トップ  >  最新採集結果  >  2011年6月30日〜7月11日 ミンダナオ島採集

フィリピンは不思議な事にフタマタはミンドロ島にしかいなく、キクロマトスはパラワン島以外はズベールだけで大型のクワガタは全て真っ黒なのが謎です(パラワン南部のバラバック島にガゼラがいます)。それとパラワン島以外の島ははクワガタの種類が少ないのも興味深いです。

今回はミンダナオ島で標高2000m以上ある山の標高1200m周辺でライトトラップをして、新たなキクロマトスやフタマタ系が採れないか探るため向かいました。

※ フィリピンやインドネシアの地図はいい加減で、地図メーカーで地名や標高などが違ってます

(山名の標高に関しては私が試用している地図に基づいて書いてますが正しいかは分かりません)

【画像1】 ズベール(ミンダナオ産) 標高1200m

最初にMt.Apo(標高2956m)の山へ行き標高1000mの場所でライトトラップができるか調べる事にしました。
フィリピンは標高1000m以上に道が少なく、ルソン島は3ヶ所だけで
(確認済み)その他はミンダナオ島に1ヶ所だけ分かっていたためその方面へ向かいました。
 Mt.Apoへ向かってみると標高780mまで車で行けたのですが
(フィリピンの山は日本と違って山の上まで行ける道路はほとんどありません)延々と村で原生林は無く、その後バイクを借りて900mまで行き更に歩いて1000mまで登ってやっと原生林が出てきました。
原生林の入口にはARMYのベースキャンプがあったためNPA
(反政府ゲリラ)が多く警戒中だという事が分かったので、村長の所へ許可書の申請に行くとARMYの許可が無ければダメだという事でした。ARMY本部へ行くと山の上は危険なのでARMYのベースキャンプから見える場所という条件で許可が出ました。

標高1000m以上でライトトラップの出来る場所があればその近くで発電機やライトを買う予定で来たので、街へ行き買い揃えました。(前回、借りた発電機が故障して弁償したら割高になったため。現在私の所有している発電機は各島合わせて7機)発電機やライト購入、カーテン製作(特注で5m×3m2枚、5m×1.5m1枚 T-TOP仕様)などに1日かかってしまい翌々日に村人2名を雇って山に登りました。

【画像2左】 アトラスの中では最も立派な胸角を持つミンダナオ島産アトラス

【画像3右】 綺麗なピンクのシンジュサン(私は蛾は好きじゃありませんがピンク色で驚いたので)

最初はArmyが1人護衛に着くという事だったのですがベースキャンプの近くでやるから大丈夫と言って断り、結局良い場所がなかったのでそのまま1時間半探し登って標高1200mで良い場所を見つけました。
ライトトラップの場所作りに時間がかかってPM7時に開始すると、飛んで来るアトラスは標高1200mあるため全て胸角が伸びきっている個体ばかりでした。クワガタはズベール1♂だけで激しい雨が降ってきたためPM10:30で終了。山を下りた時にArmy に「どこでやってたんだ!」と散々怒られ、採れたズベールを見せると驚いていて、この山ではクワガタを初めて見るらしく他の山では沢山見た事があるという話でした。

【画像4】 ミンダナオ島産ゼブラ亜種Ledae

次の日、日中はヒラタやパリーオオクワを探すためドロンを探すと、カミキリの幼虫の穴の開いたドロンの大木(インドンネシアと同タイプ)が沢山あったのですがヒラタの齧った食痕がなく何も採れませんでした。おまけに沢山のヒルに血を吸われスタッフ一同皆、膝から下は血だらけで(ヒルに血を吸われると大体1時間〜3時間は血が止まらないため)まるで交通事故にあったような光景でした(苦笑)
この日のライトトラップは別な場所を探しArmyに分からない標高1100mのポイントでやったら小型のゼブラ1♂、ズベール1♀、ヒメヒラタなどが飛んで来ました。
次の日もまた日中はヒラタを探しまくりましたが相変わらずカミキリの幼虫の穴は開いているもののヒラタは見つからず、やっとタウルス2頭だけでした。ブルの木
(フィリピンでアルケスやインターメディアが採れる木)も散々探してアルケスも採れなく、オキピタリスだけでした。(ルソン島ならば確実にアルケスやらラテラリスが採れます)
※ インドネシアであれば同条件でほとんどヒラタが採れるのですが、フィリピンは原生林が少ないうえ山によってはクワガタが生息している山と生息していない山に極端に分かれるのでフィリピンでの採集は極めて難しいです。
※ フィリピンとインドネシアでは原生林の面積が比べ物にならないくらい少なく実際のクワガタのの絶対数も遥かに少ないので、天然個体に関してはフィリピンのクワガタのほうが5倍〜10倍価値が高いと言えます輸入面でもフィリピンは一般人では絶対許可が出なく、インドネシアのように日本の空港までカーゴ送られてくるような訳にはいかない)
結局1100m以上の原生林でライトトラップを7日間(1日は豪雨で中止)して、ズベール5♂2♀、ゼブラ2♂、オキピタリ1♀、ヒメヒラタ2、アトラス多数(その場でリリースするため数えてない)、日中の採集はオキピタリス2♂、タウルス5♂だけで何故かヒラタやアルケスが採れませんでした。
あまりにもクワガタが採れなかったので別な山
(Mt.Apoの後ろ側)を調べに行くと、標高1100mまで国道が通っていたのですが延々とハゲ山で原生林は見当たりませんでした。
Mt.KItanglad
(2938m)も見に行きましたがやはり標高1000m近くまでハゲ山(所々には原生林が残っていた)で、入山許可は1か月前に申請して審査の結果という厳しい規制だったため諦めました。
  

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