するよう指導されている)

    騒ぎと準備でライトトラップが2日遅れてしまい、前回よりも更に奥地の完璧な場所で2日間ライトトラップをしました。しかしネブト1♂しか飛んでこなくその他の甲虫は何も飛んできませんでした。

    もしかしたらシーズンが違うのかと思い、前回ヒメカブトが飛んできた場所に移動してライトトラップをしたら二グリータ1♂が飛んできました。

    【画像3】 前回作った樹皮トラップの樹液に来ていてたニグリータペア

    【画像4】 樹液の裏側に来ていたスリランカ産ウデムシ(気持ち悪ぅ〜!)

    次の日、日中の採集ではやはりクワガタの木が見つからなかったので、前回作った樹皮トラップを見て回ると1本の木だけ樹液が出ていて、そこに二グリータがペアで樹液を吸っていました。

    その後のライトトラップは甲虫やセミが飛んで来なく、採れたニグリータは小型で爪がしっかりしていたので、まだ発生初期で5月あたりからがシーズンの可能性があります。


    スリランカ → フィリピン

    《ミンダナオ島》
    ミンダナオのスタッフにライトトラップの結果を尋ねると、丸いハサミで内歯の無いアゴの♂が1と黒い艶のある♀が2、赤い♀が1、ズベール多数、アトラス多数という事でした。
    標高1415mから考えて、丸いハサミで内歯の無いアゴの♂はルマウィンではなく
    (ルマウィンは低地性だと聞いていたため)ボルネオ島のヒタムツヤクワガタのような新種ではないかと思い、ワクワクしながらシンガポール経由マニラ、ミンダナオへと戻りました。

    【画像5】 同時進行でフィリピン・ミンダナオ島のスタッフが新月にライトトラップ。標高1415mで飛んで来たルマウィン長歯61mm(スタッフ撮影)

    【画像6】 同上。 ロメオ♀24mm(スタッフ撮影)

    ミンダナオに着いてクワガタをチェックすると、なんとルマウィンの大歯と♀で、赤い♀はロメオノコギリでした。
    私は「なんで標高1415mの涼しい所でライトトラップして普通種が飛んで来るんだよ〜!」とぼやいて、ショックのあまりしばらく動けなくなってしまいました
    (大泣)
    (今回こそ、どちらかで新種が飛んで来るかもしれないと思ったのにー!金がいくらあっても足りないー!


  • 2012年3月13日〜21日 ルソン島○○州

    今年の1月にミンダナオのスタッフのミスでヒラタが採れなかったため、「ヒラタの場所を探しておけ!」と叱ったら良い場所が見つかったというのでミンダナオ行きを決めました(笑)。

    それとルソン島○○州産のヒラタがカッコよく、知人に頼まれたので最初は○○州へ行き、その後にミンダナオ島へ行く計画で向かいました。

    【画像1】 スタッフがウロ(約10m)から92mmを出した瞬間

    【画像2】 前回と同じウロにいた同じサイズの92mm ルソン島○○州産天然(アゴが若干太くカッコイイ)

    ○○州の原生林へは4躯のリフトアップ車でなければ行けないので、タイヤ交換や車の足回りを強化する整備で1日かかったため、翌々日に○○州へ向かいました。
    ○○州まで行くのに渋滞と途中、道を間違えてしまったので夜になってしまいました。

    前回のポイントはウロのある木が1本しかなかったので、翌朝別な場所を探しましたがウロの開いている木が全く無かったので、前回ヒラタを採った木へ行ってみました。
    10m位の枝分かれの場所にウロが開いていて、そのウロから前回92mmを採ったのですが、今回はその横の枝が新たにエグレていてヒラタがいるのが見えました

    木が太過ぎるため私には登れないのでスタッフを登らせると、前回と同じウロにまた92mmが入っていて、その右の枝のエグレにいたのは88mmでした。
    ♀が採れなかったので非常に悔しかったのですが、周辺は散々探してもポイントが無かったので、○○州は諦めて最北のApayao州まで行く事にしました。Apayao州までは○○州から約9時間かかるため、日程的にミンダナオ行きのチケットを既に購入してあったので、その日は夜ホテルに戻り寝ないで深夜12時にチェックアウトをしてApayaoへ向かいました。
    スタッフは安全運転で時間がかかるため私がイケイケ運転で朝8時到着を目標にカッ飛んで行き、途中バスと正面衝突しそうになりながら朝7時30分、もう少しでApayaoという所で渋滞で動かなくなってしまいました。ドライバー達がみんな車から降りていて、その先の国道の鉄橋が壊れて渡れないからUターンしろという事でした。せっかく寝ずに気合でカッ飛んで来たのにApayao目前でのUターンは、道が1本しか無いので戻って逆側からだと丸1日かかるため、なんで俺はいつもツイてないんだろうと放心状態になりました。
    (Apayaoへの道は地図上では2本あるのですが実際は1本しかない)

    非常に眠かったのですが既に明るく時間がもったいなかったので、Apayaoは諦めてシェラマドレ山脈北部を調べに行く事にしました。Cagayan州は6年前に散々調べて原生林がほとんど残っていないのは分かっていたのですが、当時山への道を作っていたのでもしかしたら太平洋側に抜けられれば原生林があるかもしれないと思い新しい道を探しました。色々な方向から道を探しましたが山を超えるような道は全く無く、地元の人に聞いてもそんな道は無いと言うので日没と共に断念しました。

    翌日、ラフロードを走り過ぎたせいか車の足回りが壊れてしまい、修理するのに田舎のためメカニックが居ないので街まで探しに行き、また1日掛かってしまいました。(フィリピンでは石だらけの道を無理して走るので車が壊れるのは日常茶飯事です)
    次の日、修理するのに部品が無く時間がかかるというので、私はその翌日にミンダナオに渡る事になっていたため私だけバスでマニラまで帰るか悩みました。しかしフィリピンの修理は現場を見ないととんでもない直し方で修理代を高く請求してくるので、スタッフだけには任せておけず車が直るまで待っていたら夕方になってしまいました。この時点で急いでマニラに戻ったとして翌朝になってしまうためミンダナオ行きの飛行機に乗れそうもなかったので、全てを諦める事にしました。ミンダナオ行きのチケット代往復分が無駄になり、あまりの不運さにくじけて採集する気もなくなったので、残り1週間の予定でしたが帰国のチケットを変更して帰る事にしました。(何しに行ったか分からずホント、バカみたい・・・


  • 2012年2月11日〜3月1日 北スマトラ州・西シディカラン、アチェ州・プロナス〜ペレン島、秘密の離島

    ※ 今回のインドネシア採集はオオヒラタの生態が分かる貴重な良い写真が沢山撮れたのですが、後々使用する予定があるため公開できません。

    【画像1】 北スマトラ州・西シディカラン産・アゴ先まで太い天然98mm(頭幅35.0mm、胸幅37.1mm)T-TOP採集

    バリ島でボランティアでLessonをした翌日、スマトラ島メダンへ渡りブラスタギに着いたのは深夜1時過ぎでした。

    翌日シディカランへ向かう途中、標高1700mの原生林を通るので、この付近で記録のある北スマトラのエラフスホソアカを探しながら向いましたが見つかりませんでした。
    シディカランの街は標高1000m以上あり涼しいのですが、以前ヒラタを採ったポイントは約700mなので昔の場所を探す事にしました。

    次の日、昔のポイントに行ってくれとガイドのJに頼みましたが、5年ぶりなのでポイントが見つからず、結局Jの親戚の家に寄ってその日は終わりました。
    その次の日はJの親戚にも協力してもらい以前ヒラタを採った場所を探したのですが、なんか山の雰囲気が違い原生林が残っていなかったのでJに「本当にこの場所は前に俺がヒラタをと採った場所か?」と聞き返すとJは「あっ、こっちじゃなくて逆側の場所だ」と言い、おかげで2日間無駄になってしまいました。恐らくガイドのJが親戚の家に行きたかったため
    (現地の人はお金がないのでなかなか親戚へは行けないため)ワザと親戚の家近くを探したと思われます。

    次の日はやっと本当の昔の場所を探したのですが、目安になるコーヒー畑が無くなってしまったため分からなくなり、結局ダダップも切られて無かったので採れませんでした。
    シディカランでは4日間採集してアチェ・プロナスに向かう予定だったのですが、1頭も採れなかったのでもう1日探す事にしました。
     

    次の日に昔のポイントから更に西側へ40キロ位向かうと、原生林下のコーヒー畑にダダップが数本あるのが見えました。最初に一番太いダダップをチェックすると、いきなり大きなウロからアゴの太い大型のヒラタが顔を出していました。一瞬100mmupに見え、2m位の場所のウロだったため速攻で飛び登ってヒラタがウロに潜らないようにピンセットをお尻側に差し込み、ゴム手袋でアゴを掴みT-TOP式取り出し方(足がもぎ取れないための出し方)で引きずり出すのに成功しました。とんでもなく太かったので100mmは超えてるだろうと思いノギスで測ると、98mmでしたがアゴ先まで太く面積のある超極太個体でした。この個体はアチェ産とは違いアゴから前胸まで点刻が粗いです。
    その他のダダップをチェックすると根元などにもヒラタがいて、6本の木で♂は約15頭、♀13頭採集する事ができました。
    (今回は数が採れたのでアゴスレなどはその場でリリースしました)

    【画像2左】 シディカラン98mmをウロから出した瞬間

    【画像3右】  アゴ短で良型のシディカラン66mm

    【画像4】 根元に潜って樹皮をカジッていたシディカラン産87mm(この個体はスレていたのでその場でリリース)  

    その夜は一気にアチェ州プロナスまで約6時間で向い、深夜に着きました。(数年前だと夜は危険のため軍によって州境でストップ)


    【画像5】 アチェ州・プロナス産天然92mmをウロから出した瞬間(本物のアチェ産は光沢がある)

    プロナスで以前採集した原生林の麓へ行くと、やはり山が伐採されコーヒー畑に変わっていたため何も採れませんでした。

    翌日は少し原生林奥に入り別な場所でダダップを見つけ、運良くヒラタが薄皮に入っていたパターンだった(木の状態によるが滅多にない)ため3本の木で14♂12♀採集する事ができました。(同じくスレ個体はリリース)

    プロナスで目標数が達成できたため夜は寝ずにパッキングし、翌朝4時に出発して約8時間でメダン空港まで向かいました。


    ペレン島へ向かうためその日のうちにメダン→ジャカルタ→マッカサール(スラウェシ島)までなんとか乗り継ぎに成功しました。(本当の採集バカ)

     

    【画像左】 ペレン島の綺麗な海(しかし電気は夜しかなく、まともなホテルは無い面倒な島)

    【画像右】 この石灰石の土壌がブルーのメタリフェルを生む(たぶん)

    更に翌日Luwukまで行き、夜の船に乗ってペレン島に着いたのは深夜1時過ぎなので、電気はすでに止まっているため真っ暗闇でした。(ペレン島は夕方6時〜夜12時までしか電気が無い)
    私は以前、別な島でブルーのメタリフェルを自力で採集した事がありますが、ペレン島でブルーを自力で採集するには時間が掛かるので私のスタッフに事前に探すように頼んでおきました。時間が無かったのでブルーのメタリフェルは見つからず、私のスタッフが事前に採ったメタリは若干青みのかかった黒っぽい個体だったため、スタッフにお金をあげてその場でリリースしました。(次回にブルーを探す時はバンクルン島まで行って自力で探したいと思います)

    【画像8】 天然はゴツく特徴的なペレン島産ヒラタ84.8mm T-TOP採集

    翌日、別な場所へ渡り秘密のヒラタを採りました(公表できない事も多く、説明が長くなるので省略)


  • 2012年1月10日〜27日 ミンダナオ島〜ルソン島

    最初はルソン島中北部のヒラタ内歯下がりエリアに行く予定だったのですが、ルソン島のスタッフが全然連絡が取れず2日待っても応答が無かったため、ミンダナオ島にヒラタやパリーオオクワを探しに行く事にしました。

    【画像1】 ミンダナオヒラタ60mm台(ウロから出したライブ写真)

    ミンダナオ島は前回、大きなウロで大型のヒラタが(食痕から見て恐らく90mm以上)中に居ると思われるドロンがまだ健在だと現地スタッフから連絡があり、ウロから採り出す必殺方法を思いついたので、なんとか採り出してやろうと思いました。
    それと以前、アゴの短いヒラタが採れた場所へリベンジしに行った際、橋が濁流で崩落していて辿り着けなかったので再びチャレンジする事にしました。

    アゴ短のヒラタが採れた場所が遠いので、初めにアゴ短のポイントへ向かう事にしました。
    ミンダナオはこの時期雨季のため雨の中バイクで1時間半かけて問題の橋に着くと、大きな橋は中間の部分が崩落したままでしたが、木材で無理やり補強してあってバイクや人だけが渡れるようになってました。そのまま渡って進み原生林の手前の橋が無い川で今度は水位が上昇していて全く渡れず、再び断念せざるを得ませんでした。

    次の日、ウロの奥から見えないヒラタを採り出すための小道具(うち1つは日本から持参)を買い揃え『この方法ならば見えない個体を絶対採り出せる!』とワクワクしながら現場へ向かうと、なんと大きなウロのドロンが枯れてました。
    「あー、何で枯れてんだよー!」と叫びながら木を確認しに行くと、人の手は加えられておらず(よく地主が邪魔な木を枯らすため皮を1周剥いでしまう)よく見るとヒラタがウロの周りをカジッて剥いだ食痕が上から下まであり、その影響で木が水分を吸い上げられず枯れてしまった事が分かりました。
    (やっぱりオオヒラタは木を枯らす威力のある害虫)
    スタッフに「おまえがこのドロンまだLive Treeだって言ったからヒラタ採るのに飛行機に乗ってわざわざ来たのに意味ねーじゃん!なんでLive Treeって言ったんだよ!どの木を見てLiveなんて言ったんだよ!」と少し怒ると(実際はめちゃくちゃ腹が立っていて頭を叩いてやりたい気分だったが、途上国で頭を叩くのは良くない事なので我慢した)、『あれ〜?』っていうような顔で返事はしませんでした。(とにかくフィリピンでは良くある事で、いい加減で責任感が全く無い)
    仕方がないので周辺を探しましたが、元々ウロの開いているドロンはこの1本だけしかなかったので新たなウロの木は見つかりませんでした。

    【画像2左】 ミンダナオ島産アトラスカブト(後付け撮影)

    【画像3右】 ミンダナオ島産カタゾウムシ(二次林や原生林があればどこにでもいる)

    次の日は以前にトラップを作った場所を見に行ったのですが全てドロンだけが切られ無くなっていたためダメでした(ドロンは木の質が柔らかく木材としては適さないのですぐに切られてしまう)

    更に次の日は、新たなポイントを探すためバイクで山に入って行ける道をくまなく探して入って行きましたが見つかりませんでした。

    その次の日は、以前にブルの木が沢山あった場所へ行き探すと、小さいウロに60mm台の♂だけが居て♀は居ませんでした。

    ミンダナオパリーも採りたいと思って来たのにヒラタの♀すらも採れないため、かなり落ち込んでやる気を無くしたのでミンダナオは諦め気持ちを切り替えルソン島に行く事にしました。


    ミンダナオ島 → ルソン島 

    ルソン島に周囲の山からかけ離れている独立した山があり、独自の進化をした亜種が居る可能性があるのため、以前調査した事があるのですが再び調べる事にしました。

    【画像4】  ルソン島〇〇州の独立した山で新しく見つけた木にいた、胸部は黒く上翅の赤い綺麗なヒメカブト。

    以前この山を調査した時には他の山に比べてジャングルの中が乾燥していて、材割りをしても幼虫が出てこなくドロントラップを作って樹液が出てもタウルスすら採れませんでした。
    2年半ぶりに山に入ると最高の条件の場所にドロンがありカミキリのウロが開いているにもかかわらず、いぜんタウルスが入ってなかったのでこの山はドルクスが居ないと思われます。

    この山の木は他の山の木と少し違っているため、次の日は原生林周辺の木をチェックして周ると二次林の場所で初めて見る木(今まで目につかなかっただけの可能性もある)の枝にヒメカブトが樹皮を齧っているのを見つけました。
    小型は普通のヒメカブトですが、胸角の伸びた大型は上翅が赤く胸角は黒い綺麗な個体でした。その後は原生林にも同じ木があり探しましたが、結局最初の1本でしか採れなかったため個体差なのかどうかは分かりませんでした。

    【画像5】 立ち枯れの根元を掘り起こしたら出てきた小型クワガタの幼虫

    【画像6】 ルソン島産亀吉の交尾(大した写真が撮れなく暇だったので、近くにいた亀吉を撮っただけ)

    その次の日は材割りを徹底したのですが倒木が乾燥していてクワガタの幼虫が出てこないため、倒木の根を掘り起こせば湿り気があって幼虫がいるのではないかと思いつきました。
    立ち枯れで状態の良い木を何本か倒し、根っこをほじくると遂に小さな幼虫が出てきました。しかしこの1本だけでその後は出てきませんでした。

    次の日も別な場所で材割りをやってみましたが幼虫は全く出てきませんでした。

    この幼虫はいつものように現地秘密基地に保管してきたので、見たこともないようなクワガタが羽化するのを祈るばかりです。(どうせピリピンネブトかヒメヒラタでしょうけど・・・)


  • 2011年12月15日〜28日 スリランカ採集(その3)

    【画像1】 現地秘密基地13号で羽化したニグリータ(新成虫を後付撮影。本来このプドゥプドゥで採れると思っていたが・・・)

    スリランカ到着翌日、ニグリータの羽化個体を見に行く前に街でライトトラップの発電機、水銀灯(500W)を買い、布を特注で作って丸1日かかりました。その夜ライトトラップのテストをしようと水銀灯をソケットに取り付けたら、ライトのガラスが外れて壊れてしまいました(途上国のため粗悪品が多い)

    翌日交換して山に向かい、夕方、山の秘密基地13号に着きニグリータの蛹を確認すると見事に羽化していました。

    次の日、スリランカで1番の原生林だと警察関係者に紹介された山へ行き調査許可証を提出して森林警察の案内で山を見て周りましたが、ドロンやプドゥプドゥはあるのですがクワガタは見つかりませんでした。

    更に次の日、山に登って探しましたがネブトしか採れず、夕方に原生林を見渡せる良い場所を見つけたので翌日ライトトラップをする事にしました。
    今回は某大臣がライトトラップに同行してくれるという事だったのですが場所が少し遠くて申し訳なかったので、代わりに秘書に一緒に行ってもらう事にしました。

    【画像2左】 ピンクの目玉模様とその周りは青紫で綺麗(しつこいようですが蛾は好きじゃありませんからね!)

