トップ  >  最新採集結果  >  2013年6月4日〜25日 カリマンタン〜スマトラ採集

最初にカリマンタンでトラキクスやチュウホソアカを採集したいと思った時は、高い山が北部のマレーシア国境近くに集中しているためマレーシア産と個体差は無いだろうと考え、特徴の違いを求め中央や東部、南部を徹底して探しました。
しかし標高1000mまで行ける道が何処にも無く結局普通種しか採れなかったため、トラキクスやチュウホソアカの個体差は諦め妥協して、北部で標高1000mの場所を探す事にしました。
( 西エリアは現地の人の話で同じ環境だという事だったので行ってません)

※ 北カリマンタン州は無く、北部まで東カリマンタン州になる。
※  カリマンタン北部は湿地帯が多くマレーシアとの国境近くの山間部は道が全く無い。

【画像1左】 日本から飛行機5回乗り継いで辿り着いたカリマンタン北部の町(町の周辺は全て湿地帯)

【画像2右】 氾濫した川で朝霧の中、エンジンの4つ付いた船で戻るところ。

カリマンタン北部に原住民スタッフを連れて行こうとしたらID(身分証明書)が無かったため、ノーマルスタッフに送金してIDを作らせチケットを予約しました。するとチケット会社から連絡があり「名前がアルファベット3文字しか無いけど、本当の名前?名字は無いの?間違ってたら乗れないよ!」と何度も繰り返し聞かれ、原住民スタッフは名字は無く名前だけなので、笑いながら「はい」としか答えられませんでした。(馬鹿にして笑った訳ではなく、チケットのスタッフの焦り方が面白かった)

日本からメタルハグリーンと投光器を用意し、安定器は重いので前回パラワンで購入したAVRが軽くて安いため現地調達する事にしました。

カリマンタン北部を目指すため、途中空港でスタッフ2人と待ち合わせカリマンタン北部の街まで行きました。街で山までの道などを聞いて回りましたが誰も分からないという事でした。
カリマンタン北部は湿地帯が多く高い山はマレーシアとの国境近くで道が全く無いため、セスナを使って途中の街まで行けば4駆の車で山近くまで行けるだろうと考えました。

翌日セスナで途中の町まで行ってみると町半分が川の増水で冠水していて、おまけに山へ行く道などは全く無く歩いて3日掛かると言われてしまいました(泣)
この町に来るまでに私は飛行機5回、スタッフ2人は4回乗って来ているのが無駄になり絶望でしたが、新月に合わせてメタルハ・グリーンも持って来ていたので開き直って中央方面に戻る事にしました。  

翌々日朝、エンジン(ヤマハ)が4つ付いた舟に乗り、霧の中氾濫した川を恐ろしいスピードでジャンプをしながら下り3時間で海に出て、途中の空港のある町まで戻りました。そこからまた飛行機に乗ってバリックパパンまで行き、更に車をレンタルして中央カリマンタンに向かいました。

【画像3】 カリマンタン産カステルナウディーは♀もスマトラ産と違い前胸や上翅の色が違う。

その次の日、18時間かかって午前11時にカリマンタン中央に着きました(激疲)。2年前に発電機を地元スタッフの家に預けていたので行ってみると不在で居なかったため、その他の準備をして再び夕方行くと発電機は壊れていました。(よくある事で、だいたい預けておくと無くなっているか使われて壊れています)
その日は移動の疲れもあってライトトラップは諦めました。

翌朝、発電機とAVRを買ってメタルハにつないだのですが点灯しないので、宿の大きい発電機につないだら一瞬でメタルハのライトが破裂してしまいました(泣)
村に水銀灯も売ってないので、車をチャーターして2時間半掛かる町まで水銀灯を買いに行きました。
電気屋に行くと工事用のメタルハセットがセールで売っていてコードは別売りだったため、店主にコードも買うから最初につないでくれと頼むと、「ウチではできないから持って帰って自分でつなげ」と不自然な言い方で言うので『なんで電気屋なのにできないんだ?』と思いながら、予備で水銀灯も買い戻りました。
村に戻ってメタルハのケースを開けると、なんとケースの中に本来セットで内蔵されてある安定器だけが取り出されてあって使い物にならない中古品でした。「やられたー!だから店主は俺たちが地元じゃないと分かってて、持って帰って自分でやれって言って店では開けなかったんだー!」と叫びながら、「何でハッジのくせに人を騙すんだよー!」と、返品に戻ったら時間が無い事にも腹が立ち、原住民スタッフも「ぶん殴ってやる!」と連呼して治まりませんでした。
(電気屋店主はイスラム教の巡礼を受けたハッジと呼ばれる、一般者からは尊敬される立場の人間なため) 
結局その日は時間が無かったので、以前に山でプンクティペンニスの推定50mmアップをウロから採り出せなかったポイントにバイクで行きましたが伐採されてなくなってました。

