トップ  >  最新採集結果  >  2012年1月10日〜27日 ミンダナオ島〜ルソン島

最初はルソン島中北部のヒラタ内歯下がりエリアに行く予定だったのですが、ルソン島のスタッフが全然連絡が取れず2日待っても応答が無かったため、ミンダナオ島にヒラタやパリーオオクワを探しに行く事にしました。

【画像1】 ミンダナオヒラタ60mm台(ウロから出したライブ写真)

ミンダナオ島は前回、大きなウロで大型のヒラタが(食痕から見て恐らく90mm以上)中に居ると思われるドロンがまだ健在だと現地スタッフから連絡があり、ウロから採り出す必殺方法を思いついたので、なんとか採り出してやろうと思いました。
それと以前、アゴの短いヒラタが採れた場所へリベンジしに行った際、橋が濁流で崩落していて辿り着けなかったので再びチャレンジする事にしました。

アゴ短のヒラタが採れた場所が遠いので、初めにアゴ短のポイントへ向かう事にしました。
ミンダナオはこの時期雨季のため雨の中バイクで1時間半かけて問題の橋に着くと、大きな橋は中間の部分が崩落したままでしたが、木材で無理やり補強してあってバイクや人だけが渡れるようになってました。そのまま渡って進み原生林の手前の橋が無い川で今度は水位が上昇していて全く渡れず、再び断念せざるを得ませんでした。

次の日、ウロの奥から見えないヒラタを採り出すための小道具(うち1つは日本から持参)を買い揃え『この方法ならば見えない個体を絶対採り出せる!』とワクワクしながら現場へ向かうと、なんと大きなウロのドロンが枯れてました。
「あー、何で枯れてんだよー!」と叫びながら木を確認しに行くと、人の手は加えられておらず(よく地主が邪魔な木を枯らすため皮を1周剥いでしまう)よく見るとヒラタがウロの周りをカジッて剥いだ食痕が上から下まであり、その影響で木が水分を吸い上げられず枯れてしまった事が分かりました。
(やっぱりオオヒラタは木を枯らす威力のある害虫)
スタッフに「おまえがこのドロンまだLive Treeだって言ったからヒラタ採るのに飛行機に乗ってわざわざ来たのに意味ねーじゃん!なんでLive Treeって言ったんだよ!どの木を見てLiveなんて言ったんだよ!」と少し怒ると(実際はめちゃくちゃ腹が立っていて頭を叩いてやりたい気分だったが、途上国で頭を叩くのは良くない事なので我慢した)、『あれ〜?』っていうような顔で返事はしませんでした。(とにかくフィリピンでは良くある事で、いい加減で責任感が全く無い)
仕方がないので周辺を探しましたが、元々ウロの開いているドロンはこの1本だけしかなかったので新たなウロの木は見つかりませんでした。

【画像2左】 ミンダナオ島産アトラスカブト(後付け撮影)

【画像3右】 ミンダナオ島産カタゾウムシ(二次林や原生林があればどこにでもいる)

次の日は以前にトラップを作った場所を見に行ったのですが全てドロンだけが切られ無くなっていたためダメでした(ドロンは木の質が柔らかく木材としては適さないのですぐに切られてしまう)

更に次の日は、新たなポイントを探すためバイクで山に入って行ける道をくまなく探して入って行きましたが見つかりませんでした。

その次の日は、以前にブルの木が沢山あった場所へ行き探すと、小さいウロに60mm台の♂だけが居て♀は居ませんでした。

ミンダナオパリーも採りたいと思って来たのにヒラタの♀すらも採れないため、かなり落ち込んでやる気を無くしたのでミンダナオは諦め気持ちを切り替えルソン島に行く事にしました。


ミンダナオ島 → ルソン島 

ルソン島に周囲の山からかけ離れている独立した山があり、独自の進化をした亜種が居る可能性があるのため、以前調査した事があるのですが再び調べる事にしました。

【画像4】  ルソン島〇〇州の独立した山で新しく見つけた木にいた、胸部は黒く上翅の赤い綺麗なヒメカブト。

以前この山を調査した時には他の山に比べてジャングルの中が乾燥していて、材割りをしても幼虫が出てこなくドロントラップを作って樹液が出てもタウルスすら採れませんでした。
2年半ぶりに山に入ると最高の条件の場所にドロンがありカミキリのウロが開いているにもかかわらず、いぜんタウルスが入ってなかったのでこの山はドルクスが居ないと思われます。

この山の木は他の山の木と少し違っているため、次の日は原生林周辺の木をチェックして周ると二次林の場所で初めて見る木(今まで目につかなかっただけの可能性もある)の枝にヒメカブトが樹皮を齧っているのを見つけました。
小型は普通のヒメカブトですが、胸角の伸びた大型は上翅が赤く胸角は黒い綺麗な個体でした。その後は原生林にも同じ木があり探しましたが、結局最初の1本でしか採れなかったため個体差なのかどうかは分かりませんでした。

【画像5】 立ち枯れの根元を掘り起こしたら出てきた小型クワガタの幼虫

【画像6】 ルソン島産亀吉の交尾(大した写真が撮れなく暇だったので、近くにいた亀吉を撮っただけ)

その次の日は材割りを徹底したのですが倒木が乾燥していてクワガタの幼虫が出てこないため、倒木の根を掘り起こせば湿り気があって幼虫がいるのではないかと思いつきました。
立ち枯れで状態の良い木を何本か倒し、根っこをほじくると遂に小さな幼虫が出てきました。しかしこの1本だけでその後は出てきませんでした。

次の日も別な場所で材割りをやってみましたが幼虫は全く出てきませんでした。

この幼虫はいつものように現地秘密基地に保管してきたので、見たこともないようなクワガタが羽化するのを祈るばかりです。(どうせピリピンネブトかヒメヒラタでしょうけど・・・)

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