トップ  >  最新採集結果  >  2011年10月22日〜11月5日 スリランカ採集(その2)

【画像1左】 スリランカ産糞吉

【画像2右】 スリランカ産ノコギリカミ吉(酢エチ処理後)

前回調査した山が本当の原生林じゃなかったため、今回は警察関係から聞いた本当の原生林のある場所へ向かいました。
最初に見に行った山はやはり所々にしか原生林が残ってなかったのですが、せっかく来たので材割りしてみるとネブトと思われる幼虫が出て来ました。山の状態からして他のクワガタの幼虫は期待出来なかったので、100%Natural Forestの場所を教えてくれと山のガイドに頼みました。

翌日向かった山はダムのある森でしたがやはり20年以上前に伐採された様子で(普通の人では見分けがつかない)完全な原生林ではありませんでした。ダム周辺の木を見て周ると、クワガタの採れる環境としては色々な種類が望める森ではなく、おまけに山に入るのはダム管理局の許可が無ければダメだということでした。

【画像3】 原生林の倒木の下から出てきた、ニグリータと思われる幼虫。

次の日、私はもっと大きな木が沢山ある森を案内してくれと頼み、別な場所へ行くと初めて本当のPrimeval Forestが出てきました。
(スリランカは緯度的にフィリピンのミンダナオ島とほぼ同じ位置ですが、原生林の木の状態はルソン島に似ていました)

前回の採集で山はヒルが異常に多かったので、ヒル対策で長ズボン(いつもは半パン)に厚手の靴下をまくり上げた格好でジャングルに入ったのですが、あっという間に足元はヒルだらけで靴下の上から血を吸いまくられました。日本から持ってきた虫除けスプレーは全く効かず指でヒルを剥がそうとしてもスリランカのヒルは吸盤が強くてなかなか取れなく、そうしてる間に指も血を吸われる始末でした。

※ スリランカはほとんどが仏教徒で仏教五戒の1つ不殺生戒があるため、蚊が寄って来ても手で払うだけで山はヒルなども駆除しないので異常繁殖しています。

ジャングルに入るときスリランカのガイドはナタで木を切らず手で避けながら歩く(普通はガイドが邪魔な木やトゲのある木などを切りながら歩きやすくする)ためトゲが顔に刺さったりして歩くのが困難で、材割りをしていても周辺の邪魔な木を切らないので通常の数倍時間がかかりました。

色々な倒木を割っていると倒木の下からオドントラビスの幼虫が出てきたので、カリナータか二グリータだと思いなんとか成虫を探したかったため夢中で土を掘りました。

【画像1】 倒木の下を必死に掘って繭玉で出てきた、ニグリータ(大図鑑で野外における珍品度★★★★★に指定されている)と思われる原歯形の蛹。

ジャングルの土の下は色々な根が入り混じっているのですがガイドは根も切らないので、私が土方並みの作業で広範囲に30cm程掘り下げると砂交じりの所から繭玉が出てきました。
私がガイドに「この中にPupaがいるんだ」と言うと、ガイドは繭玉を取り耳元でシャカシャカし始めたので「★になっちゃうからやめろ!」と取り上げました(笑)。繭玉を割ってみると原歯形の蛹でした。
その後は土砂降りの雨になってしまい足はヒルだらけで、それでも土を掘り繭玉を探しましたが結局1つだけでした。

※ オドントラビスの幼虫はたまに出てきますが、繭玉を出すのは採集レベル★★★★★です

サソリクワガタの幼虫を探すのに白枯れ材を割っていたのですがそれらしい幼虫が出てこなかったため、よく考えたらあの発達したアゴ(大図鑑参照)では材からの脱出が不可能なので柔らかい材だろうと考え直しました。むし社の土屋氏にも採集状況を報告したところ、ネブトの幼虫が入りそうな環境が怪しいという意見をいただきました。

次の日以降は色々な山で柔らかめの材を割ってみましたが、ネブトのような幼虫しか出てきませんでした。

※ 繭玉の蛹と幼虫は山の近くの秘密基地(13箇所目新設)に保管して今後の羽化を待ちます。

《追記》 帰国後に新大図鑑を見ると、蛹の原歯形のアゴは丸く湾曲しているのでニグリータの可能性が高い と思われます。 (次回に行った時、無事に羽化している事を願うばかりです)

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