次の日、ノーマルスタッフが、私と原住民スタッフがメタルハの返品に行ったらタダでは済まないという事で、代わりに宿主と一緒に返品しに行って、私と原住民スタッフは山に行って準備をしてくれという事になりました。(新月も過ぎて時間が無かったので店主の鉄拳制裁は諦めたが、時間があったら完全に半★しにしている)
私と原住民スタッフで山で準備をし、後からノーマルスタッフが返品して
(店主はトボケて分からなかったと言ってたらしい)別な店で新しいメタルハセットを買って来たので、やっとライトトラップができましたがカステルナウディー♀とモーレンカンプしか飛んで来ませんでした。

【画像4左】 カリマンタン産コノハムシ

【画像5右】 触覚で攻撃してきて、触角のトゲが硬く鋭くて痛いカミキリ

次の日、2年ぶりにフルストルファーを採った場所に行くと木が伸びていてライトトラップの邪魔だったので、伐採に時間がかかってしまい夕方になってしまいました。
ライトトラップを開始するとすぐさま雨が降ってきて、その後だんだん勢いが強くなって夜12時になっても止まなかったためボーズでした

【画像6】 ライトに集まったボーレンホーベン、カステルナウディー、モーレンカンプ(この他に布の上のほうにも5頭ほど来てたが集めてない)

その次の日、メタルハと水銀灯を東側と西側の別々な場所でライトトラップをするため、発電機をもう1つ借りてきて(1日1000円)準備をしました。
日中はヒラタのポイントに行くとウロのほとんどがどういう訳か乾いてヒラタが全くいなく、以前はあれだけ簡単に採れたヒラタが1頭も採れませんでした。
水銀灯はフルストルファーを採った場所で原生林を見下ろした東下向きに設置し、メタルハは約1キロ離れた場所で360度原生林が見渡せる場所に西斜め上向きに設置しました。
私は両方のポイントを4駆の車で行き来し、水銀灯のポイントにはオキピタリス♂、♀、カステル♀、不明ネブト♀、ミラビリス♀数頭、モーレンカンプ多数が 飛んで来て、メタルハのポイントにはボレンホーベン♀、カステル2♀、ミラビリス♀数頭、オキピタリス♀、モーレンカンプ多数が飛んで来ました。

【画像7左】 ライトに飛んで来たバイオリンムシ

【画像8右】 初めて飛んで来たカリマンタン産マンディブラリス♀

更に次の日、この日も日中は別なポイントでヒラタを探しましたが前日同様、ウロが乾いてヒラタがいませんでした。  
ライトトラップはフルストルファーを採った場所に絞って水銀灯とメタルハを同時セットした結果、マンディブラリス♀が初めて飛んで来て、ボーレンホーベン♀、ホラサビクワ♂、フォルケプス♀他普通種ばかりで、バイオリンムシが飛んで来たのは驚きました。
(以前バイオリンムシは夜、大木に生えた大きなキノコの裏側に数頭で密集してへばり付いているのを見た事があります)

【画像9】 ウロを拡大して採り出したプンクティペンニス41mm

また次の日、昼間の採集でやっとヒラタ75mmが採れ、他のウロではプンクティペンニス41mm、パラレルス48mmなどが採れました。
ライトトラップは場所を変えましたが、キクロ不明♀、オキピタリス、モーレンカンプしか飛んで来ませんでした。

その次の日は4駆の車で木材会社が伐採した原生林の林道をひたすら走り、クワガタの採れる木をチェックしまくりましたが何も採れなく、ライトトラップも雨が降ってきてしまい中止しました。 

その翌日、結局フルストルファーも採れなく月も大きくなってしまい心が折れたので、気持ちを切り替えてスマトラにヒラタを採りに行く事にしました。

翌朝、車で18時間かかってバリックパパンに着き、そのまま飛行機に乗ってスタッフ2人は乗り継ぎで帰り、私はジャカルタ経由でスマトラに向かいました。


中央カリマンタン(車) → 東カリマンタン → ジャカルタ → スマトラ

スマトラではシディカランやアチェ・マルプングなどで採集し、プロナス産の95.0mmが最大でした。(カリマンタンの説明が長くなったので省略)

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