    【画像3右】 バナナトラップに来たヒメカブト♀

    この次の日、大臣秘書とスタッフ3人(発電機などの荷物も持ち)を雇い合計5人で1時間半かけてライトトラップのポイントまで登り準備をしました。
    いつもは布を張る棒を近くの木を切って使うのですが、スリランカは木を絶対に切れないので
    (金を出してもダメ)知り合いの土地から木を譲ってもらい作りました。
    夕方6時過ぎに点灯しましたが甲虫はウスバカミキリしか飛んで来なく、クワガタは飛んで来ませんでした。

    その次の日は別な場所を探しましたが相変わらずジャングルの中はヒルだらけで、前の人が歩いた徒をヒルの群れが追うように向かって行く光景は鳥肌が立つくらい気持ち悪く、クワガタが居なかったら100万円もらっても絶対に入りたくない場所です。
    この夜はライトトラップの場所を変えてやりましたが、甲虫は何も飛んで来ませんでした。

    あまりにもクワガタが採れないので次の日は果実トラップをする事にしたのですが、T-TOP式トラップ2型、3型は材料が揃わないので(製作に半日かかる)普通の果実トラップを作り良い条件の場所に仕掛けました。
    夜のライトトラップはタイワンカブトしか飛んで来なく、おまけにライトトラップ終了の時ランプ脱着でまたランプがガラスだけ外れて壊れてしまいました。

    翌朝5時に起き、連日の山登りで体中痛いのを我慢して果実トラップを見に行くとヒメカブト1♀が付いてました。
    その後、山を下りて新しいランプを探しに街まで1時間半かけて行き、500wの水銀灯を探したのですがなかなか見つからず結局夕方になってしまったので、この日はライトトラップができませんでした。

    【画像4左】 ライトトラップ中のヒル対策用マイチェアーと発電機を持って山の途中まで登るため、バイクを探したら日本の郵便バイクしかなかった(笑)

    本来このようなカッコ悪い写真は載せたくありませんが、あらゆる手段を使ってでも徹底した採集調査をしている事を伝えたかったためあえて載せました(よくある未確認のいいかげんなデータが大嫌いなので)

    【画像5右】 ライトトラップに飛んできたスリランカ産ヒメカブト

    クリスマスイブ早朝、クリスマスなど関係ないBuddhistのスタッフとバナナとラップを確認しに行くと、黒いカナブンが付いていたのですが採ろうとした瞬間飛ばれて逃げられてしまいました。
    新月前日でクリスマスイブのため、ライトトラップで嬉しいプレゼントが飛んで来てくれないかなと思いながら待っていましたが何も飛んで来なくヘコんだので、携帯で
    (電波があったので)むし社の土屋氏に電話をして愚痴をこぼしていたらカミキリが飛んで来てくれました(笑)。

    クリスマスの日、いっこうに山でクワガタの採れる木が見つからず、山周辺の人達にクワガタの事を聞いても木に付いているのは見たことが無いというので、クリスマス新月の最後のライトトラップに懸けることにしました。
    新月のライトトラップにもかかわらずクワガタが飛んで来なくて暇だったので、スタッフに日本語を教え
    (スタッフ3人は英語ができなくコミュニケーションが難しかったため)おはようございます!ありがとございます!気合い!」を教えたら、「気合い!」の意味だけ伝わらなかったせいかライトトラップ中スタッフ4人はしきりに「気合い!」を連呼していた

    その「気合い!」のおかげで、その後ヒメカブトが飛んで来てくれました(笑)。

    【画像6】 材が硬かったので大きな斧を借りてきて割ったら50gオーバーはありそうなウスバカミキリと思われる幼虫と新成虫が出てきた。

    【画像7】 最終日にやっと採れたニグリータ♀(木の上で採った♀を下側の葉に付けて撮影)

    新月のライトトラップでもクワガタが飛んで来なかったので、次の日は原生林の中で材割りを徹底しましたが全然クワガタの幼虫が出てこなかったため、原生林の境目で白枯れの大木を割ったらウスバカミキリの新成虫と幼虫が出てきました。幼虫は50gは超えてそうで大型が期待できそうだったのですが・・・ところでカミキリのブリーダーっているんですかね・・・?(笑)
    結局ネブトっぽい幼虫しか出てこなかったので、この日は連日の疲労もありライトトラップはしませんでした。

    最終日は大臣秘書の家の近くにある原生林に行き、○○を作る木(台湾カブトなどが採れる)が所々にあったので試しに木に登ってチェックしてもらうと、なんとニグリータの♀が採れました。
    その他はゾウムシと台湾カブトしか採れなく帰国前日だったため時間が無く、結局ニグリータ1♀だけでした。


  • 2011年11月16日〜30日 パナイ島〜バラバック島採集

    【画像1左】 パナイ島産ギラファの採れる山(左奥の山。この場所に来るのにバイクで急勾配ながけ道を2時間走り、更に川向こうの山から2時間歩く)

    【画像2右】 樹液に来たパナイ島産蝶(日本では普通だがフィリピンで樹液に来る光景はなかなか見られない)

    【画像3】 パナイ島産インターメディア104mm(木を叩いて落ちてきた個体を下側で後付撮影)

    パナイ島産ラクノステルヌス原名亜種の♀を採るため、前回のポイントへ向かいましたがラクノステルヌスは採れませんでした。
    同じポイントでギラファは96mm、94mm、♀50mmだけでしたが、今回はパナイ島産インターメディアの大型を頼まれていたのでインターの大型がよく採れる川沿いのポイントへ向かいました。
    薄暗くなるまで採集してインター104、100、99、98、95、95と大型を久しぶりに粒ぞろいで採集する事ができました。
    (90以下多数)

    翌日以降も狙ったのですが2日雨が止まず川が増水して渡れなくなってしまったため、予定を変更して新月に合わせバラバック島にライトトラップをしに行く事にしました。(採集でこのような無茶な移動をする人は私くらいしかいないと思います

    11月22日 パナイ島から マニラ パラワン島 23日 バラバック島上陸

    【画像4左】 11月末にアトラスの飛来は珍しく、おまけに爪がしっかりしていて驚いた。

    【画像5右】 色彩の鮮やかなコガネムシ。

    パナイ島からマニラ、マニラからプエルトプリンセサと渡り、そのまま車でパラワン南部に深夜12時過ぎに着きました。
    翌日パラワン南部を昼に出て夕方バラバックに着き、前回のバイクのドライバーが連絡が取れなくなってしまったのでその日はライトトラップができませんでした。

    翌朝、原生林のブルの木を見に行ったのですが相変わらずクワガタは何も付いてなく、前回アレンの発酵した樹液に無数のショウジョウバエがいた場所にもネブトすらいませんでした。夜は島の逆側の原生林まで行きライトトラップをしましたがクワガタは飛んで来ませんでした。

    【画像6】 樹皮を延々と抉りながら樹液を吸うバラバック島のインターメディア。

    次の日はマングローブのポイントを調べに行きましたが、前回同様インターメディアは樹皮をカジっているのですが他のクワガタはいませんでした。マングローブの樹皮は厚く乾燥していて硬いため、やはり小型のクワガタではかじりきれないと思うので小型種は来ないような感じがします。
    その夜は絶好の場所でライトトラップをしましたがクワガタは0でした。

    次の日、島で最大の原生林で材割りを徹底しましたが、アトラスの幼虫とクロツヤムシだけでクワガタの幼虫は全く出てきませんでした。
    夜のライトトラップは11月末にもかかわらず爪のしっかりしたアトラスの♀が飛んできたので驚きました。その他はインター70mm台1♂だけでした。

    ※ マングローブにいるインターは飛翔性が高く、小型や♀は近づくとすぐに飛んで逃げてしまいます。これは下が海のため自分から落ちて下の土などに隠れられないのが理由の1つのような気がします。
    以前インドネシアのシムルゥ(Simeulue)島に行ったときは、ダールマンやラティペニスのほとんどが近づいただけでセミのように飛んで逃げてしまうのでその飛翔性に驚きました。しかしシムルゥ島のダールマンは海側ではなく山なので、鳥やサルなどの天敵が多いことが飛翔性を高くした原因ではないかと思います。

    バラバック島も悪性マラリアが非常に多く、マラリアにかかってパラワン島の病院に行けるお金がない人は★になるのを待つしかない現状だそうです。
    私の宿に泊まっていた人の子供がマラリアを発症したので、同じ蚊に刺されたら自分もマラリアになってしまうと思い寝るときは蚊帳を吊って寝るようにしていました。最後の夜にライトトラップを終えて帰り疲れて蚊帳を忘れて寝てしまい、朝起きたら血を満タンに吸った蚊が重そうに目の前を飛んでいたので蚊に沢山刺された事に気づき焦りました。その後風邪をひいたため、ビビりながら帰りました
    (笑)
    。(反政府ゲリラやイスラム過激派にはビビりませんが

    帰り道パラワン島でも海沿いのマングローブを見てみましたが、インターは見当たらず食跡も見つかりませんでした。


  • 2011年10月22日〜11月5日 スリランカ採集(その2)

    【画像1左】 スリランカ産糞吉

    【画像2右】 スリランカ産ノコギリカミ吉(酢エチ処理後)

    前回調査した山が本当の原生林じゃなかったため、今回は警察関係から聞いた本当の原生林のある場所へ向かいました。
    最初に見に行った山はやはり所々にしか原生林が残ってなかったのですが、せっかく来たので材割りしてみるとネブトと思われる幼虫が出て来ました。山の状態からして他のクワガタの幼虫は期待出来なかったので、100%Natural Forestの場所を教えてくれと山のガイドに頼みました。

    翌日向かった山はダムのある森でしたがやはり20年以上前に伐採された様子で(普通の人では見分けがつかない)完全な原生林ではありませんでした。ダム周辺の木を見て周ると、クワガタの採れる環境としては色々な種類が望める森ではなく、おまけに山に入るのはダム管理局の許可が無ければダメだということでした。

    【画像3】 原生林の倒木の下から出てきた、ニグリータと思われる幼虫。

    次の日、私はもっと大きな木が沢山ある森を案内してくれと頼み、別な場所へ行くと初めて本当のPrimeval Forestが出てきました。
    (スリランカは緯度的にフィリピンのミンダナオ島とほぼ同じ位置ですが、原生林の木の状態はルソン島に似ていました)

    前回の採集で山はヒルが異常に多かったので、ヒル対策で長ズボン(いつもは半パン)に厚手の靴下をまくり上げた格好でジャングルに入ったのですが、あっという間に足元はヒルだらけで靴下の上から血を吸いまくられました。日本から持ってきた虫除けスプレーは全く効かず指でヒルを剥がそうとしてもスリランカのヒルは吸盤が強くてなかなか取れなく、そうしてる間に指も血を吸われる始末でした。

    ※ スリランカはほとんどが仏教徒で仏教五戒の1つ不殺生戒があるため、蚊が寄って来ても手で払うだけで山はヒルなども駆除しないので異常繁殖しています。

    ジャングルに入るときスリランカのガイドはナタで木を切らず手で避けながら歩く(普通はガイドが邪魔な木やトゲのある木などを切りながら歩きやすくする)ためトゲが顔に刺さったりして歩くのが困難で、材割りをしていても周辺の邪魔な木を切らないので通常の数倍時間がかかりました。

    色々な倒木を割っていると倒木の下からオドントラビスの幼虫が出てきたので、カリナータか二グリータだと思いなんとか成虫を探したかったため夢中で土を掘りました。

    【画像1】 倒木の下を必死に掘って繭玉で出てきた、ニグリータ(大図鑑で野外における珍品度★★★★★に指定されている)と思われる原歯形の蛹。

    ジャングルの土の下は色々な根が入り混じっているのですがガイドは根も切らないので、私が土方並みの作業で広範囲に30cm程掘り下げると砂交じりの所から繭玉が出てきました。
    私がガイドに「この中にPupaがいるんだ」と言うと、ガイドは繭玉を取り耳元でシャカシャカし始めたので「★になっちゃうからやめろ!」と取り上げました(笑)。繭玉を割ってみると原歯形の蛹でした。
    その後は土砂降りの雨になってしまい足はヒルだらけで、それでも土を掘り繭玉を探しましたが結局1つだけでした。

    ※ オドントラビスの幼虫はたまに出てきますが、繭玉を出すのは採集レベル★★★★★です

    サソリクワガタの幼虫を探すのに白枯れ材を割っていたのですがそれらしい幼虫が出てこなかったため、よく考えたらあの発達したアゴ(大図鑑参照)では材からの脱出が不可能なので柔らかい材だろうと考え直しました。むし社の土屋氏にも採集状況を報告したところ、ネブトの幼虫が入りそうな環境が怪しいという意見をいただきました。

    次の日以降は色々な山で柔らかめの材を割ってみましたが、ネブトのような幼虫しか出てきませんでした。

    ※ 繭玉の蛹と幼虫は山の近くの秘密基地(13箇所目新設)に保管して今後の羽化を待ちます。

    《追記》 帰国後に新大図鑑を見ると、蛹の原歯形のアゴは丸く湾曲しているのでニグリータの可能性が高い と思われます。 (次回に行った時、無事に羽化している事を願うばかりです)


  • 2011年9月22日〜10月6日 パナイ島採集

     【画像1】 ラクノステルヌス原名亜種45mm(木を叩いて落ちてきた個体を下側で後付け撮影)

    パナイ島に渡る前に強烈な台風が2つ上陸して国内線が欠航になってしまったため、2日間足止めを食ってしまいました。
    その後、現地のスタッフとも全く連絡が取れなくなってしまったので、とりあえずパナイ島に渡って山に向かうと大きな川の橋
    (2年前にできたばかりの立派な橋)が決壊していて渡れませんでした。
    水位が下がるのを待ち3日後に向かうとその先の橋も決壊していたので、バイクを借りて竹でできたイカダで渡り進むと、また橋が決壊していて山の麓まで行けませんでした。
    更に水位が下がるのを2日待って向かい、途中からバイクで川を渡りスタッフの家に寄ってから歩いて、山に着いたのは夕方近くなってしまいました。
    毎年ギラファを採集しているポイントに急いで行き、何本かのブルの木を大きな石で叩くとインターメディアと一緒にギラファ100mmと♀55mmが落ちてきました。
    隣のブルの木を叩くと足元に小さなクワガタ落ちてきたので、最初はタウネスヒラタだろうと思って拾ってみるとアゴが少し長かったため、よく見たらなんとラクノステルヌスの原名亜種でした。
    ラクノステルヌスの原名亜種は長年さんざん探して全然採れなかったので大興奮でした。

    【画像2】 パナイ島産ギラファ(アゴ先カギ無し)100mm(木を叩いて落ちてきた個体を下側で後付け撮影)

    その後は雨が凄く奥のポイントまで行けなかったのでギラファ99mmしか採れませんでした。

    翌日以降は大雨が降り川が増水して再び渡れなくなってしまったので、今回はギラファの110mmアップは採れませんでした。

    パナイ島のギラファのポイントはこの時期連日雨で川が増水して渡れなくなるので、山で寝泊りして採集すれば比較的簡単に110mmアップが採れると思います。


  • 2011年9月12日〜18日 スリランカ採集

    私の昔の採集目標は、シリアにジュダイクス、カメルーンにレギウス、インドにウエストウッディーを採りに行き、最終的にはアマゾン調査に行く事でしたが、フィリピンやインドネシアで狙ったクワガタが思うように採れず悔しくて何度も同じ国に繰り返し採集に行くようになってしまいました。
    そのためこれ以上他の国に行くとその国でもリピートしてしまい日本に帰らなくなってしまうと思ったので、『新たな国には採集に行かない!』と自分でブレーキ・ロックを掛けてきました。

    8月、知人からスリランカで政府関係の仕事をする人に投資をしてくれないかという話が来たので、私は当人と話をして山に入れるか尋ねたところ今は内戦も終結したし大統領と親しいから大丈夫だと言われ、私のブレーキ・ロックが解除されました(笑)。

    ※ スリランカは生物などの採集や持ち出しは厳しく禁止されています。

    【画像1】 材割りで出てきた大型のカンディネブトの蛹(邪魔なクロツヤムシも沢山出てくる)

