トップ  >  最新採集結果  >  2013年5月14〜29日 パラワン

新月は過ぎてしまいましたがメタルハ・グリーンをパラワンのジャングルで試してみたかったので、雲が出るのを祈ってパラワン島に向かいました。

【画像1】 アーナウドネブト(クッチンの樹液で普通に採れた)

空港でライトを持ち込む際、国際線は問題なかったのですがフィリピン国内線では問題があり、大変でしたが必殺技で(お金)なんとかなりました。

以前は標高1000mでライトトラップのできる場所が見つからなかったので、今回は別ルートから登って1000m地点を目指す作戦にしました。

目標の場所まで行き役場に登山の許可を申請すると、危険だという理由で許可がでませんでした。

翌日、仕方なく別な村で申請すると、村スタッフ6人(村警察2人)を雇うことを条件に許可が出ました(結局お金)
パラワン南部はマラリアが多いので
(以前に説明済み)、最初はスタッフだけが登山してライトトラップの場所を探し、良い条件の場所が見つかれば私が後から登山する事にしました。

次の日、私の精鋭スタッフ2人と村スタッフ6人の計8人で発電機、安定器、日本から持ち込んだライトの傘、ガソリンと食料(米、缶詰など)5日分などを持ち、標高1000mを目指して向かわせました。
私はバイクでパラワン島最南部のトレスマリアスを調べに行きましたが、標高が低く岩山で原生林は伐採されてほとんど無かったので、スタッフからの連絡を待ちました。
夜、スタッフからメールがあり『標高650mでしかライトトラップの場所が見つからなかったので6時過ぎからライトを点灯させ12時過ぎまで待ったが、クワガタは1頭も飛んで来なかった』という内容だったので『明日は頑張って1000m以上でのライトトラップの場所を探してくれ!』と返信し、別なポイントが見つかることを期待しました。

次の日も私はバイクで南部の山を調べに行くと、最南端に小さな独立した山で原生林を見つけたのですが、道が全く見つからなかったので後でスタッフが戻って来てから調べる事にしました。
夜にスタッフからの連絡で『1000mを目指して登ったがライトトラップが出来そうな開けた場所は全く無かったので、前日とは違う700m地点でライトトラップを始めたが発電機が調子悪く何度も止まってしまい蛾しか飛んで来ない』という事でした。
発電機はパラワンで2年間使用せず保管してあったため、修理を考え翌日下山するように伝えました。

翌日、村に迎えに行くと、スタッフが下山途中にクッチンと思われる木のウロでアーナウドネブトをサンプルで(私のスタッフはルソンとミンダナオなのでパラワンのクワガタを知らないため)採って来ました。
村スタッフの数人は元々原住民のため、クワガタを見た事があるらしくウロにいるのと、葉に付いているという話をしていました。
発電機を持って街へ行き修理を相談したところ、発電機には問題が無く安定器とその間に使用していたAutomatic Voltage Regulator の2つ同時使用が原因だという事でした。そして、使うなら軽いほうのA・V・Rだけで十分だとアドバイスされました。

【画像2】 アラガール63mm(日本の川柳に似た新芽近くを噛み切って吸っている)

次の日、ライトを確認するためと葉に付いているクワガタの確認のため、私も覚悟を決めて(マラリア)山に登る事にしました。
葉に付いているのを最初に見たかったので案内してもらうと、渓流を延々とサンダルで滑りながら数時間歩いたため途中足がつってしまい、なんとか4時間かかって標高700mの渓流横のポイントに着きました。
渓流の横に生えていた川柳のような木の葉に付いているというので探すと、新芽の所にアラガールがいるのを見つけました。
「うわー、アラガール!」と興奮しながら慎重に木を揺らすと63mmの大歯形が採れました。
アラガールの採集を続けたかったのですが本来の目的がライトなので、ライトのポイントを目指しました。

【画像3】 1本のクッチンのウロから採り出したパラワンヒラタ(中央パラワン104mm 両アゴ欠け右前フセツ切れ) 

途中の崖の斜面に大きなクッチンでウロが開いてるのを見つけたので、村スタッフに登ってチェックしてもらうとパラワンヒラタの70mm台を採り出しました。
ウロが大きく中に大きいのがいるというので、私のスタッフが登り時間をかけて採り出すと、なんとアゴの欠けた104mmが採れました。
(その他90、70台3頭、♀4頭)

私は1999、2000年にパラワンヒラタを採集しましたがその時はドロンのトラップだったため、本来のパラワンヒラタは(アゴが長いので)柔らかい木でウロの開くパラワン島だけに生えている特殊な木にいるのだろうと考えていました。
しかし104mmが採れた木はフィリピンやインドネシアの各島の原生林に生える、ヒラタの大型が採れるクッチンだったので、その事に非常に驚きました。

※ 私は昔、ヒラタのアゴの形状(内歯上がり、下がりなども含む)は生息環境に反映されていると考えて、色々な島や地域で調査してきましたが、ほとんど関係ないという事が分かりました。(笑)

【画像4】 ライトに飛んで来て布に止まった瞬間、体を平べったく薄くして全く動かなくなった、忍者のようなカマ吉

その後ライトトラップの場所を探しましたが、結局標高700mmより上ではオープンポイントが全く無く、仕方なく700mの場所でライトトラップをする事にしました。
700mの場所から1000m位の原生林にライトが当たるようにメタルハをセットして、夕方6時にスタートしましたがやはり月が出ているせいか、蛾もあまり飛んで来ませんでした。
10時頃になって、もうダメかと思っていた時に私の足元を何かが歩いていたので捕まえると、インターメディアの♀でした。
その後も月が雲で隠れることは無く何も飛んで来る気配も感じなかったので、12時でライトを終了しました。

【画像5左】 唯一飛んで来たインターメディア♀(泣)

【画像6右】 クッチンを揺すって落ちてきたパラワンゼブラ51mm

翌早朝、パラワンヒラタを探すため周辺のクッチンを調べましたが92mm、他は木を揺らしてインターメディア多数、ゼブラ1♂しか採れませんでした。
雨も降ってきて止む気配も無く、ライトも結果がよくないので諦めて下山する事にしました。

次の日、私のスタッフとバイク2台でパラワン最南部の原生林を調べに行きましたが、前日の疲れが残っていたため周辺を軽く調べただけだったので何も採れませんでした。

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