    コロンボに着いて初めは投資先の関係者や政府関係者と話をして、何処に原生林があるかを尋ね最初は近場にあるという森に行く事にしました。
    色々な場所を見て周り、森には夜7時過ぎになってしまったためよく見えませんでしたが、木の大きさや種類を見て本当の原生林ではないことが分かりました
    (野生の象がたまに入り込むという話でした)
    材割なら小型種の幼虫が出てくるのではないかと思い翌日早く同じ場所に向かうと、マホガニなどの植林された森に自然の木が沢山生い茂っている森でした。(一般の人は本当の原生林に行った事が無いので自然の森と区別がつかない)まともなクワガタは採れないのは分かってましたがせっかく来たので、中に入って倒木を割ってみたらハナムグリの幼虫しか出てきませんでした。
    他に自然の森は無いのか尋ねると別な地域にあると言うので行ったのですが、やはり同じような植林の森でその他の平地はほとんどココナッツ畑でした。

    【画像】 カンディネブト23mm(以前はCheliferだったが、新大図鑑でKandIensisになった)

    標高のあるキャンディ方面まで行けば保護区の森があるのは分かっていたので、改めて保護区立ち入り許可の手続きなどをして向かう事にしました。
    中央山間部に向かうと山はほとんど伐採されていて、保護区だけが厳しく管理されていました。
    保護区に入る前に管理関係者に目的や所持品を検査され、採集等は一切禁止と言われてしまいました。とりあえずクワガタの採れる木があるか調べるために入ると、なんとマホガニやアカシア、建築などに使用される硬い木
    (国ごとに名前が違う)の大木(直径1m以上)がほとんどの再植林地域でした。森の外から見ると原生林に見えてしまうので、普通の人には見分けができません。

    【画像3左】 スリランカ産ツノゼミ

    【画像4右】 スリランカは島国なので、独自に進化した珍しい形態のトカゲが多い。

    【画像5】 倒木の樹皮をめくったら出てきたクビワクロハナムグリ(最初はゴキブリだと思ったのですが、飛んだのでハナムグリだと気づいた)

    別な保護区へ行くとやはり採集などは禁止と言うのでその日は諦め、夕方政府関係者に電話をして翌日、特別に調査目的の許可を出してもらいました。
    森に入るとやはり再植林地域だったので森林警察官に「この森はPrimeval Forest
    (原生林)じゃなくてReforestation(再植林)だろ」と言うと「100年前に伐採されてTree Plantimg(植林)
    でやっと現在Natural Forestになった!」と言ったので、私は「Not Natural!」、「I’m Primeval Forest Master」と言うと「・・・?」黙ってしまいました(笑)。
    木での採集はできないと思ったので材割り中心で幼虫を探すと、ネブトの幼虫が出てきたため倒木をひっくり返すとカンンディネブトが出てきました。

    他の倒木の樹皮下からクビワクロハナムグリの成虫やネブトが出てきたのですが、やはり木の種類からして他のクワガタの幼虫は厳しいと思ったので、次回に本当の原生林を探す事にしました。


  • 2011年7月26日〜8月12日 パラワン島〜バラバック島採集!

    パラワン島はボルネオ島と共通する種(インペリアリスツヤ、モーニッケ、カネギエーテル、フェモラリスツヤの黒など)が生息しているため、標高1000m以上にボルネオ島のような綺麗なキクロマトスやフタマタがいないか、今度はパラワン島の標高1000m以上を目指す事にしました。

    画像1左】 Mt.Gantung(奥の雲がかかった山)ブルックスポイントから歩いて1日以上は掛かる。

    【画像2右】 山の麓の村で首を切られたキングコブラ 約4m(地元の人は見つけると危険なので★にします)

    Mt.Gantungは有名な産地ですが標高1780mしかないため、パラワン島で1番高いMt.Mantalingajan(2086m)の標高1000m以上を目指しました。Mt.Mantalingajanは地理的に行くのが極めて困難(そのためクワガタの確実なデータはない)なのは地図上でも分かってましたが、到達に歩いて3日掛かってもなんとか標高1000m以上で採集したいと考えました。

    プエルトプリンセサに着きそのまま目的地周辺まで直行で向かい(ミニバンで約6時間の片道を日本円で2万5千円。超高いパラワンの車代)翌日最短で行けそうな入山ルートを調べるため色々な方向から山を見て回り、山付近の村でMantalingajanの事を聞いてもほとんどの人はMantalingajanの山名すら知りませんでした。村長を尋ねたところ知ってましたがMantalingajanへ行くには市長の許可を取って、山は2つ超えて2日は掛かり悪性マラリア(致死率が高い)が非常に多いので登山は難しいという話でした。 

    とりあえず生態調査目的の申請を出して許可が出るまでに市長の都合で2日掛かってしまったので急いで発電機(8台目)やライト、カーテンを買い揃え(許可が出なければライトトラップは出来ない為)マラリアの予防薬を買おうとしたら現在は医者の処方せんがないと買えなくなっていました(10年前は薬屋で当たり前に買えたため想定外) 
    村警察2名と原住民2名を雇い、私のスタッフも含めて5日分の食糧とガソリン20ℓなどを買いました。その日は山の麓の家で寝ることにしたのですがその付近もマラリアが多い
    (発症率が高い)という事だったので、私だけ蚊帳を借りて虫除けスプレーを全身に浴びて寝ました。
    (※パラワン南部の山は吹き矢を使う原住民が、森は精霊が宿る神聖な場所と考えているため外部の人が山へ入るには原住民の案内が無ければだめ)

    【画像3左】 ウロから出したパラワンヒラタ84mm(両アゴ欠け)

    【画像4右】 毒塗り吹き矢(2m)を使う、南パラワンの原住民(スタッフ)

    翌朝6時に山に向かって歩き出し、5日分の食糧(米、缶詰、その他)ガソリンなど荷物の多さで原住民を2名追加して計8名で向かいました。原住民の居住区付近まで行くとマラリアを媒介するハマダラ蚊が多くいて虫除けスプレーが汗でほとんど効かなくマラリアの予防薬も飲んでなかったので、このままではクワガタを採る前にマラリアにかかってしまうと思い(スタート2時間で断念)、とりあえずスタッフを先に標高1000mまで行けるか確認させる事にしました。(当初はマラリアの薬を飲んで登山予定だったので、発症して入院した場合日本人は法外な医療費を請求されるため)
    私のスタッフには「標高1000m以上の場所でで良いクワガタが飛んで来たら、その時はマラリア覚悟で後から必ず登山するから頑張れよ!」と言い標高時計を渡し私だけ引き返す事にしました(命は惜しみませんが、マラリアは帰国後に発症する恐れもありその時ニュースになったらカッコ悪いので)
    その夜、山のスタッフからメールが来て(山奥でも時々電波が入れば通話ができなくてもメールはできる場合がある)『山が険しくて標高640mまでしか登れなかったので今日はこの場所でライトトラップをする』と連絡があり、その夜はアトラス数頭、インターメディア、オキピタリス♀しか飛んで来なかったとの事でした。
    次の日、私は別ルートからの登山コースを探しましたが、遠回りで時間が掛かってしまううえ山はやはりマラリアが多いという事でした。その日スタッフから連絡がありMantalingajan側にはライトトラップのポイントが見つからなかったから手前の山の標高840mでライトトラップをするという連絡がありました。1000m以下という事は普通種しか飛んで来ないので期待しないで待ってたところ、ゼブラ、インター、アトラスだけという連絡でした。
    次の日はなんとかMantalingajanの1000m以上でポイントを探せと伝えたのですが、やはり1000m以上になるとオープンポイントが全くないらしくその日はMantalingajan側860mでライトトラップのポイントを見つけたという連絡でした。しかし結果はオキピタリス、インターだけだったという事でした。
    4日目、当初の予定より2名増えて行動しているため5日分の食糧が尽きるから1000以上の新たなポイントが探せない状況だ、という連絡が来ました。仕方がないのでなんとかその日を最後に頑張ってくれと伝え、結果800mのポイントはゼブラ、インター、アトラスという事でした。
    5日目に私は日中の採集でやっとヒラタのポイントを見つけ84mm2♂2♀をゲットし、夕方スタッフが下山するのを待ち合流しました。

    結局この村からのコースでは1000m以上にポイントが無いというのが分かったので、次回は島の裏側から調べる事にしました。

    予定より早くMantalingajanを切り上げたので、一気にバラバック島まで渡って調査するため、帰国の飛行機を変更して向かう事にしました。

    【画像5左】 バラバック島 役場前(採集に行く前 AM:6:00)

    【画像6右】 バラバックに上陸した証拠のために蝶採集(お土産)!

    パラワン島のほぼ最南端の港まで行き、バラバック島までの船を調べると1日1便(定員約30名)の小さな船だったため急いで乗ると、海上保安官によって厳しく荷物をチェックされました。昼に出航して夕方バラバック島に着くと島はモスリム(イスラム教徒)中心で、まともな宿や食事をするとこが無く夜12時以降は電気が無い不便なところでした。

    島はバイクしか無い(工事用の車両はある)ので翌朝バイクで山を見て周り、標高は500m位しかないのですが入り組んでいるため意外と原生林が残っていて(フィリピンの小さな島のほとんどは住人が生活するために原生林をを伐採してココナッツなどの生活畑になっている)原生林まで歩いたらブルの木が沢山あったのですが何も採れませんでした。ライトトラップの完璧な場所が見つからなかったので、とりあえず発電機(約20kg)をバイクで抱えながら(山道で揺れるので大変辛い)原生林近くまで運び、二次林との間でライトトラップをしたらアトラス♀バラバック島初)しか飛んで来ませんでした。次の日、別な原生林を調べに行きブルの木を探しても全くクワガタはいなく、ライトトラップはアトラス♀とオキピタリス♀だけでした。

    【画像7】 樹皮を齧るバラバック島初のインターメディア(小さな蜂も樹液を吸っている)

    更に次の日は島の逆側をバイクで調べに行き、海沿いをバイクで延々と走っていて砂浜の段差でバイクを降り、立ちションをしながら海に生えているマングローブを見ていたら枝に傷が付いているのが見えました(PM3:30頃)まさかマングローブをクワガタが齧るはずは無いだろうと思いつつ、もしかしたら他の昆虫が齧った可能性もあるかも知れないと思い、浅瀬の海に入ってその木によじ登り揺すってみたらなんと小型のダールマンが落ちて驚きました。私は思わずスタッフに「ジョニー、バガガン(パラワンやビサヤ地区でのクワガタの呼び名)!」と叫び、バイクの近くで休んでいたスタッフを呼びました。落ちたダールマンを捕まえてよく見ると、原歯形のアゴが細く通常のインターメディアの原歯形とは少し違っていたので最初はインターではないと思いました。私のスタッフも驚いていて、慌てて周辺のマングローブを探したら84mmで中歯のインターが採れたためインターメディアである事が判明しました。(以前、フィリピンに詳しいK氏が『バラバック島はダールマンなのかインターメディアなのか詳しくは分からない』と言っていたので)
    私はもしかしたらガゼラもいるのではないかと思い、もう1台のバイクのドライバーにも協力してもらい手分けして探しましたが、インター20数頭とヒメカブト1♂だけで小型ノコギリなどは全くいませんでした(ライトトラップのためPM4:30頃切り上げ)
    私は「何ででクワガタが採れないのに、でクワガタが採れんだ?」と言ったらスタッフが大爆笑してました。
    マングローブには昔から齧られてきた食痕が多数見られたので、マングローブの乾いたような樹皮をを齧るという事は長歯形のアゴでは不利になるため、もしかしたらバラバック島のインターはミンドロ島の亜種ルディカのように長歯がいないのか?それとも長歯はやはり原生林側で他の樹液を吸っているのかが非常に疑問です
    (今後の調査課題です)
    私はこれまでに色々な島で採集してきてよく海沿いの宿に泊まるのですが、マングローブなどでクワガタは採れた事は無く、おまけにマングローブでクワガタが採れた話など他の人から聞いた事もありませんでした。
    インターが
    (海の上)で採れた条件として考えられるのは、マングローブの場所は原生林のほぼ下側にあるので、近くに原生林があるためと考えられます。それとこの島のマングローブは何らかの理由でクワガタに合った糖分を含んでいるのかもしれません。(以前にも述べてますが、同じ種類の木でも島が違うと全くクワガタが採れない場合がある)
    同じような条件と環境の島が他にあれば、マングローブでクワガタが採れる可能性もあります。

    この日のライトトラップは原生林で条件が良かったものの、月が出ていたせいかクワガタは1頭も飛んで来ませんでした。

    あまりの驚きと生態的発見に、現地から国際電話でむし社の土屋氏に報告したところ、やはりマングローブでクワガタが採れるという話は聞いたことが無いという話でした。

    帰国後も坂巻氏に尋ねたところ驚いていて、K氏も驚いていました。


  • 2011年6月30日〜7月11日 ミンダナオ島採集

    フィリピンは不思議な事にフタマタはミンドロ島にしかいなく、キクロマトスはパラワン島以外はズベールだけで大型のクワガタは全て真っ黒なのが謎です(パラワン南部のバラバック島にガゼラがいます)。それとパラワン島以外の島ははクワガタの種類が少ないのも興味深いです。

    今回はミンダナオ島で標高2000m以上ある山の標高1200m周辺でライトトラップをして、新たなキクロマトスやフタマタ系が採れないか探るため向かいました。

    ※ フィリピンやインドネシアの地図はいい加減で、地図メーカーで地名や標高などが違ってます

    (山名の標高に関しては私が試用している地図に基づいて書いてますが正しいかは分かりません)

    【画像1】 ズベール(ミンダナオ産) 標高1200m

    最初にMt.Apo(標高2956m)の山へ行き標高1000mの場所でライトトラップができるか調べる事にしました。
    フィリピンは標高1000m以上に道が少なく、ルソン島は3ヶ所だけで
    (確認済み)その他はミンダナオ島に1ヶ所だけ分かっていたためその方面へ向かいました。
     Mt.Apoへ向かってみると標高780mまで車で行けたのですが
    (フィリピンの山は日本と違って山の上まで行ける道路はほとんどありません)延々と村で原生林は無く、その後バイクを借りて900mまで行き更に歩いて1000mまで登ってやっと原生林が出てきました。
    原生林の入口にはARMYのベースキャンプがあったためNPA
    (反政府ゲリラ)が多く警戒中だという事が分かったので、村長の所へ許可書の申請に行くとARMYの許可が無ければダメだという事でした。ARMY本部へ行くと山の上は危険なのでARMYのベースキャンプから見える場所という条件で許可が出ました。

    標高1000m以上でライトトラップの出来る場所があればその近くで発電機やライトを買う予定で来たので、街へ行き買い揃えました。(前回、借りた発電機が故障して弁償したら割高になったため。現在私の所有している発電機は各島合わせて7機)発電機やライト購入、カーテン製作(特注で5m×3m2枚、5m×1.5m1枚 T-TOP仕様)などに1日かかってしまい翌々日に村人2名を雇って山に登りました。

    【画像2左】 アトラスの中では最も立派な胸角を持つミンダナオ島産アトラス

    【画像3右】 綺麗なピンクのシンジュサン(私は蛾は好きじゃありませんがピンク色で驚いたので)

    最初はArmyが1人護衛に着くという事だったのですがベースキャンプの近くでやるから大丈夫と言って断り、結局良い場所がなかったのでそのまま1時間半探し登って標高1200mで良い場所を見つけました。
    ライトトラップの場所作りに時間がかかってPM7時に開始すると、飛んで来るアトラスは標高1200mあるため全て胸角が伸びきっている個体ばかりでした。クワガタはズベール1♂だけで激しい雨が降ってきたためPM10:30で終了。山を下りた時にArmy に「どこでやってたんだ!」と散々怒られ、採れたズベールを見せると驚いていて、この山ではクワガタを初めて見るらしく他の山では沢山見た事があるという話でした。

    【画像4】 ミンダナオ島産ゼブラ亜種Ledae

    次の日、日中はヒラタやパリーオオクワを探すためドロンを探すと、カミキリの幼虫の穴の開いたドロンの大木(インドンネシアと同タイプ)が沢山あったのですがヒラタの齧った食痕がなく何も採れませんでした。おまけに沢山のヒルに血を吸われスタッフ一同皆、膝から下は血だらけで(ヒルに血を吸われると大体1時間〜3時間は血が止まらないため)まるで交通事故にあったような光景でした(苦笑)
    この日のライトトラップは別な場所を探しArmyに分からない標高1100mのポイントでやったら小型のゼブラ1♂、ズベール1♀、ヒメヒラタなどが飛んで来ました。
    次の日もまた日中はヒラタを探しまくりましたが相変わらずカミキリの幼虫の穴は開いているもののヒラタは見つからず、やっとタウルス2頭だけでした。ブルの木
    (フィリピンでアルケスやインターメディアが採れる木)も散々探してアルケスも採れなく、オキピタリスだけでした。(ルソン島ならば確実にアルケスやらラテラリスが採れます)
    ※ インドネシアであれば同条件でほとんどヒラタが採れるのですが、フィリピンは原生林が少ないうえ山によってはクワガタが生息している山と生息していない山に極端に分かれるのでフィリピンでの採集は極めて難しいです。
    ※ フィリピンとインドネシアでは原生林の面積が比べ物にならないくらい少なく実際のクワガタのの絶対数も遥かに少ないので、天然個体に関してはフィリピンのクワガタのほうが5倍〜10倍価値が高いと言えます輸入面でもフィリピンは一般人では絶対許可が出なく、インドネシアのように日本の空港までカーゴ送られてくるような訳にはいかない)
    結局1100m以上の原生林でライトトラップを7日間(1日は豪雨で中止)して、ズベール5♂2♀、ゼブラ2♂、オキピタリ1♀、ヒメヒラタ2、アトラス多数(その場でリリースするため数えてない)、日中の採集はオキピタリス2♂、タウルス5♂だけで何故かヒラタやアルケスが採れませんでした。
    あまりにもクワガタが採れなかったので別な山
    (Mt.Apoの後ろ側)を調べに行くと、標高1100mまで国道が通っていたのですが延々とハゲ山で原生林は見当たりませんでした。
    Mt.KItanglad
    (2938m)も見に行きましたがやはり標高1000m近くまでハゲ山(所々には原生林が残っていた)で、入山許可は1か月前に申請して審査の結果という厳しい規制だったため諦めました。
      


  • 2011年6月2日〜中央カリマンタン〜スマトラ・Bengkulu ハンシ探し

    【画像1】 樹皮トラップに来たカリマンタン産マンディブラリス90mm

    トラップを確認しに行くとほとんどが樹液が出てなく、唯一カミキリの幼虫の穴の上に作ったトラップだけが生きていて樹液が出ていたため、そこに待望のマンディブラリス90mmが樹液を吸っていました。ボルネオ産は赤いと言われてましたが、なんとこの個体は腹から足まで真っ黒です。

    樹液トラップには時期がありスマトラやスラウエシは時期外れなのである程度樹液が出ないのは予想していました。スマトラの場合はタウルスが樹皮の下に入りエグるため樹液が出やすいのですが、カリマンタンはタウルスが少ないので全く樹液が出てませんでした。

    ※ 帰国後に同サイズのスマトラ産2頭を取り寄せ比較したところ、やはり内歯の位置は元寄りにありアゴ先の前に出る角度がスマトラ産に比べ弱いです。アゴ先の緩さに関しては今後数を見ないと何とも言えませんが、その他にも違いが数か所見られました

    【画像2】 恐怖!蛾を捕えて食べるバッタもん!体はブルーブラックメタリックで頭は赤く艶があり綺麗です(約8cm)

    このバッタはライトトラップのライトに飛んで来た訳ではなく、明らかにライトに飛んで来た蛾を食べるために飛んで来て蛾を捕えて食べていたので驚きました

    この他にカリマンタンではライトトラップをしていると、3cm近い巨大アリがライトに来た蛾を豪快に大アゴで捕えて持ち去る光景は圧巻です!その他、カマ吉やハサミ虫など色々な虫が小昆虫を食べに集まります。

    【画像3左】 ライトトラップに飛んで来たボーレンホーベン

    今回はこの♂だけで♀は飛んで来ませんでした。この近くにある木材伐採現場の仮設住宅の人が、ライトに飛んで来たと言ってボーレンホーベン78mm(ほぼ大歯)を持って来たのですが、私のスタッフではないため少しのお金(見せてくれたお礼)をあげて返しました。

    《注》 例えば村人からクワガタを貰ったり買ったりしてしまうと、その後色々な人が虫を持って来てトラブったり私自身が採れなくなってしまうので、基本的に他人が採ったクワガタは私は貰ったり買ったりはしません。

    【画像4右】 この木の根元で採集したマーチンホソアカ(根元にいたので幹に付けて後付け撮影)

    この木のウロでプンクティペンニスを採集していたら何故か根元にマーチン♂がいて、木の上から落ちてきた様子ではなく近くにホソアカ系の付く木なども無かったので驚きました。根元をよく探すと♀が居て更に探すとなんと♂の死骸が数頭見つかったのですが、近くにエサ場が見当たらないので何を吸っていたのかさっぱり分からなく近くに発生木もありませんでした。

    通常小型のキクロマトス系は風通しのよい枝先や新芽などに居るのですが、この場所は風通しの悪い原生林の薄暗い場所だったため驚きました。何を吸っていたかを確認するため、この後3日間朝と夜この木の下を見に行ったのですがマーチンが居なかったので原因が分かりませんでした。(何故?なんで?なんでだよー!)

    5日間、日中は4駆の車の荷台に乗りスペシャルスコープで原生林伐採林道を数時間探してもマンディブやボーレンの付く木が見つからなかったので(中央カリマンタンにはほとんどのクワガタが採れる木プドゥプドゥが生えてない)心が折れてしまい別な島へ移動する事にしました。
    最初はインドネシアの外れの孤島に行こうと思ったのですが手前の島に行くチケットも取れなかったため、諦めてBengkuluにリノケロス・ハンシを探しに行く事にしました。

    【画像5】 スマトラ島Bengkuluに移動!ルデキング79mm(この個体は頭が特大)

    ブンクルゥ(ベンクール)に着き、昔は採り子がいて今は採り子のいない場所を絞って探す事にしました。

    最初は山探しに3日かかり、原生林の麓でコーヒー畑を作っている場所を見つけたのでチェックすると、沢山のルデキンがいてその中で頭の大きい個体を見つけた瞬間は82mm位あると思いましたが測ったら79mmでした。

    【画像6左】 コーヒー畑を作るため木を枯らす目的で樹皮を一回り剥いだ後の樹液に来た小型ルデキン

    樹液は沢山出ているが樹皮が一回り剥いであるため、この後約1ヶ月で枯れてしまう(もったいないー!)

    【画像7右】 ウロから出したBengkulu産96.5mm

    原生林側に入り大きなウロの開いたドロンでヒラタがカジッた食痕のある木を見つけたので、大型が入ってると判りました。覗いてみるとヒラタがぴったり収まっていたので引きずり出すと、なんといきなり96.5mmが採れてしまいました。その後15♂ほど採りましたが内歯は全て中間でした。

    この周辺にはオオヒラタがカジって開けた大きなウロのある木が沢山あり採り子もいないので最高のポイントでしたが、あと数カ月後にはコーヒー畑に変わってしまいます(残念〜!)。

    この後普通のリノケロスが採れてしまいショックで渓流で足を滑らせ落ちて手を捻って怪我をしたうえ、帰りにジャカルタで乗り継ぎの際ブンクルゥ便が遅れたため乗れずに置き去りにされ散々でした。 もう行かねぇー!


  • 2011年5月4日〜16日 イスラム武装過激派の島〜データの無い島

    【画像1】 武装過激派の襲撃に備えてボディーガード12人中4人はライト周辺を護衛し、完全武装の他8人は周囲約100mを厳重に見回り臨戦態勢。

    フィリピンに到着の日「ビンラディン殺害」のニュースでフィリピンの空港は、ビンラディンと関係のあるアブサヤフの爆弾テロを警戒して荷物の検査が厳しくなり、発電機は持ち込めなくなってしまいました。

    島の警察に電話すると「アブサヤフの動きが活発化しているから来ないほうがいい!」と言われたのですがチケットをスタッフの分も含めて4人分買ってしまったため強行で向かいました。島に着くと本当に危険だからという事で、今度はこの島の州警察の許可と護衛じゃなければダメだ言われ結局許可が出るまでに1日かかってしまいました。

    1つ手前の島から警察の護衛付きで渡り、日中の採集では好条件の場所に数ヶ所樹液が出ているのにもかかわらずタウルスもいなかったので、この島はドルクス系が生息していない可能性が高いと思われます。

    【画像2】 前回の材割りで赤枯れ材から出てきた幼虫がこの島で羽化した。なんだこれ・・・?

    赤枯れ材から出た幼虫は結局この♀だけで、あとは★になってしまったため正体が分かりませんでした。希望者にはこの♀のみお譲りいたします(笑)

    【画像3】 結局この危険な島では、こいつとヒメヒラタだけ(大泣)!

    ボルネオ島に近いためかこの個体の実際の色は黄色ではなく、ボルネオ産と同じ薄いベージュ色です!

    この島唯一の原生林の山で3日間ライトトラップをして(1日は発電機の調子が悪くできなかった)クワガタが2頭しか飛んで来なかったため、最後の夜にアブサヤフが潜伏していると思われる山に向かって5発ほどカチ込んでやったら警察に「危ない!危ない!」と怒られました(笑)!

    【画像4】 飛行機で3回乗り継ぎ島を移動。借りた発電機が大きく重いので、牛を借りて山登り。

    もう1つのクワガタのデータの無い島に移動し、昨年末に作ったトラップを見て回りましたがタウルスMoinierしか採れませんでした。本来ならオオヒラタが入るようなウロにタウルスしか入ってないので、この島もオオヒラタの可能性は低いです。

    ライトトラップをするため発電機を借りたのですが大型で重く、2人で持って原生林を登るには厳しかったので私が悩んでいると、スタッフが「牛を借りてこよう!」と言って借りる事にしました。

    牛の引く荷台(車輪無し)に大型の発電機と安定機などを乗せ、山を登る途中に大きな石が並ぶ斜面を平然と引っ張って歩く牛君に超感動しました。牛君と共に原生林を1時間30分登ってライトトラップのできる場所が無かったため、更に別ルートを1時間30分登ってやっとライトトラップの出来るポイントを見つけました。

    【画像5】 フィリピンでライトトラップによく飛んで来る虫のパターン。アトラスはこの島初!

    ライトトラップ初日は予想通りこの島初のアトラスが飛来し、2日目3日目は場所を変えたらコメ吉やコガネ野郎しか飛んで来ませんでした。4日目には材割りを徹底したのですが、なんとクワガタの幼虫は1頭も出てきませんでした(泣)。


  • 2011年4月8日〜15日 南カリマンタン〜中央カリマンタン採集

    今回は最初に南カリマンタン州の少ししかない山を調べに行き、2日間色々な方向から山に入りましたがほとんどがPohon Karet(植林のゴムの木)で原生林は見当たりませんでした(笑)。原生林を探すため雨の中バイクで山道を走りまわったので、この後に風邪をひいてしまい大変でした。

    【画像】 遂に本物カリマンタン産フルストルファー飛来!中央カリマンタン州産47mm(なんちゃってフルストルファーではありません!)

    南カリマンタンで2日間無駄にしたため急いで中央カリマンタンの山へ1日かけて行き、目標の本物のカリマンタン産マンディブラリスを探す事にしました。

    日中の採集ではマンディブラリスは採れなかったので原生林のど真ん中(標高700m)でライトトラップをしましたが、初日はモーレンカンプなどカブト系の♀だけでした。

    2日目にライトトラップの絶好の場所を見つけたのですが何本かの大木が邪魔だったので、地主を探しお金を払ってチェーンソーで切り倒しライトトラップをしたら、なんとフルストルファーが飛んで来ました。

    目標のマンディブラリスやエロンガトフなどが採れなかったので、その次の日は石炭採掘会社の私道を許可を取って更に2時間奥地(村からは4時間)へ進みました。地図上でボルネオ島のほぼド真ん中でボルネオの山脈が一望できるパノラマで、これ以上にない最高のライトトラップのポイントを見つけたのですがこの日は寒すぎて蛾もほとんど飛んできませんでした。

    ※ 現地人は寒がりなのでライトトラップ中は焚き火をしていて、飛んできた帝王ゼミなどの羽を取って火で焙りその場で食べています(笑)。

    黄金と言ったら光田氏なので帰国後にこのフルストルファーをプレゼントしたら「本物だー!」と大喜びしてくれました

    【画像2左】 オパクス37.7mm

    【画像3右】 インプレッシコリスネブト27.8mm(私はネブトなどの名は詳しくないので、よく坂巻氏に教えてもらっています)

    立ち枯れたばかりの腐りかけた樹液によく集まるネブトやサビクワ

    【画像4】 稀に採れるサビイロカブト

    【画像5】 村人5人に頼んでマンディブラリス用のトラップを作ってるところ。

    カリマンタンはオドントラビスが採れる木プドゥプドゥが生えて無いのでボ−レンホーベンの木が解らず、結局マンディブラリスやエロンガトフは採れなかった(泣)ため、最終日は村人を5人使いマンディブラリスのトラップを6m〜12m位の場所に合計50ヶ所作りました。夜のライトトラップはスタッフも疲労がたまっていたせいか、ランプをホテルに忘れてきてしまい取りに戻って開始が遅れたのでサビイロカブトなどの♀しか飛んできませんでした。

    次回はたぶんマンディブラリスなどが多少採れるのではないかと思います(ワクワク)。


  • 2011年3月5〜13日

    今回の目的は他の種の生態を調べに行ったのですが激しい雨が数日間止 まなかったため、予定を変更して前回採集の超アゴ短ミンダナオヒラタのポイントに向かう事にしました。

    時期外れの豪雨にしびれを切らして、雨の中バイクで2時間かけて向かいましたが大きな橋が崩落して山まで辿り着きませんでした(泣)。

    その翌日からは新たなポイントを探そうと色々な道を入って探しましたが、やはり伐採がひどくタウルスしか採れませんでした。

    【画像1左】 裏上のウロにいたミンダナオ80mm(採る前のライブ写真)

    【画像2右】 下側のウロにいたミンダナオ50mm台(採る前のライブ写真)

    【画像3】 上のウロで採った81mm(大きなウロに入れるため後付け撮影)

    そのまた次の日、前回のミンダナオでヒラタが採れた場所に行くと高さ2m位のウロの入り口が大きくえぐられ樹液が出ていたので『これは確実に90mmupが潜んでいる』と思い木に登りましたがウロが深く姿が見えませんでした。後ろ側のウロに80mm、上のウロに81mm、下のウロに60mm台と50mm台がいて♀が採れなかったので、試しに90mmが潜んでいると思われるウロに80mmと81mmを入れ翌日に様子を見る事にしました。

    翌日確認しに行くと80mmと81mmは中に居ると思われる90mm台に追い出され元のウロに隠れていました。通常大きなウロには大型の個体が占拠していて、小型個体がそのウロに近づくと中から出てきて追い払うので予想どおりでした。90mm台の姿を確認したかったので再び80と81をウロの中に入れ、また翌々日見に行きましたが80と81は元のウロに逃げていて90mm台の姿は見えませんでした。

    ※ ウロの左側は全てヒラタが樹液を吸うためにエグった食痕で(上側の横5cmは♀探しのためナタの傷)通常ウロ周辺がえぐれて樹液が出ている場合は100%に近い確率でヒラタが中に居ます。えぐれが大きかったり古い場合は中に居るヒラタのアゴ先や内歯はほとんどが摩耗しています。

    最初にこの木のウロを見た時にはえぐられた場所から白い樹液がたくさん出ていたのですが、遠くから観察できるように手前の枝葉を切ったら直射日光が当たって乾いてしまいました。


  • 2011年2月2日〜17日 ペレン島、バンガイ島、Luwuk、Bengkulu採集

    【画像1】 カシューナッツの果実に来たバンガイ島産ファブリース

    バンガイ島にヒラタやドルサリスを狙いに行ったのですが前回採集した数少ない原生林が伐採されてしまい凄い勢いで伐採が進んでいるため、あと2〜3年で無くなる恐れがあります。そしてその数年後にはヒラタが採れなくなってしまう可能性も出てきました。

    周辺の木が伐採されエサ場が少なくなったため、ヒラタが通常ではあり得ない木・ジャティ(樹液などが出ないどこにでもある木)をカジっていたので驚きました。

    この島はほとんど果実畑に変わってしまっているため、カシューナッツの果実にファブリースが来ていた。この他に無数のヒメカブトが果実をカジっていて完全に害虫になっていました。

    【画像2】 Bengkulu産パリーオオクワ68mm

    ※ 詳しくはBE-KUWA39号を見て下さい。


  • 2011年1月某日〜1週間 イスラム武装過激派の島上陸 この島で1番危険な山

    誰も行かないイスラム武装過激派の潜伏している島まで行けば新種が採れるのではないかと思い、私のスタッフには日当を5倍払うからと言いむりやり連れて行く(2人)事にしました(私のスタッフは私に借金があるため)

    【画像1】 1番危険とされる山で、ボディーガード13人付きの採集(この島で山近くの人は皆ライフルなどを持ち歩いているので内戦状態のような緊張感)

    国内線を乗り継ぐ間に、私のスタッフに「もし拉致られそうになったらタダで拉致られるわけにはいかないから、俺は最低2人★るから、おまえらは一人一殺な!」と気合を入れたら、私のスタッフは顔が引きつっていました(笑)(私は本気です)。

    国内線を2回乗り継ぎ目的の島はなんと通り過ぎてしまい、結局目的の島には空港は無く到着したのは1つ先の小さな島でした。目的の島には船で渡るしかなく、定期船はすでに出てしまっていたので漁師の船をチャーターして渡る事にしました。船頭からは「あの島はアブサヤフが居るんだぞ!いったい何しに行くんだ?」と聞かれ「フッフッフ」と笑って答えながら、心の中では『アブサヤフ上等!むこうは目的の為には自爆テロをする非道なキチガイ、俺はクワガタを採る為には命と金を惜しまないキチガイ、どっちのキチガイが強いか試してやる!俺がアブサヤフに天誅を与えて真の大和魂を見せてやる!』と気合いを入れ「いざゆけ〜♪つわもの〜♪にっぽ〜んだ〜ん〜じ〜♪」と歌いながら1時間かけて渡りました。
    島は観光客などは一切来ない島のため泊まれる宿は1軒しかなく、電気は夜だけで水もタンクに溜めてある分しかない不便な場所でした。

    到着してすぐ警察が来て目的を聞かれたので、事情を説明したら「とてもじゃないが山に行くには警察を護衛に付けて行かないと拉致されるぞ!」と怒られたので仕方なく警察の護衛を付ける事にしました。
    翌日3人の警察に護衛され山に向ったのですがやはり原生林はほとんど伐採されココナッツや果実畑に変わっていて、所々に二次林がある程度でオオヒラタは採れない環境でした。翌々日、警察に「原生林までなんとか行きたい」と話したら警察の人も山は危険なため行った事はないらしく、とりあえず一番近くの山へ護衛付きで向かい最初はバイクで行ける所まで行きその後は2時間歩いて原生林に着きました。アブの木は無かったのですが良い条件の場所にプドゥプドゥが多くあったもののクワガタが全くいなかったので、材割りを徹底してやってみたらネブトと小型幼虫が出てきました。しかしヒラタは採れそうもなかったので警察に「島で1番の原生林を調べたい」と言うと「1番危険な場所だし我々だけではどうにもならないから、島で一番顔のきく町会議員に相談してからじゃないとダメだ!」と言われ相談する事にしました。

    その夜、町会議員の家に行き相談すると「山はアブサヤフのテリトリーで昨年末から新たにマレーシアからイスラム武装過激派が来て合流してるから、日本人が来た事が分かったら完全に拉致されるぞ!」と言うので「そんなの覚悟してるからこの島に来てる訳だし、なるべくみんなに迷惑がかからないように帽子をかぶって目立たなく行動するからなんとか行かしてくれ!」と熱く頼むと「そこまで言うなら完全護衛が条件で山の麓の村長を紹介してやるけど、何があっても責任は持たないぞ!」と言われ、即答で「OK牧場!」と答えミーティングをする事にしました。警察の所有する島の詳細地図を見ながら町会議員が「まず陸路で山に近づくとヤツらに見つかる確率が高いから、小型船で山の近くまで行き川を昇って山に向かう。万が一襲撃を受け拉致されてしまうと、ヤツらに船でこの島まで連れて行かれここで★られる。」と具体的な説明を受け、山の麓の村長に事前に連絡を入れ小型船で翌朝向かう事にしました。

    翌朝、警察8人に護衛され小さい船着場に行くと漁師達に『何者だ?』と思われ大注目を受け、『かえって目立ってっぺよ!』と思いながら船に乗ったのは警察3人と町会議員と私のスタッフだけでした。船の前と後は警察がライフルを持って構え、1時間ほど進んだ後マングローブの川をくねくねと30分上流に向かうと川沿いに床上式の家が十数軒見えてきた途端、25人の男達が皆ライフルを構えて待ってました。警察が手を振って合図をしたら分かった様子で男達は構えを止めたので、写真を撮ろうとしたら顔が写るからダメだという事でした。(上の写真は山から下りて疲れていたので観念して撮らせてもらいました)
     

    村長に目的を話したら「山に行くならボディーガードを20人付ける」と言うので「そんなにいたら目立つから2人いればいい」と言うと「相手は襲撃して来る時10人以上で来るからこっちも最低10人以上はいないと太刀打ちできない!」と激しく言うので仕方なく村の自警団10人、警察3人の合計13人のボディーガード付きで山に向いました。M16などライフル10丁、COLT45などガン14丁、マガジンを各4つずつ所持し私も本気で撃つつもりで山に入りました。

    ※ しかし実際には村人の誰がアブサヤフと繋がっているかは分からないので、100%ボディーガードを信用してはいませんでした(フィリピン人は金の為なら平気で裏切るので)

    【画像2左】 赤枯れ材の中から出たクワの幼虫

    山を登って行く途中、私がクワガタの採れる木を揺すっている時や材割りをしている間も常にボディーガード達がライフルを構えて警戒して周囲を囲んでくれていました(超VIP採集)

    【画像3右】 白枯れ材の横から出た爆弾の破片

    白枯れ材を割っていたら根元の横から金属破片が出てきて警察が「BOMのパーツ」と言うので詳しく聞くと、第二次世界大戦中の爆弾の破片でそのあたりにはまだ不発弾もあるから危険だという事でした。

    材割りをしても小型の普通種しか出てこなく、その後は良い条件の場所に多くのプドゥプドゥがあったのですが通常であればタウルスが居るような場所でも全く居なく樹皮を剥いだ食痕も見つかりませんでした。

    幼虫は4種類採れたので新種に期待して、現地秘密基地(今回新たにこの島に新設)で飼育して羽化を待つ事にしました。私の予想ではキクロマトスが出れば新種か亜種の可能性があると思います(ボルネオ島に近いので)

    ※ 私は各島に採集道具(発電機や靴など)や材割り幼虫を保管する秘密基地を合計12箇所持ってます(笑)。

    【画像4】 噛まれそうになったアオハブ

    邪魔な枝を掃っていたら肘のすぐ横にいて運よく噛まれなかったのですが、カメラを向けただけで飛びついて来ました(写真は飛びついてきた後、下に落ちた時に撮影。通常アオハブは木の枝などにいます)

    最終日にダールマン?を採ったのですが、アゴの出かたが内側から出ているため一見ベリコサ風なんですがアゴ先は湾曲していて細くなっているので亜種のような気がします(1個体だけなので個体差なのかまだ分かりません)次回に数を採るまで画像の公開は控えさせていただきます。

    ※ 結局、警察や町会議員、村長、村人達にボディーガード代を払うだけ払ってクワガタは大したのが採れませんでした〜(泣)!フィリピンはいつもの事ですが・・・)


  • 2010年12月〜11日 クワガタのデータがない未知の島

    テロリストの潜伏している有名な島に行く予定だったのですが、新たなテロリスト上陸のニュースを見て私のスタッフがビビッて一人バックレたため、違う島でクワガタのデータがない島に行く事にしました。

    【画像1】 クワガタを探す前に原生林を探すため、いつもの山越え

    小さい島なので原生林は伐採されて残ってないと思い、小型種の新種に期待して上陸しました。上陸してすぐ、地元の人に原生林があるか聞いて回り、(車代を倍以上ボラれ)島を周ってみると岩山が多くほとんどが二次林でした。地元の人の話では岩山の後側が原生林だと言う(フィリピン人のこういう話は全く当てにならない)ので、翌日山越え(徒歩1時間30分標高330m)をしてみると後側も全く同じ二次林でした(怒)(いつもの事ですが)。それでも一応小型種の新種の可能性にかけて材割りをしてみましたが、全く幼虫が出てきませんでした。

    【画像2】 なんとこの島で最初に採れたのはMoinieri、という事はオオヒラタが生息していればパラワン似???

    翌々日に島を一周してみると○側に少しだけ原生林を見つけたので、アブやブル(フィリピンでヒラタの採れる木)の木を探すため原生林に入りましたが見つかりませんでした。次の日朝から○側の原生林へ行き違う場所で探すと、篠に囲まれた大きめのアブの木を見つけたので篠を全て取り除くとウロが出てきました。周辺の環境やウロの大きさからすると完全にヒラタが入ってるAバターンだったので、私のスタッフに木に登らせるとウロから出てきたのはタウルス・Moinieriでした(驚)。

    バラワン島に少し近いのでオオヒラタが生息していればPalawanicusに似ている可能性がありますまだ分かんないけど)。

    【画像3】 原生林の石の上に倒れていて宙に浮いた状態の材の中から、アトラスの幼虫が出てきた(笑)。

    その後は数日間ウロの開いているアブを探しましたが見つからなかったため、材割りを徹底してやっても幼虫は全く出てこなく蟻とクロツヤムシとゴキブリばかりでした。最後の日に、原生林の川の横で石の上に倒れていて宙に浮いていた材を割ってみるとなんとアトラスの幼虫が出てきたので驚きました。

    アトラスの幼虫は材からよく出てきますがこの場合、材が宙に浮いた状態になってるため蛹になるには一度下に落ちないとなれないので、思わず笑ってしまいました。
     


  • 2010年11月6〜13日 秘密の離島、バンガイ島採集

    【画像1】 秘密の離島内歯上がりヒラタ超大型 11月7日 96mm天然 T−TOP採集

    今回は最初に内歯上がりの島に上陸し100mmupを狙いましたが、採れたのは98.0、97.7、96、95mmでした。

    ※ この島は過去に100mmupが4頭採れていてアゴが太く横幅があり、毎回簡単に95mmupが採れるのでブリードでは簡単に100mmupすると思われます。

    (離島の特徴が確実に出ていて点刻や艶、アゴの形状が本島とは明らかに違います)

     【画像2】 11月9日 本当にアゴが超極短で体が極太なバンガイ島産天然85mm

    この85mmは天然にもかかわらず、とにかく極端にアゴが短く体が太い。今回この他に84,82,81mmとすべて体が太く他産地では有り得ない体形。デブも凄いがバンガイ島産は80mm台ではダントツにゴツイ!

    【画像3】 11月11日 バンガイ島初メタリフェル (綿の実で採集した個体を、小型を採集した花で後付け撮影)

    15m位の綿の木の実をアゴでキズを付け樹液を吸っていて、1本の木に10数頭いたメタリフェル。

    バンガイ島のメタリフェルは1日しか採集してないので大型は採れなかったが、グリーン系が多かった。

    他の島ではメタリフェルの大型はカンボルアンの葉に近い枝先に多く、パカスワの花に来るのは小型が多い。

    ※ 綿の実の樹液を吸っている本物の画像はトップページに載せてます。(公開したくなかったのですが見せないと信じない人がいるので)

    【画像4左】 バンガイ島初ドルサリス亜種Hiromii 50mm(この木の枝先で採集した個体を下で撮影)

    生体の入荷がほとんどない希少な亜種Hiromiiを1本の木で4♂3♀ゲットー

    少なHiromiiを自分で採集したいと思ってましたが、まさかバンガイ島で採れるとは思いませんでした(超嬉)。採集する直前に雨の中山でバイクで転倒(2人乗りで私は後)し、脹脛をバイクのマフラーで火傷して皮がズルむけ(8cm×4cmノギス計測)泥だらけで痛かったのですが、Hiromiiを採集した瞬間一気に忘れました(笑)。

    ドルサリス亜種Hiromiiはペレン島とタリアブ島に生息する希少な亜種で、フィリピン産の原名亜種より大型になりタリアブ島産は70mmが入荷しているそうです。ペレン島産は年間1頭位しか入荷がないそうです。

    ※ 高さ10m位の枝先で樹液を吸っているHiromiiの画像は、やはり公開したくなかったのですが公開しないと信じない人(一部の人)がいるためトップページに載せました。

    【画像4右】 バンガイ島初ファブリース(この木の枝先で採集した個体を下で撮影)

    同じ木で5♂2♀落ちて来た個体を採集(たぶんもう少し落ちてる)時間がなかったので大歯形が採れなかった。 

    腹部と足が黄色いので亜種タカクワイに似ているが・・・?

    デブの島】 11月12日 上陸

    今回のデブ採集は83、82,82,80、70mm台多数で大型は採れませんでした。


  • 2010年10月13日 ミンドロ島〜14、15日 パナイ島 17〜25日 Ilocos norte州、Apayao州、Mtバナハウ

    10月13日 ミンドロ島で不明ノコギリの大歯形を採る事に成功しました!

    前回はメタルハの安定器が壊れていて今回新しい安定器を買ったため、初日だけミンドロ島で試す事にしました。点灯して30分、遂に不明だったノコギリの大歯形が飛んできました!「おぉー!」と感動していると大粒の雨が滝のように降ってきてしばらく止まなかったため、この日は諦める事にしました。

    不明ノコギリのシーズンは終わってるものだと思いまさか飛んで来るとは思ってなかったため、翌日にはパナイ島のスタッフと待ち合わせをしていたのでパナイ島に渡る事にしました。

    ※ 亜種になる可能性があるので、画像は結果が出るまで公表は控えさせていただきます。

    【画像1】 10月15日 パナイ島産ギラファ 天然113mm(左アゴ欠けフセツ2本無し) T−TOP採集

    パナイ島に渡って最初の日、雨が激しく川が増水して渡れなかったためギラファのポイントまで行けませんでした。次の日、川の水が引いたので腰まで浸かりながら渡り、2時間歩いて最初のポイントで97mmと80mm台、次のポイントで103mm(アゴ欠け)95mm、60mm台、夕方に113mm(アゴ欠けフセツ2本無し)70mm台を採りました。

    今回はギラファに的を絞りライトトラップをしないと決めて採集したので、久しぶりに結果が良かったです

    【画像2】 典型的なパナイ型インターメディア天然100mm(大アゴが横に大きく張り出してから前に出る)T−TOP採集

    インターメディアをお土産に頼まれていたのでアゴの張った良い個体を2頭だけ採ったのですが、宿に帰り改めてよく見ると非常にカッコよかったためやはり私の標本にする事にしました(笑)。(対馬のNさん大阪のUさんごめんなさい!)

    【画像3左】 パナイ島産ブッダ49mm(ルソン島産ブッダは上翅にやや赤みがあるがパナイ島産は真っ黒)

    ギラファと同じ木の枝先で採れるブッダですが、いつもは落ちてくると分からなくなり久しぶりに採れた個体。

    【画像3右】 10月17日 ルソン島産タウルス60mm ルソンのタウルスはデカくて太い。

    パナイ島採集の翌日にルソン島に渡り、1日かかって深夜に秘密の場所に着きました。次の日、日中の採集ではタウルスしか採れなくライトトラップでデュポンチャヌスが飛んで来ないかなぁと思いましたが、気温が低くクワガタは1頭も飛んで来ませんでした。その翌日、朝から台風が来てるとのニュースでしたがフィリピンのニュースは具体的な状況を説明しないため、たぶん大丈夫だろうと思い雨の中山に向いましたが山から濁流が流れて来たので引き返しました。

    そのままホテルで待ってるのは時間がもったいなかったので、Ilocos norte州に向う事にしました。しかし雨風が更に強くなり少し走ると道路沿いの電信柱や木がほとんど倒れていて通れなく、台風の現在地が分からなかったため日本に電話をして確認しながら迂回して進み、途中の街で泊まる事にしました。

    【画像4】 10月22日 ルソン島最北部アパヤオ州産70mm 上のウロで採った個体を下側で撮影。

    翌朝、雨風が少し落ち着いたのでIlocos norte州の山に向かいヒラタのポイントに行きましたがやはりタウルスしか居ませんでした。ここのポイントはヒラタの採れる木が1本しかなく周りの木が大きく成長して邪魔をしていたため、伐採は禁じられているので枯らす目的で樹皮を1時間半かけて剥がし次回にヒラタが採れるのを祈りました(笑)。夜にはライトトラップもやりましたがクワガタが飛んで来るには少し涼しく、ここでもクワガタは1頭も飛んで来ませんでした。

    次の日、Apayao州に行き日中の採集では何も採れなく夜のライトトラップもダメでした。その次の日もまた更に奥地へと原生林を延々と探したのですがヒラタの木が見つからず、この日も原生林のど真ん中でライトトラップをしましたがクワガタは飛んで来ませんでした。

    あまりにもヒラタの木が見つからなかったので山の住人4人に協力してもらい、ヒラタの採れる木を教えウロの開いてる木を探すのを手伝ってもらいました。この日は一番奥地まで行き(6時間)私のスタッフ2人の合計7人で探しました。トラップを作るのに邪魔だったヘゴの木を1本切ったらDENRのスタッフに見つかってしまいメチャクチャ怒られて、私がDENRの許可証を持っていたのでお金で勘弁してもらいました。その後、結局私が木を見つけ上にあったウロで70mmの♂だけを採りました。5年半ぶりのApayao産だったので嬉しさのあまりポケットにケースごと入れ、その後山で何度も眺めながら採集していたらいつの間にか落としてしまいました(泣)。「ヒラタ落としたー!」と大騒ぎをしていたら私のスタッフに「ポケットなんかに入れておくからだよ」と大爆笑されました。

    結局アパヤオで1頭しか採れなくしかも落としてしまったので、更に2日後Mtバナハウに向いましたが80mmの♂だけで♀が採れませんでした(激疲労)。


  • 2010年9月18日〜22日 疑惑のバンガイ島採集!

    【画像1左】 ほとんどがココナッツの島。人の住んでいない場所は海が綺麗。

    【画像2右】 9月18日バンガイ島初ダールマン81mmペア

    バンガイ島は以前より専門家の間では、島が小さくほとんどがココナッツのためクワガタはいないだろうという説がありました。スラウェシ島のキャッチャーの話でも、以前バンガイ島に上陸した際に原生林が無かったからクワガタはいない、という事でした。しかし日本では何故かバンガイ島のヒラタで内歯上がりがデータであったために、私が調べないと真実は分からないだろうと思ってました。

    日本から飛行機を3回乗り継ぎ船を2回乗り継いで4つ目の島で、上陸に5日かかりました。私の採集用の荷物や道具は全てスタッフに預けてあったのですが、ラマダンの関係でで戻って来れなかったため仕方なく手ぶらで一人で頑張る事にしました。

    以前ペレン島に採集調査に行った時、ドライバーがバンガイ島に親戚がいて一部の地域に原生林が残っているという話を聞いていました。ペレン島に着いた時にこのドライバーに連絡を取ったところマラリアにかかっていて動けなかったため、その親戚の連絡先だけを聞き尋ねました。

    島の〇部地方にあるその親戚の案内で山に向かったのですが山はやはり伐採されていてほんの一部だけ原生林の木が残っているだけでした。しかしこの地方に生える特有のTというクワガタの採れる大木があったため、何かしらのクワガタはいるだろうと探したらダールマンが採れました。ダールマンはオドントラビスなので原生林ではなくても採れますが、オオヒラタは発生木のある原生林付近じゃないと採れないのでこの地域は諦める事にしました。

    もしかしたらダールマンくらいはデータとしてあるのではと思い、この地方に詳しい日本のS氏に電話でお伺いしたところ「えっ、ダールマンが採れたんですか!」と驚いた様子でやはりバンガイ島のクワガタは何も来ていないという事でした。

    【画像3】 9月19日 毛の極端に薄いバンガイ島産サビイロカブト(スレているわけではありません)亜種?

    上陸2日目、違う山を案内され登ったのですがやはりほとんど伐採されていて原生林がありませんでした。しかしこの場所にもTの木が所々にあって樹液の出ている木を探すとサビイロカブトが採れました。一瞬ギデオンの小型かなと思ったのですが、良く見ると毛の薄いサビイロカブトでした。完全に毛が薄く胸部には全く毛がありません

    3日目、今度は島の〇方面へ行き少し標高の高い場所があったので2時間ほど登ってみると、やっと少しまとまった原生林を見つけました。Tの木が多くヒラタの採れそうな環境ではあったのですが、夕方まで探してダールマンしか採れませんでした。

    4日目、島の〇部地域に山を越えれば原生林が残っていると地元バイクのドライバーが言うので、朝から山に登ってみたのですがCengkehと呼ばれる木が延々と植林されていて原生林ではありませんでした。この場所も夕方まで探して一部原生林の残りはあったのですがクワガタは採れませんでした。

    この島は小さいので車のレンタルが出来なく連日バイクで移動して更に木のない山を登っていたので、ある程度日焼けしている私でもあっという間に顔の皮がむけ痛かったのですが、もう1日だけ頑張る事にしました。

    【画像4】 9月22日 私が真っ先に木に登りヒラタを採集した瞬間!

    5日目、可能性にかけて3日目の原生林に戻りまだ調べてない山の逆側から登ると、原生林入り口で樹液の出ているTの木を見つけました。木の上を探すとウロが開いていたので早速登ってみると、ウロの中にヒラタが潜んでました。いつもなら必殺ウロ出し道具があるのですが今回は無かったので、採り出すのに時間がかかってしまいました。

    ※ 私は採集家なので木に登るため、懸垂を1日5回×2セットは毎日欠かさずやっています

    【画像5左】 バンガイ島はカミキリが多いため、クワガタの生息環境が整っている。

    コイツらは原生林でクワガタ探しのキーワードです。

    【画像6右】 バンガイ島産 天然86mm

    アゴは短く体がゴツイ。

    【画像7】 バンガイ島上陸5日目 遂にヒラタゲット!(83mm天然)

    《注》 バンガイ島はこれまで内歯上がりで100mm近い疑惑のヒラタが一部のショップで売られたりデータとしてあったのですが、今回の私の調査ではこの島を東西南北調べた結果完全内歯下がりのヒラタが採れました。ヒラタのモデルとしてはアゴは短く内歯は根元まで下がっていてるので内歯変動のない完全下がりタイプです。今回の私の採集調査で、これまでのバンガイ島内歯上がりのヒラタは偽物である事が判明しました。


  • 2010年8月20日〜ミンドロ島・新種狙い?

    【画像1】 T−TOP式トラップ2型と果実スペシャルトラップ(約25m)

    『原生林の麓で約25m位の木に仕掛けたT−TOP式トラップ2型とスペシャル果実トラップ。現地で果実トラップはやはりすぐ乾いてしまうのであまり効果はありませんが、T−TOP式トラップ2型は完璧です(トラップの内容は企業秘密です)。』

    前回不明ノコギリが採れた場所へ行き大歯形を採るため樹液採集をしようと思ったのですが、ブルの木やその他のクワガタの採れる木が見つかりませんでした。恐らくミンドロにしか生えてない木の可能性もあると思いスペシャルスコープを使い原住民にも協力してもらって、あらゆる木の枝先や葉をチェックしまくったのですが見つかりませんでした。小型ノコギリなので果実トラップやT-TOP式トラップ2型を仕掛ければ採れるのではと思いましたが、蛾やカメ吉などしか入りませんでした。ライトトラップも4日間やりましたがクワガタは飛んで来ませんでした。

    ミンドロ島は原住民がクワガタを食べる習慣があるのですが、この原生林地域の原住民だけは不思議な事にクワガタを見た事がないと言います。このエリアはクワガタが極めて少ないのは間違いなく、前回採れた不明ノコギリは季節的に短期間に発生していたのではないかと思います。

    不明ノコギリの場所は散々やっても採れなかったのでもう1つの原生林地域へ行き新しい山を見つけたのですが、軍隊の管理する警戒地域で入れませんでした。私はProtect Areaの許可証を持っているため最初に町長の許可書を貰い、その後Armyのトップに事情を説明したところArmyの護衛付が条件で許可証を貰い(実際はアンダーマネー)山に入れる事になりました。しかし原生林の入り口にある原住民の自治区まで行くと、原住民達が私たちに対して「山に入ってはダメだ」ともの凄い剣幕で怒るので、町長の許可証とArmyの許可証を見せると「でもそんなの関係ねー!」と先に言われてしまいました。それと私が外人という事もあり絶対に山に入ってはダメだと言い張るので、仕方なく私は待機する事にしてスタッフだけを違うルートから山に向かわせました。スタッフは遠回りして8時時間かかって原生林の良い場所を見つけたらしいのですが、山で2泊して日中の採集もライトトラップでもクワガタは採れなく帰って来ました。

    ※ この1つの山を調べるだけで町長やArmy達に払った金は約10.000ペソ(約2万円)です。フィリピンの場合、原生林に入るだけで余計な金と時間がかかるので非常に大変です。(クワガタが採れるかどうか分からないのに毎回こんなバカな調査をするのは私くらいしかいないと思いますが

     結局ミンドロ島は7日間の予定でしたが2日延長して9日間、徹底的に採集しましたがクワガタは1頭も採れませんでした(泣)!(いつもの事ですが)


    【画像2】 8月29日 〇〇州産92mm天然!特徴のある内歯下がりのアゴ(カッチョブー!)

    ミンドロ島を延長したため当初パナイ島に行ってギラファを採る予定でしたが日数的に厳しかったのと、違う島から連絡がありその地域の原生林に新しい道ができているというので、急遽予定を変更してその原生林に行く事にしました。

    ミンドロ島で採集した後そのまま夜フェリーで渡り寝ないで走って昼12時に現場近くに着いたため、ドライバーと私の通訳は目が真っ赤でバテてしまいました。私は9日間もクワガタを見てなかったのと残り日数が少なく時間がもったいなかったので、ドライバーと通訳をホテルで休ませ私と山のスタッフは仮眠もせず私の運転で原生林へ向かいました。普通の車は登れないひどい山道でしたが、私の車は4駆でリフトアップしてあるためなんとか3時間かかってで標高950mのポイントに着きました。

    ヒラタの採れる木クッチンが多く生えていたのでウロの開いている木を探すと、斜面に1本のウロの開いている木を見つけそのウロでいきなり92mmのヒラタが採れました。その後ライトトラップもやりましたが小型ノコギリとアトラスカブトしか飛んで来ませんでした。(場所はやっぱり、ひーみーつ!


  • 2010年7月25 中央カリマンタン州

    【画像1】 7月25日 カリマンタン産ヒラタ 90mm(胸が大きく張り出している)

    前回と同じ木で90mmが採れたのですが、前胸の形がスマトラとは違っていて大きく張り出しています。

    小型でも体周りがスマトラ産より太く、クワガタをパッキングするテープがスマトラ用の同サイズでは巻ききれなく1〜2サイズ大きくないと巻けませんでした。

    全ての個体が太く♀も太いので、やはりブリードで胸幅はスマトラ産を上回る可能性が高いです。

    ※ 先日、知人がネットで購入したカリマンタンヒラタ天然90mmがスマトラヒラタに酷似してるという事で私の所に持って来たのですが、正にスマトラヒラタでした(爆笑)。

    しかし♀はまだブリードしてみないと分からなく♂だけスマトラの大型を付けて販売した可能性もあるので、今後の結果次第では販売元を訴えると購入者は言ってました。

    【画像2左】 7月26日 ペルフォラトゥスサビクワ?

    中央カリマンタンの山に着いて3日目、現在伐採中の原生林で良い場所を見つけたためライトトラップをしたのですが、サビクワとミラビリス2♀とモーレンカブト数頭のみ。

    【画像3右】 7月27日 セリケウスノコギリ?(体毛のような物がありますが小さすぎて分かりません)

    いつもの採集だとこのような小型クワガタは、デコピンで山にリリースするのですがこの個体は何の種類かよく分からなかったので酢エチで〆ました。

    【画像】 7月27日 遂にボーレンホーベン、ゲット!

    中の採集ではプドゥプドゥの木が見つからないのでオドントラビスが採れなかったのですが、前日とは違う場所でライトトラップをしたらボーレンホーベンの♀が飛んできました。その他不明♀ゲット!

    【画像】 近づくと威嚇して赤い目を出す蛾! (この状態で横幅15cm位)ビックリしたので載せました

    最初は赤い目の部分が出てなくグリーンで、近づいたら下側の羽を広げて(威嚇?)赤い目の模様を出したのでビックリしました!

    現地人もMata(目)、Mata(目)!と言って怖がってました。

    【画像】 7月28日 ミラビリス45mm 標高750m

    5日目、これ以上の良いライトトラップの場所はないというようなポイントを見つけたのでやったのですが、ミラビリス♂5頭♀15頭で大量(大漁の漢字は使いたくないので)でしたがそれ以外のクワガタは飛んで来ませんでした。

    中央カリマンタンで標高1000m以上を目指しているのですが道が無く、現地人は未開の森には一緒に入ってくれないので難しいです。

    インドネシアやフィリピンのライトトラップ(メタルハ400Wや水銀灯500W使用)は原生林を中心に300回近くやってますが、クワガタが10頭以上飛んで来るのは稀です(理由は後々に採集知識で解説予定)

    【画像】 7月29日 中央に顔のような模様のある人面蛾!15cm位

    蛾は好きではありませんが色彩が鮮やかだったので撮影しました。

    この蛾を見て現地人がWajah(顔)があると言ってやはり怖がってました。


  • 2010年7月5日 Mt.バナハウ 天然 99.0mm T−TOP採集

    【画像1】 Mt.バナハウ 天然 99.0mm T−TOP採集

    バナハウの天然♀を頼まれていたため、時間が無かったので私だけ飛行機でパナイ島から戻りバナハウに向かったが、またしても♀が採れなかった(泣)。

    ♂は99.0、94.8,89.8、85、70mm台が数頭採れた。バナハウは2、3箇所のポイントで採集しただけでも大型が採れるので、やはり大型産地である。

    ルソン島でヒラタの採れる木アングレウは特に木が堅くウロのタイプが全く違うので、♀を採集するには木をダメにしないと採れないため難しいです。

    【画像2左】 バナハウ産アルケス 94.5mm 湾曲アゴ(上の枝先にいた個体を下で撮影)

    アルケスもシーズンには1本の木に無数に付いている事もある。

    内歯の出ない湾曲タイプは迫力がありシンプルでカッコイイ。標本でアルケスの湾曲95mmアップとインターの100mmアップを並べると最高(個人的に)です。

    【画像3右】 ヒメカブトハナムグリ(上の枝先にいた個体を下で撮影)

    1本のブルの枝先に数十頭付いているヒメカブトハナムグリ。

    ブルの木に膝蹴りを入れると一斉に落ちるがほとんどは飛び去ってしまい、稀に下まで落ちて来るマヌケな個体がいる。木に登ると飛んで行ってしまうので採集は難しいです。写真は下まで落ちて来たマヌケ個体(笑)。


  • 2010年7月1日〜4日 パナイ島採集

    【画像1】 インアーメディア 93.7mm 枝先にいた個体を下で撮影(パナイ産は96mmupするとアゴの張り出した個体が多い)

    パナイ島も今回の雨期で各州の原生林地帯を徹底的に調べて、オオヒラタや新種が採れなければやめようと思っていたのですが、色々な事情が重なったため回りきれませんでした。

    最初のポイントでは原生林の麓の村まで2時間歩いて村長の許可を貰おうと思ったのですが、村長不在のため原生林に入れませんでした。

    《※ フィリピンは原則的に原生林(Protect Area)の立ち入りは農務省管轄DENRの許可(普通の人は貰えませんが申請しても6ヶ月以上掛かります)が無ければ入れません。DENRの許可があっても市長と地元村長の許可がなければ入れません。原則的に採集や持ち帰る事もできません。》

    翌日まで村に泊めてもらい村長の許可を得て、村警察を2人雇い総勢7人で山に登りました。、2時間かかってライトトラップのポイントを探しスタンバイしましたが、夕方から土砂降りでできませんでした(泣)。

    日中の採集ではインターメディアの時期がまだ早く、最大は93.7mmしか採れませんでした。9月になれば大型が簡単に採れます。

    3日目にライトトラップをしましたが、オキピタリスの♀しか飛んで来ませんでした帰りの4時間歩きはゲッソリです。(いつもの事ですが)

    【画像2】 7月4日 パナイ島産 タウネスヒラタ 59mm(上のウロから採り出した個体を下で撮影) 

    パナイ島でブル(ルソン島でヒラタの採れる木)のウロから採れるのは毎回このタウネスヒラタ。ネグロス島でも各地で採集しましたがやはりタウネスヒラタしか採れません。

    パナイ島とネグロス島にオオヒラタの生息している可能性は極めて低いですが、オオヒラタは局所的に生息している事もあるのでわずかな可能性はあります。


  • 2010年6月25日〜30日 ミンドロ島採集

    【画像1左】 ミンドロ島特産 亜種ルディカ 80mm台(ズーム撮影)6月26日

    《特徴》 一見インターメディアだが頭部が大きく凹み、アゴは大歯になってもインターのように長くならない。

    ミンドロ島は中部・南部のデータのない場所で過去数回ほとんどクワガタが採れなかった為、今回のミンドロ島採集で何も採れなければミンドロ島の調査はやめようと思ってました。

    最初の原生林ではルディカ1頭しか採れなかったので、ミンドロに時間をかけたくなかったため翌日村人を10人雇いクワガタの採れる木と採り方を教え探しまくりましたが何も採れませんでした(泣)。原生林を2時間30分歩いた場所でライトトラップもやりましたが、こちらのポイントではクワガタは飛んで来ませんでした

    【画像2右】 2010年6月30日 昨年11月末にライトトラップをした場所と全く同じ場所(崖崩れを利用したポイント)

    もう1つの原生林に移動し昼間の採集では何も採れなく、最初のライトトラップは雨上がりだった為シロアリ系の羽蟻の大群に襲われ開始1時間で断念しました。

    翌日再びライトトラップをするとさすが雨期だけあって、昨年末とは違い大量の蛾が飛んで来ました。それでもこちらのポイントは原生林の中にもかかわらず、何故か大型の蛾が少なかったです。

    【画像3】 ブッダ?ドルサリス?2♂(40mm)4♀飛来

    ライトトラップに飛んで来た真っ黒な小型ノコギリですが、ブッダの短歯とは歯形が違うので最初は『新種か?』と思ったのですが良く見ると歯形がドルサリスに似てる???

    しかしドルサリスであれば体は赤く、ブッダであれば頭部がオドントラビスのように盛り上がるはずである。体は真っ黒なのでブッダだとすればパラワン島亜種のPalawanicusが頭部はフラットのためブッダなのか???

    どちらにしてもミンドロ島産でブッダやドルサリスは聞いた事なかったので、フィリピン産クワガタ輸入業者のK氏にお伺いしたところ、ミンドロ島からはブッダやドルサリスは来た事がないという事でした。

    帰国してから大図鑑で良く見比べると、脛節のトゲと前胸の形がブッダではなく、原歯形ではあるが歯形はやはりドルサリスに似る。2♂3♀は腹も真っ黒けっけである。大歯形を見てみないとなんとも言えない。

    もしかしたら・・・亜種?新種?

    【画像4・5】 ウスバカ ミキリ 特大!114mm

    画像右はバカミキリが暴れるためノギスがズレて110.2で写ってますが、確実に測って114mmありました。フィリピン産ウスバカミキリの最大は120mと聞いていたので114mmは大した事ないと思いリリースしたのですが、後でK氏から「もったいない〜」と言われました(笑)。

    ウスバカミキリはライトトラップによく飛んで来るのですが、動き回って蛾の鱗粉が飛散るため、私にとってはオジャマムシです。


  • 2010年6月9日 遂にカリマンタン産ヒラタ自力採集成功!

    【画像1】 原生林を見つけてから4日目、日中の採集で遂に発見したカリマンタン産ヒラタ(画像は78mm

    通常のヒラタの採れる木にはウロが全く開いてなく、やはりカリマンタンで初めて見る木で採れた。

    カリマンタンの原生林の木はとにかく巨大で、普通の木も初めて見る木が結構あり、ドロンの葉は他の島より一回り大きい。

    カリマンタンの木だけを見ると、ヒラタは軽く100mmupしそうですが木の大きさに反映しない可能性もあるので、今後の採集結果までまだ分かりません。

    【画像2】 ヒラタが皮を剥いで樹液を吸った食痕(地上5m位 ここで83mmを採集

    この木はこの他にも上に2箇所、ヒラタが剥いだ食痕がある。

    この木で84.5、83.5、81、78,60mm台2頭採集。


  • 2010年6月7〜 中央カリマンタン州 ライトトラップ

    カリマンタン島に上陸する前、デンパサールでチケケットを手配する友人に、「中央カリマンタンは首狩族がいる所だよ!」と注意されたのですが・・・ でも、そんなの関係ねぇー!でも俺には関係ねぇー!

    しかし上陸して現地のドライバーに首狩族の事を聞いてみると、「今は儀式的に行われてないみたいだけど、トラブルとこうなっちゃうよ!」と言われ映像を見せられたのですが、それは正しく『首狩族』でした。

    あまりにも凄惨なので倫理的に詳細は書きませんが、部族同士の喧嘩の末で子供も容赦なくの映像だったため、非常にショッキングでした(悲)。

    カリマンタン島に着いて3日目でやっと目的の街に辿り着き、翌日そこから山に上がるのに4駆を借りて原生林を探しましたが、それでも標高600mまでゴムの木が植林されてました。

    原生林まで行ける道が無かったので、色々と地元の人達に聞いて回ると、木材会社の私道があるのが分かりました。ゲートがあって関係者しか入れなかったので、事情を説明してお金を払って(本当はダメ)入ると延々と道が続いてました。約1時間ほど走ると標高700mでやっと原生林が出てきたのですが、木がスマトラ島よりも平均して巨大なので驚きました。

    5日目、発電機とライトを探すため(発電機は飛行機移動が面倒臭いので毎回各島で購入)数時間かけて街まで行き、夕方には山に戻ってライトトラップをやりました。

    【画像1】 ボルネオ島と言えば、カブトはモーレンカンプ

    他のカルコソマとは違い、モーレンは上から出る胸角が横から見ると迫力がある。(モーレンも私は好きなので、眺めていて楽しい)

    飛んで来たカブトはモーレンのほうが多く、アトラスは少ない。

    【画像2左】 カリマンタン産カステルナウディー85mm(ライトトラップ初日)

    ライトによく来るカステル、スマトラ産に比べアゴが長い(フェモラリスやボーレン・ホーベンが欲しいのにィ−!)

    【画像3右】 メンガタカブト

    現地で酢エチで〆たので、欲しい方は連絡ください(笑)。

    【画像4】 デハ〜ン?(ライトトラップ3日目) チュウやモンタネルスが欲しいのですが・・・

    原生林のど真ん中で場所を換えながら雨にも負けず4日間ライトトラップをやって、結局飛んで来たクワガタはこんだけ〜!(カステル1頭、デハーン?1頭) いつもの事ですが(笑)


  • 2010年5月17日 ミンダナオ島最北部 82mm アゴ超短!

    【画像1】 ミンダナオ島産ヒラタでは、初めて見たアゴ超短の82mm(ウロ出し・アゴ欠け、右後フセツ無し)

    前回のヒラタが採れた場所とは別の州のミンダナオ島最北部で、これまでに見たミンダナオヒラタとは違う、アゴの短い個体が採れ目を疑いました。アゴが太短く体も太い。


    一見マリンドッケ産にも似ているのですが、最大内歯の位置がマリンドッケ産より下にあるため区別できます。

    私はマリンドッケ産はあまり好きではないのですが、この個体を採った瞬間アゴが太短かったため、カッコいいと思いました。

    結局このエリアでは1♂しか採れていないので、この地域の特徴なのか単なる個体差なのか、まだ分かりません。


  • 2010年5月16日 ミンダナオ島北部

    【画像1】 ミンダナオアルケス88mmペア(ズーム撮影)

    フィリピンでアブの樹液にオドントラビスが来るのは稀で、タウルスによって開けられたウロから出た樹液に来ていた。

    【画像2】 ケブカヒメカブト

    ココナッツの害虫とされているヒメカブト。このように樹皮をどんどんエグっていってしまう。

    この後にタウルスやオオヒラタが入りに拡大していく。


  • 2010年5月12日 パラワン島最北端進攻!

    【画像1】 パラワン島中部 プエルト・プリンセサ空港(10年ぶりにパラワン島に着いたら空港が綺麗になってました)

    パラワン島北部にアゴの短い個体がいるのか気になったので、北部の原生林を調べるためパラワン島に上陸しました。(フィリピンは大統領選があったため、チケットの手配や準備などに時間が掛かり上陸が遅れてし まいました)10年前のプエルトプリンセサは、街にコンクリートの建物が少なく葉っぱの屋根だらけでしたが、さすがに変わってました。

    北端のエルニド周辺は岩山ばかりなのは分かっていたので、どこが原生林の北限かを調べるのにプエルトプリンセサから北上しました。

    車代をめちゃくちゃボラれながら北上し、道路は昔と違いコンクリートの道が増えてましたが、やはり山は伐採され小さな木しか生えてないハゲ山ばかりでした。車で数時間走ったところで原生林が出てきたのですがすぐまたハゲ山になり、北部に行くにつれて段々岩山が多く木があっても大きい木が少ない状態でした。それでもエルニドに着くまでに、小さな原生林も含めて3箇所ほど確認しました。

    エルニドに着いた翌日、船をチャーターして周辺の小さな島々を見て回ったのですがほとんどが岩山だったため、その中でも少し木の生えている無人島に寄っても らいました。私のスタッフは喜んで綺麗な海に飛び込んでましたが、私は真っ先に木の生えている崖を登ってクワガタを探しに行くとスタッフは呆れてました。スタッフは何でこんな綺麗な海にまで来てクワガタを探すのという顔をしてたのですが、私にとっていくら海や景色が綺麗でもクワガタが採れない場所は良い所ではありません(マジで)。(結局1日は海で遊んでしまいました)

    【画像2】 5月14日採集 タウルス・モイニエリ(パラワン島亜種・特徴のある短歯しか存在しない)

    北限の原生林から採集調査したのですがなかなかヒラタの採れる木が見つからず、1箇所の原生林でアブの木が多く生えている場所を見つけました。ウロの開いている木を見つけたのですがタウルスしか採れなく、風邪を引いていたので体力が無く奥まで調べられませんでした。しかし山の状態からしてこの場所はオオヒラタが生息していると思われます。

    【画像3】 5月15日採集 樹液に来ていたパラワンヒラタの♀39mm

    西側の原生林を調べに行き、夕方に樹液が出ていて大きなウロの開いているプドゥプドゥを見つけたのですが、夕方だったためナタを入れても中が見えませんでした。

    翌日、同じ木を見に行くとウロから出て来たと思われるヒラタの♀が樹液に来てたので、ウロの中に♂がいると確信しました。

    【画像4】 ウロから引きずり出したパラワンヒラタ75mm(右前フセツ無し)

    珍しく♀が先に採れたので、なにがなんでも♂を見たかったためウロにナタを入れて拡大し、気合でウロ奥から♂を引きずり出しました(イエ〜イ)。

    しかしナタでウロ入り口を拡大してしまったため、この後ヒラタが入らなくなる恐れがありま(汗)。 

    採集場所は北限ではなく北よりの西側ですが、この♂の歯形は普通でした。(地名は ひ〜み〜つ!)


  • 2010年 4月14日 ペレン島デブヒラタ 天然88mmアゴ極短!

    【画像1】 2010年4月14日 ペレン島88mm天然 アゴ極短 T-TOP採集

    この画像を良く見てもらうと、天然なのに頭部、胸部がマッチョで盛り上がり、頭部の首基がアルキデスのように張り出しているのが分かります。

    この島の88mmクラスになると、頭部がマッチョで首基が太く胸の体高もあり尻も大きいため、実物は斜め後ろから見るとなんとなくアルキデスっぽく見えてしまいます。

    ペレン島ヒラタの大きな違いはスマトラヒラタは横に平べったい体つきで、ペレン島ヒラタは体全体に厚みがあり、胸部の体高があるため極端に言うと丸太やロールケーキのような体つきをしています。

    天然でここまでマッチョなので、ブリードでは恐ろしい体形になると思われるため非常に楽しみです。

    【画像2】 4月17日 リリース

    採集後、必要のない個体はマーキングして採れた木に戻します。これは同じ木にどれ位の期間いるかや他の木に移動するかなどを観察するのと、♂か♀のどちらかを残しておかないとその木で採れなくなってしまう事があるためです。

    ※ 私は商売ではないのでキャッチャーのように根こそぎ採るような事はしなく、必要以外の個体は採りません(採集調査資金の為にわずかだけです)


  • 2010年4月11日 JANTHO採集

    【画像1】 害虫!(この画像以外に決定的な画像が複数ありますが、あえて出しません)

    画像の右側の樹皮のエグれは、元々カステルナウディーの原歯形やブルークの原歯形が樹皮を剥いで樹液を吸った場所にタウルスが入り込んだため、更にエグれが拡大した物です。

    オオヒラタなどがダダップなどの根元に入り根元の樹皮を剥いで樹液を吸っているのは何度も確認してき来ました。今回は画像の木の根元に別個体のアルキデス(70mm台)が根元の樹皮を剥いで(横に約20cm位)巣穴を作り樹液を吸っているのを見て驚きました。(あまりにも衝撃的な画像のため載せません)

    ルソン島やシムルゥ島などでもラティペニスが樹皮を剥いでしまい、そこから先の枝が枯れてしまうのは良く見かけました。

    この事から、私は以前より採集しながら生態を観察していて、クワガタの中でもオオヒラタやタウルス、原歯形のラティペニス、ゾンメル、ブルークなどは木を枯らしてしまう恐れのある害虫になると考えていました。(松食い虫のような威力はありませんが)

    今回のアルキデスが剥いだ根元の樹皮は、12月採集の時は何もなく綺麗だったため、わずかの期間で約20cmも根元の樹皮をエグってしまった事になります。

    この木は昨年からカステルやゾンメル、タウルスなどが樹液を吸いだしたため、今では幹の上のほうの樹皮はほとんど剥がれ、根元はアルキデスによって剥がれてしまっています。

    私の予想ではあと2ヶ月位でこの木は、樹皮がかなり剥がれているため水分を吸い上げられず枯れてしまうと思います。

    《もし、環境省のほうで害虫と認められてしまうと大変な事になりますが・・・》

    【画像2】  タウルスのウロの樹液に来たリノケロス(夜10時)

    スマトラ島でリノケロスやマンディブラリスは、パダンより上ではデータが無く、アチェ産は今のところ私しか採集してません。

    JANTHOの山奥では夜8時以降になるとトラが出る可能性があるので、よく村人に山に入ったら危ないと言われるのですが・・・(でも、そんなの関係ねー!でも俺には関係ねー!)

    ※ こういう写真はあまり公開したくないのですが、見せないと信じない人(一部の人)がいるのでサービス公開!

    《注》 アチェ州はイスラム過激派の多いところのため普通のインドネシア人も怖がって行かない地域ですが、前日JANTHOの山に泊まった際、村人が「前にフィリピンのアブサヤフも来てたよ」と淡々と話していたので驚きました。

    するとこの日に、JANTHOに潜伏していた武装テロリストのグループ(爆弾を製造していたようです)がメダン側に入った所で、インドネシア軍と衝突の末捕まったため更に驚 きました。

    以前に〇〇館のほうから、「アチェ北部はイスラム武装グループに誘拐される恐れがあるから行かないように」と2度ほど注意された事があったのですが、山に入る時はいつも腹を決めて行っているので万が一の事があってもかまわない、とその時は思ってました。

    アチェではMilitaryをスタッフに使っていますが、それでもテロリストに見つかれば拉致られる可能性があります。私がかまわなくてもテロリストとなると国にまで迷惑をかけてしまう事になるので、今後は少し考えて行動しなければいけないと改めて思いました。まぁ、実際に拉致られそうになったら拉致られる前に殺っちゃいますけど(笑)!


  • 2010年 4月11日 アチェ・Jantho 採集


    【画像1】 うひょ〜!アゴがメチャクチャ太い天然88mm! JANTHO産 T-TOP採集

    アゴが内歯先まで太い天然88mm 


    【画像2】 同88mm

    アゴが少し陰になってますが、良く見ると内歯幅があるのが分かります。


  • 2010年 4月9日 ブラスタギ採集

    【画像1】 インビタビリスの幼虫と繭玉と死骸!T-TOP土堀採集!

    インビタビリスはブラスタギの特産種で、キャッチャーは唯一私の知人(今は友人)しかいないらしく(ブラスタギのディーラー談)その友人の案内で新しく見つけたポイントへ行きました。

    以前は1箇所でしかインビタビリスが採れなかったらしく、新しく見つけた場所はやはり以前と同様クッチンと呼ばれる大木の下でした。

    私は当初カズヒサに生態が似ているのではと思っていましたが、友人の話では「長年インビタビリスを採集しているが、必ず地上1m位の場所にジッとしていて樹液などは吸ってなく、高い所 や枝先には絶対いない(インドネシア語)」と必死に説明していました。

    成虫を探しましたが採れなかったので、すると友人がクッチンの木の下を掘り出しました。

    私の友人が、ここ掘れワンワンと言うので、掘るとインビタビリスの幼虫とと死骸がぞくぞく出てきました。


    【画像2】 綺麗なメタリックグリーン!ん〜残念!

    成虫は土堀でも出てこなかったのですが、友人が繭玉を振りながら「Pupa、Pupa(蛹)!」と言うので、私は「振っちゃだめだよ!」とインドネシア語で言ったら「Tidak apa apa(大丈夫だよ)!」と言って笑ってました(笑)。

    2年前に採れた幼虫は育たなかったのですが、今回は7頭だけを試験的に私の現地秘密基地で飼育してみる事にしました(幼虫は持ち帰れないため)

    結局インビタビリスの成虫の生態は分からず、本当に樹液を吸っていないのかどうかは謎のままでした・・・to be continued ?

    【画像3】 ラコダール84.8mm T-TOP樹液採集(標高1500m)

    インビタビリスが採れなかったので、第2目的で私の好きなラコダールを採る事にしました。

    ラコダールの採れるメイメイの木を探していると、友人は先に歩いて探していたのですが見つからず、私は後から歩いて友人がチェックしたはずの木でラコダールを見つけました。

    私が「ラコダール!」と叫ぶと、慌てて友人が戻って来て驚いてました(笑)。

    7m位の高さだったため、近くで竹を切り竹で枝を叩いて落としたら84.8mm、78mm、♀が落ちてきました。

    ラコダールは気性が激しく俊敏で反射神経が良いのと、大歯形になると見事な六角形のアゴが、私的には超カッチョブー(地元スラング)です!

    ※ 私は11年間、色々な島の色々な環境で採集をしているので、普通種であれば現地キャッチャーより私のほうが採集技術は上です。本当だよ!


  • 2010年3月19日 Mt. バナハウ 放たれた火!何故?

    【画像1】 ヒラタの木に火をつけられたため、ウロの中で焼け焦げてたヒラタ(約90mm位)

    昔100ミリの採れた標高1000mのポイントまで500m地点から3時間かけて歩いて行ったら、なんとヒラタの木1本だけ火をつけられ焼かれていました。原生林で誰も人が来ないような場所に、何故火が?

    私のスタッフに聞いてみると「もしかしたら別なグループのNPA(反政府ゲリラ)が、テリトリー(縄張り)を示す為に見せしめで火をつけたのかもしれない」というので、少し緊張がはしりました。

    (バナハウはNPAの潜伏する有名な山で、毎年年末近くなるといつもフィリピン軍と銃撃戦で多数の死者が出ます。昨年末は珍しく大きい衝突はなかったので すが・・・)

    前回の採集でこの場所はヒラタを採れやすくするため、周りの邪魔な木を綺麗に切ってウロの周りにキズを付け、上のウロに登りやすいように2本の木を立てかけて縛っておきました。

    たぶんこの行為がここをテリトリーとするNPAの神経を逆なでしたようでした。反政府ゲリラの多いフィリピンの山に入る以上、いざという覚悟は出来ていますが、一応スタッフに「ここのNPAに今度会ったら少しお金を渡して、クワガタを採るだけだから気にしないでくれ」と伝えるように言いました。(私のスタッフも元〇〇〇のため)

    帰り道、よその村人(日本人バイヤーに頼まれた時だけ虫を採ってる人)に8年ぶり位に出くわしたので、「最近はクワガタ採ってるの?」と尋ねたら「4年位前 にTitanusの105mmを採ったよ」と言ったので驚きました。

    詳しく聞くと「そのTitanusは足にダメージがあったけど105mmあったから日本人に+ボーナス〇〇〇〇ペソ貰ったん だ」と自慢げに話したので、更に驚きました。

    普通のフィリピン人の話は全く信用出来ませんが、この村人はプロの採り子ではないのと、105mmで足にダメージがありボーナスで普通より多い金額〇〇〇〇ペソを貰ったと、鮮明に覚えていたので間違いないと思います。

    やはり4年程前に、ルソンヒラタで106mm(ビコール以外で)を 某有名ギネスコレクターが持っているという噂があったのですが、恐らくそのルソンヒラタがこのバナハウ産で実際は展足で106mmあったのではないかと思います(実際には他の裏付け事実があります)

    やはりバナハウ産は簡単にブリードで100mmアップするのと、いずれ105mmアップするのは間違いないと確信しました。

    帰国後現地スタッフから連絡があり、やはり別グループのNPAがよそ者が勝手に入って来たと思い、威嚇行為で火を放ったとの事でした(汗)。(でも、そんなの関係ねぇー、でも俺には関係ねぇー! 


  • 鬼太アゴ!ミンダナオ産アルケス

    【画像1】 アゴが鬼のように太いミンダナオ産アルケス約90mm。雨が凄くて写真が撮れなかったため、雨上がりに違う木に付けて撮影)

    ミンダナオ最終日、土砂降りの中採れたアルケス(後足フセツ無し)。アゴが四角い鉄パイプのように太い。

    私は大型種のクワガタが特に好きなためアルケスも大好きなのですが、最近大阪のUさんがオドントラビスにも興味を持ち始めたので、この個体をプレゼント〜!

    【画像2】 材割りで出てきたミンダナオ産オパクス?

    立ち枯れにナタを入れて出てきたサビクワ(オパクス?)。サビクワは材割りでたまに出てきますが、この個体はフセツが2本ありませんでした。

    私はネブトやサビクワはあまり興味が無いので採りません(笑)。


  • 2010年3月13日 ミンダナオヒラタ、採ったどぉー!

    【画像1】 ミンダナオ島で新しく見つけたヒラタの採れる木で、ウロから採り出したミンダナオヒラタ84mm(ズーム撮影)!(毎回時間と金を掛け苦労しながらクワガタの採れる木を調べているため、このような木の特徴が分かる写真は公開したくないのですが、今回の木は写真だけでは難しいのでスペシャルサービス)

    ミンダナオ採集6日目、ルソン島でヒラタの採れる木、ブル、アブ、プドゥプドゥなどが原生林にほとんどなく、ミンダナオでのヒラタの採れる木が分からず諦めかけていたところ1匹のスズメ蜂が飛んでいるのを発見しました。

    もしかしたらと思い追いかけて止まった木をチェックすると6〜7m上でした。葉が邪魔で樹液が出ているか見えなかったので、木に登ろうとチャレンジしたのですが枝が無く木が太いため、3m付近で手の力が続かず登れませんでした。(木に腕が回る太さだったら枝が無くても登れます)

     すぐ近くに原住民の家があったので原住民に木に登ってもらったら、穴があるというので中に虫がいれば取り出してくれと頼むとすぐに取り出して投げてくれました。

    いきなりヒラタだったため、中にいる個体を全て取り出してもらったらヒラタ84mm、72mm、49mm、♀3頭、タウルス多数でした。ウロの中が左右に分かれているようでした。(ウロの拡大ズームアップの鮮明写真もありますが、出しましぇ〜ん!)

     やはり木は初めて見る木で、樹皮は乾燥気味なためキズを付けても樹液が出ないタイプの木でした。

    (フィリピンやインドネシアでは日本と違い、ヒラタの木の樹液にはほとんどスズメ蜂やカナブンはいません。フィリピンでは限られた木に一定の時期にだけスズメ蜂がいる事がありますが、インドネシアでもほとんど見かけません。インドネシアではたまにチョウはいるのですが、カナブンは数種類の樹液にいることがあります。枝先には良くいます。)

    ヒラタの木がやっと分かったのでその後も3日間、同じ木を探しまくったのですがウロの開いている木が見つからず採れませんでした(泣)。

    ※ オオヒラタは島が違うと採れる木が違ったり(共通している木もあります)するので本当に難しいです。

    【画像2 左】 最初は枝があったためウロ(6m〜7m)が見えなかったが、原住民が枝を取り払ったため見えるようになった。(逆側の木に登って撮影)

    この木の周辺は原生林の中で原住民が家を建てるため一 部伐採した場所で、50m〜100m四方は原生林です。

     たぶんこの木意外でもミンダナオにしか生えてない木で、ヒラタの採れる木があると思います。

    今回やっとヒラタ採集に成功しましたが、原生林が本当に凄いので次は新種狙いで(難しいですが)ライトトラップも挑戦しようと思います。

    【画像3 右】 ウロから採り出したミンダナオ産ヒラタ84mm 

    ウロに長く入っていたヒラタはほとんどがアゴ先と内歯が磨耗していて、ダニだらけです。これはウロの中を噛じって樹液を出すためと棲家にしやすくするためだと思います。


  • 2010年2月某日 もう1つの離島超巨大ヒラタ!

    高さ30mの(L)の木に、カミキリの幼虫によるウロがたくさん開いていて、上のウロから超巨大〇〇〇mmのヒラタが・・・えぇ〜マジでー!(説明すると話が長くなるので、忙しくなくなれば後で説明すると思います。本当は写真を公開したくなかったのですが、見せろという声が多かったので出血大サービス!)

     【画像1】 ウロにクワガタが入ってる場合、画像のようにウロ周辺が汚れてるためすぐ分かります。


  • 2010年 採集第2弾 ペレン島デブ90mm採集!

    【画像1】 2010年2月9日 左のウロから採り出したペレン島デブ90mm

    撮影の時、ピントが合わなかったので後ろの木をスタッフが切ってしまい直射日光が当たり過ぎになってしまったため、今後このウロにヒラタが入らなくなる可能性が出てしまいました(泣)。

    【画像2】 90mmを採った2日後にウロに入ったデブ81mm


  • 2010年1月24日 Mt.バナハウ ウロの中にいる83mm

    【画像1】 ウロの中にいるバナハウ産83mm

    ミンダナオは雨が凄くヒラタの木が見つからなかったため、ルソン島に戻りMt.バナハウへ行きました。

    前回97.5mmが採れたため今回も大型が採れるのではないかと思ったのですが、最大は83mmしか採れませんでした。

     【画像2】 ウロから出した70mm台

    ♂が小型なのは分かったのですが、♀を採ろうと思い邪魔な♂を引きずり出したら♀がいませんでした。

    今回は小型しか採れなかったので、そのままウロの中に戻してきました。


  • 2010年初採集!1月15日 ミンダナオ島のオオヒラタで、内歯上がりのデータのある場所へ行ってきました。

    【画像1】 ルソン島より凄い原生林

    ミンダナオ産クワガタは日本に沢山入っているためミンダナオは後で行こうと思っていたのですが、フィリピンで最近結果が悪いので行ってみる事にしまし た。

    ミンダナオ島というのはイスラム過激派の武装組織・アブサヤフがいるために、普通のフィリピン人(ルソン島や他の島)は絶対に行きたく ないという島(実際に危険なのは一部の地域だけ)で、私のスタッフもミンダナオだけは嫌だと言うので今回は一人で上陸しました。

    ミンダナオで内歯上がりのデータのある場所を調べようと思い上陸したのですが、この地域は雨期がルソン島とは全然違いインドネシアと同 じ11月〜2月だという事で驚きました。

    上陸した日から雨が凄く雲が掛かってしまっているので、原生林の場所を探すのに苦労しましたがバイクをチャーターして山に行ったら、なん と30分で原生林が出てきてまた驚きました。

    ミンダナオはルソン島より下の島なので、木はルソン島より高いだろう(より赤道に近くなるため)とは思っていたのですが、断然ミンダナオの原生林のほうが凄く更に 驚きました。(アルケスがルソン島より太くデカいのとアトラスオオカブトが一番大きい理由が分かりしました)

    単純に考えてルソン島でたまにヒラタの100mmupが採れるのであれば、ここの山は100mmupが沢山いそうで す。

    この地域の原生林はルソン島の原生林と木の種類がかなり違っていて、ルソン島でヒラタの採れる木がほとんどなく、1週間毎日山に入りまし たがヒラタは採れませんでした(泣)。(いつもは原生林を探すだけで3日〜7日掛かるのでそれを考えれば楽でしたが)

    たぶんヒラタはこの地域にしか生えてない木に生息している可能性が高いので、ヒラタを採集するのに時間が掛かりそうで す。

    当初ミンダナオはヒラタの採集が簡単だろうと考えて一人で上陸したのですが大誤算で、おかげでまたしても調べなければならない島が増え てしまいました。

    私としてはミンダナオなどに時間は掛けたくないのですが、TITANUS MASTERの私にとって採集しないと次に進めないのと悔し いので、結果を出すまで頑張ります!

    唯一嬉しいのは、この地域は他ののフィリピンと違い数時間歩かずにバイクで30分で原生林に行けるため、私としてはいつもより楽に調査 ができるので今後が楽しみです。

    フィリピンの新しい場所でヒラタが採れないのは慣れていますが、ヒラタが採れないのに原生林を見つけただけで大喜びをしている(変 人?)人は私だけだと思います(笑)。

     【画像2】 どこの場所でも最初に採れるのはだいたいコイツ!

     原生林下でヒラタやオドントラビスの採れるPの木を見つけたのでチェックすると、幸運にもカミキリの穴が開いていたのでヒラタがいるかも、と思い皮をめくったらどこにでもいるピリピンネブトでした(笑)!

    コイツは二次林でも材割りでもすぐに出てきます。  


  • 秘密の離島オオヒラタ 第2弾!

    【画像1】 樹液を吸うギデオン

    この木1本でこの島の特産種ノコギリ8頭、キクロマトスが多数採れました。

    この島ではキクロマトスの生態を知る上で、驚くべき樹液を吸うスクープ画像も撮れましたが後々のために非公開にします。

     基本的にホームページで公開できる画像は私にとってBランクの画像です。

    クワガタの採れる木が分かる画像(現在30数種類)やクワガタの生態が分かる画像は申し訳ありませんが、私の究極の自己満足で秘密です。
    (11年間、道楽ですが命懸けで真剣に自力で採集調査してきた、私だけの知識ですから)

    私の個体を購入してくれた方で真面目な方には、当然お見せします。

    【画像2】 秘密の離島で前回作って来たトラップに、今回見事に入った超アゴ太の94.5mm

    帰国して早速バナハウのブリード極太102.7mmと比較したところ、アゴの太さが断然この94.5mmのほうが太くてまた驚きました。アゴが基から内歯幅までエライ太いです。

    この島周辺は私のこれまでの採集知識を覆すような不思議な地域で、なぜ近いエリアに全く違う特徴を持ったヒラタが生息しているのか(たぶんDNAも全く違う)、とても謎です。

    今後はこの島の本島を詳しく調べて、二つの特徴のルーツと謎を解こうと思います(実際に採集調査している私にしか分からない自己満足の知識ですが)。 


  • ペレン島デブヒラタ採集 12月23日

    【画像1】 ヒラタの採れる木でデブヒラタだと思い速攻で木に登ったら(約6m)、オドントラビスでした(笑)。

    現地で山で生活してる人をスタッフとして使うのですが、木の種類を分かってる現地人より私のほうが断然、木の見分けやクワガタの採れる木を見つけるのが早いです。
    木登りだけは現地人に敵いません。

    【画像2】 (P)の木で採れたペレン島ヒラタ82mm
     


  • ACEH・Jantho 天然94mmアゴ太!

    【画像1】ACEH・Jantho 天然94mm

    95mmを採った同じ木の違うウロから私が採り出したアゴ太の94mm

    オオヒラタがウロの中にいる場合、ウロから見えている位置にいればウロから採り出すテクニックは誰にも負けません。

    長年のオオヒラタ採集経験で身につけた完璧な、私にしか出来ないウロ出し技術を持っています(巧)。

    以前はウロの奥に入られてしまいガソリンを使って出そうとして、95mmを2頭★にしてしまった事があります(泣)。

    今では大型がウロの奥に入って採り出せない場合、3日通っても粘り採り出します。

    【画像2】 Sigli側 天然 89mm アゴ極短
     


  • 12月5日 ルソン島Mt.バナハウ採集

    【画像1】 地上約3m(急斜面)の場所で木の隙間のウロから採り出した97.5mm

    右側の木がフィリピンの原生林でオオヒラタが良く採れる木(N)で、ヒラタの生息地域で樹液が出ていれば高確率でヒラタが採れます。左側の木は植林に良く使われる木(M)です。

    バナハウは昨年、久しぶりに採集に行ったのですが昔のポイントが土砂崩れでダメになっていて、2回採集に行ってポイントが見つかりませんでした。
    今回更に奥に入り新しい場所を見つけたのでかなり嬉しかったです。

    【画像2】 同じ木の根元のウロにいた90mm 

    この木で90mmが2頭、88mm、84mm、70mm台が数頭採れました。
     


  • 09/11月末日 ミンドロ島採集調査結果

    【画像1】 ミンドロ島はフィリピンで7番目に大きい島ですが島の約9割が伐採され原生林が残ってなく、南側はこのように土が露出している山が多い島です。

    北部にはナチュラルパークが有りクワガタのデータがありますが、私は過去3回の調査で中部と南部に原生林の残っている場所を確認しているので再調査に向かいました。
    過去の調査ではヒラタの採れる木が数種類揃っていたために、オオヒラタが生息しているのではないかと思って向かったのですが中部にある原生林は1時間ほど歩いたら裏側は延々と伐採されていて何も採れませんでした。

    (この島はいまだに原住民が多く下はふんどしだけで裸足、町に出てくるときは上は着ていないといけない規則になっているためにTシャツを着て歩いています)


    【画像2】 南部の原生林地区へ行き昼間は山に入ったのですが何も採れなかった為、夜は月の見えない場所でライトトラップをしましたが寒かったせいかミツバチだけで蛾も飛んで来なくダメでした。

    原生林の中で地上20m位の場所にスペシャル果実トラップや、T−TOP式トラップ2型や3型も仕掛けたのですが1頭も採れませんでした(泣)。

    (フィリピンは原生林の残っている場所が極めて少なく、クワガタの絶対数もインドネシアなどとは比較にならないくらい少ないので、雨期でないと採集が難しいです) 


  • 11月12日 島から小船で未知の島へ

    【画像1】 目標とする島へはこの島から定期船で行くと、更にもう1つの島を経由して行くので2日かかってしまうため、漁師の船を無理矢理チャーター。

    【画像2】 Wエンジンだから3時間で行けると漁師が自慢していたのでそのまま乗ったが、赤道直下の海の日差しは山とは大違いで強烈に暑く乗って15分でこの様な姿になってしまいました。

    船の横板は座る所から20cm位しかなく横波が来ると水が入ってくるため、今にでも沈没する勢いで島へ渡りました。

    帰りは波の無い朝4時に出たのですが強烈な雨で海がシケ、高波が目線まであるので海に投げ出されそうでした。
    私は泳げないため必死にしがみ付いていたら、横でイルカがぴょんぴょんと跳ねていたので、沈没したらイルカが助けてくれるかな、などと考えながらなんとか帰れました。
     


  • 11月末帰国 ペレン島 遂にデブヒラタ採集成功! Bangkurung島 スーパーブルー・メタリフェルT-TOP採集!

    【画像1】 後の木の12m〜15m位(ウロが2つ)のウロから採り出したデブ88.9mm。内歯は基まで下がっており、胸と尻がデブです。やはり離島内歯下がりの特徴が確実に出ています。

    ブリードしたらとんでもない形になりそうで、たぶん同サイズであれば胸幅はスマトラヒラタよりも太くなる可能性があります(まだ分かんないよ)。

    【画像2】 ペレン島からBangkurung島へ船で渡りそこからボートをチャーターして3時間の、電気も携帯の電波も無い島で自力で採集したブルー。私が発見した瞬間の写真で100%ライブ!まだ捕まえる前の写真です!(よくあるヤラせ画像などではありません)

    発見した瞬間は驚きとブルーを自分で見つけた感動で、かなり興奮しました。Bangkurung島産

    私は標本でペレン島産メタリフェルのブルーはたくさん持っていますが、ここまで鮮やかなブルーは見た事がありません(ヒューヒュー)。
     


  • 10月30日 パナイ島より帰国

     

    【画像1】 今回のパナイ島はパナイで一番高い山の標高1000mの登頂に成功し、野宿をしてライトトラップをしたのですが、結果はインターメディア、ズベール、タウネス♀(たぶん)、ヒメヒラタ♀(たぶん)、ギデオン、コカブトなどでした。8日間ライトトラップをやりましたが同じような結果でした。

    パナイ島は4年間、東西南北のエリアを徹底的に採集調査してきて、今回の場所こそは新種が飛んでくるのではないかと思っていましたが、またダメでした。

    フィリピンは大きい島にはアトラスオオカブトがほとんど生息しているにもかかわらず、パナイ島は一度も採れた事がないためパナイ島には生息していない可能性が高いです。

    【画像2】 パナイ島産カタゾウムシ 


  • 10月6日帰国 ペレン島調査結果

    ペレン島まで日本から飛行機を3回乗り継ぎ、船で渡って上陸するまでに4日かかりました。
    この島でも上陸して二日目の朝には警察が来て警察署に呼び出され、結局お金を払って申請書を出す破目になりました。

    まだ島の全部を調査したわけではないのですが原生林は見えるところには残ってなく、バイクで1時間ほど走りその後1時間歩いてやっと原生林が見えてくる状況でした。

    採集調査結果はキクロマトスが意外な木で採れたので驚き、ヒラタは過去のデータとは違う個体が採れて更に驚きました。
     

     



SAISYUKA T-TOP
採集家 T-TOP 採集家 T-TOP ttop ティートップ クワガタ 天然採集 ブリード クワ 最新 自力採集 固体 個体 ブリーダー くわがた 鍬形 さいしゅう さいしゅうか 最新採集結果 カブトムシ かぶとむし カブト カブト 昆虫採集 昆虫 クワガタ 採集 クワガタ飼育 クワガタ 種類 クワガタ 飼い方 クワガタ 図鑑